今週末は雨で自転車に乗れないので、たまっていた幾つかの宿題を片付ける。
20年くらい前に買い、この数年使わずにいた、ホンダのデンタ、小型発電機、HIPPO EB550。(EM550でもほとんど同じ修理方法です) 新年になって点検のため動かそうとしたら、全然エンジンがかからない。燃料タンクの中を覗くと、錆と残っていたガソリン残滓が燃料タンクにこびり付いている。
まず、タンクを分解し穴に蓋をした後、錆取り剤と鎖をぶち込んでさんざん振り、一晩置く。水洗いすると、出るわ出るわ、錆と腐ったガソリン滓。タンクに繋がっていたホースは硬化してる、フィルターも駄目になっていたので、近所のバイク部品屋さんで、燃料ホースとフィルターをゲットし、キャブと繋ぐ。
キャブにもガソリン滓が溜まっているだろうからと、新しいガソリンを流し、フロート部分をフラッシング、さあこれで、綺麗になった。
組み立てなおし、起動してみるが、全然エンジンの掛かるそぶりさえない。点火プラグを外して火花を見れば、結構まともに火花飛んでいる。でもプラグは濡れていないし、だいいち排気がぜんぜんガソリンくさくない。
まいったなぁ~、これはキャブ分解かな、でもエンジンのキャブ分解なんて、もう30年近くやったことないしなぁ~。 そんな時はまずネットでと、ホンダのHPを見ても、取説はおろか、何も載っていない。第一キャブ付きのエンジンなんてもう無い、最近のエンジン発電機は燃料噴射なのね。
さらに調べると、あった! きちんとキャブの分解手順を写真付きで解説してくれている人が。
さらに、さらに、EM400のものですが、キャブ部分のもっと詳細な修理画像はこちらにもあり、
フムフム、肝はフロート室にあるメインジェットのφ0.4mmの穴の掃除ですね。
分解してみれば(頑張りすぎて写真なし)穴どころか、全体がガソリン滓で覆われていて、しばらくガソリンに漬けにした位じゃ溶けない。ブラシと針金で突っつき、穴開通。
さあ、これでどうだ、と起動してみると、お見事、一発起動して、電気もつきました。よかったよかった。
追記:一年後には東日本大震災とそれに続く停電が起きたが、すぐ動くホンダの
デンタのおかげで、安心して過ごすことができた。
7年後の2017年11月にも動作確認した時の記事。 きちんと動きます。
これで、地震、台風、そして北のミサイルで停電になっても、第一にプリウス
のDC⇒AC100V とHippoのおかげで、停電知らずでいられるはず。
あっ、ガソリンの備蓄も重要ね。
:9年後の2019-10/12、台風来襲の前にも点検して、一発起動した。