松本と塩尻を繋ぐ五千石街道と言うのが以前から気になっていた。今を去ること50数年前、諏訪から甲州街道~中山道~五千石街道を歩いて諏訪青陵高校の学生が深志高校に来るという交歓会があり、五千石街道を出迎えに向かった思い出があった。この道なら冬の街道歩きに良いのではないかと考えたのだ。ただ歩き始める前に自転車で下見をしておこうと、冬晴れの1/14中山道から分岐して五千石街道が始まる塩尻宿に来た。
街道沿いなので家構えの大きな家が沢山あり、その中には有名人の家も沢山あるのだが、その探索はまたの機会にして、、、淡々と走れば、五千石のバス停。
北アルプス、松本平を望む田園地帯を通り抜けて行く。
裏に全面結氷した「小池」その向こうの森が堀に囲まれた小笠原氏/小池氏の出城跡、そして向こうに常念岳。
ずーっと下って、百瀬の耳塚のけやき大木。
この辺りの地名の元になった百瀬陣屋。ここが五千石街道の目的地と言うか、この五千石の知行を統治していた陣屋。
隣り合う敷地の民家の門。凄い作りだ。
さぁて、五千石街道の概要はつかめたので、お昼にしましょう。コロナ警報も出ているので、つつましくコンビニランチ/山賊焼きチャーハンを正念寺の境内でいただく。
帰りは五千石街道から離れ、東山山麓/赤木山方面へ丘を登る。見晴らしと日当たりの良い斜面には弥生時代の横山城遺跡がある。
こんな田舎なのに、何人か散歩している。人の続く道を辿ると、赤木山の上にエプソンの事業所あり。松本平、北アルプスを一望のこんな場所なら、生産性もあがるのかもしれない。
松本から塩尻に移るにつれて、北アルプスの主役が常念岳から穂高連峰に代わって行く。
東山山麓を走る時は、長野道側道、田川沿いとか山麓線を走っていたのだが、五千石街道も味わい深く、走りやすい道だった。
青い線が五千石街道、赤い線が今日走った道、40km。地図をダブルクリックで走行記録へ。