一昨日の松本城ウォーク、ショートコース7kmを歩いたのだが、かなり脚にきて、この所の運動不足を思い知らされた。田舎に住むと、車で移動することが多くなり、公共交通+歩きが極端に減る。一、二年前は20km位歩いてもどうと言う事なかったのに。
今日はその反省で、松本城ウォークのロングコースの残りの部分をトレースしてみた。と言っても、最後の部分は省略したのだが、、、
深志高校の横から、午前中の日を浴びながら城山公園に登る。
紅葉と青空で、期待をしたのだが、先日訪れた安曇野、北アルプス一望の展望ポイントでは、朝霧が切れ切らずに、山は全く見えず。
紅葉は最盛期で、日の当たり方も良いのだが、残念。
アルプス公園を登りつめた所に、野外音楽堂がある。ここが、今年6月に訪れたタングルウッドのシェッドのように、小編成のクラッシックや軽音楽が聴ける設備になれば、すごく素敵だと思う。でもファンの層がそれほど厚くない地方都市のこと、キッセイホールや音文ホールだけて、精一杯で、ここを整備したり、小澤征爾記念フェスティバルの一会場にするなんてのは夢かもしれない。
アルプス公園を下り始めたら、霧が一瞬切れて、紅葉の木々の間から、真っ白な後立山がチラチラ見えるポイントがあった。白馬も行きたいね。
公園から岡田方向に下りましょう。
松本に暮らしていた18歳までの頃、何回も聞いた、塩倉なる地名。その中心、初めて来た、塩倉池。この辺り、標高は高いが、なだらかで、大きな溜池が幾つか点在している。
浅間温泉で、昼食を頂いて、一休みした後、車で向かったのは松本民芸館。
柳宗悦に触発され、丸山太郎氏が、収集した民芸品を展示する為、戦後まもなく開館した民芸館。生家から数百mなのに今だかって訪れたことがなかった。
窓の外には、私の生まれ育った土地が広がる。
松本の民芸品である手毬や、
松本のお神酒の口
そして、洗馬焼、
勿論、館内には信州のものばかりでなく、丸山太郎氏が美しいと感じた全世界の民芸品が飾られている。
これらをしっかり鑑賞するには、半日は必要ですね。
そして、最後に向かった先は、旧山辺学校。
先日見学した開智学校の数年後の1885年に建てられた擬洋風学校建築である。山辺村民の寄付で、開智学校の構造をほぼマネし、規模を小さく、飾りを少なくして建てられた学校だ。私はこの学校の一部が保育園として使われていた頃、ここで一年を過ごし、6年間はこの横の小学校に通った。
こんなに綺麗ではなく、薄汚れていたが、今から60数年前、ここで、給食後のお昼寝をした記憶のある教室。
今日も、松本城ウォークの追試で、10km近くを歩き、さらに、付いていた無料入場券を最大限利用して、松本の文化施設を回った一日。天気にも恵まれ、楽しい一日だった。
歩いたルートはこんな感じ。