信州では、うどんやそばなど麺類を総称して
「ざざ」「おざざ」「おざんざ」と呼んでいました。
それが商品名になり 乾麺として大北地区(大町市以北)で販売されています。
実はこの「おざんざ」には納豆のネバネバが使われているんです
塩をいっさい使わず、小麦粉、納豆の糸、地卵、
こだわりの原料をねりこんで作ってあります。
乾麺とは思えないなめらかさと
こしの強い仕上がりになっています。
ゆでて冷やすとほとんど納豆のニオイがなくなるので
納豆の苦手な 方でも、美味しくお召しあがりいただけます。
二日酔いなど食欲のないとき、納豆酵素入りのこの麺は、とくにおいしく感じます。
塩が入っていないので 食事に気を使うご病気の方
お子様の離乳食などにも利用し易いです。
納豆のネバネバの正体は
ポリグルタミン酸という果糖が繋がったものの混合物であり、
ようするにアミノ酸旨味成分です。
「納豆はたくさんかき混ぜた方がおいしくなる」と言われ、
納豆を混ぜる専用のお箸なども販売されていますね。
どうやらかき混ぜると、
ネバネバ糸の正体であるポリグルタミン酸がちぎれて、
旨味成分であるグルタミン酸が一部遊離して、
旨味を増すからのようです。
その旨味成分を麺を捏ねるときに混ぜているのですから
美味しいわけです
独特のネバネバ成分には、骨を強くする働きもあります。
骨や歯を丈夫にするには、カルシウムを多く摂ることが大切ですが、
ただ摂るだけでは、そのまま排泄されてしまいます。
このポリグルタミン酸が、腸からのカルシウムやミネラルの吸収を促進することが
1988年味の素株式会社の研究でわかったそうです。
ようするにカルシウムの接着剤になってくれる物質のようです。
この地域でしか食べられない「おざんざ」を食べて
骨粗鬆症の予防も一緒にしてしまいましょう
おざんざを提供して下さるお店は
白馬村では白馬五竜エスカルプラザ内レストラン
大出の吊りはし傍のかっぱ亭
温泉 十郎の湯の食事処など・・・
大町市では わちがいさんです。
もちろん考案者のいらっしゃる
「大町温泉郷 あずみの河昌」さんでもいただけると思います。
ただし宿泊者だけかも?
話しは変わりますが、今月のJr.アスリートフードマイスター コラム
「ウィンタースポーツと食事学」は
バンクーバーオリンピック スキークロス出場の福島のり子選手
伺ったお話しは骨折のときに食べた物は?
「納豆」だったそうです
近々アップされると思いますので
ぜひ 読んで見てください
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