既に3回移設された周波数変換機の説明に続いて、桃山発電所の説明。桃介は合理主義者ではあったが、発電所の外観にも気を使って、そこここにアールヌーボー調の装飾がある、、、、の説明の後、いよいよ見学。
先ずは寝覚発電所のすぐ下流にある取水口から。発電所建屋左下の石積みの構造物が取水ゲート。今日は雨の後なので、かなりの量の水があふれ、本流に放流されている。
取水口から数km下流に下り、いよいよ桃山発電所へ。対岸から発電所を眺める。
で、いよいよ普通は入れない発電所内へ。まず水圧鉄管の脇を数十m登る。約100年前の水圧鉄管は溶接ではなくリベット接続。太さも太く、近くからだと存在感がある。
調圧水槽には勢いよく水が流れ込んでいる。ここから毎秒19トン✖2台の水が80mの落差を流れ下り、水車を回す。
発電所内に降り、1万3千kWのFull出力で運転中の発電機を眺める。私だけ特別に発電機風洞の中を覗かせてもらった。
水車室は思ったりょり狭く、全景は撮影できない。
電動化された入口弁なども眺めてから、屋外へ。
アールヌーボー調の発電所建屋の横に、雨で激しく流れる木曽川本流。
関電では上松町と共同で地域住民の理解を深める為、毎年幾つかの発電所見学を行っているとのこと。機会があればまた来てみようと思わせる企画であった。