そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

抜け殻の展覧会

2010年08月20日 | 昆虫&生き物
あちこちの木や草にしがみついて、必死で抜け出したセミ。 目の部分って、当たり前ですがこんなに透き通ってるんですよ。

たまに、みんなが気に入る枝があるようです。

かなり大きな木なのですが、この枝にだけ抜け殻が集中しています!


これは草むらの中などで、皆さんも見たことがるでしょう?

バッタの仲間です。


よく似ているけれど、これは?

たぶんカマキリ。
このスタイルで抜け出したわけではなくて、抜け殻になってから落ちてきたのでしょうね?




こちらはカメムシの仲間です。


手のひらに乗せているのは、草のなかに落ちていたのを拾いました。



これはクモ。




そしてトンボ(ギンヤンマかな?)




これは何か解りますか?

ユリノキの葉裏にくっついています。
ツマグロヨコバイでしょうか?

抜け出したばかりのが、側に止まっていますね。

抜け殻を大きくしてみましょう。(厳密には違う種類かも?)




最後にこれを抜け殻と呼んでいいのかどうか?

ツマグロヒョウモンというチョウの羽化した後の殻なんですが・・・

ツマグロヒョウモンは、こんなチョウです。

向かって左がメス、右がオスです。
夏の初めから秋の初めまで飛んでいるので、見かけることがあると思います。


抜け殻の展覧会、とりあえずこの辺で。

しかしまあ、チョウ以外は抜け出した後の殻は芸術作品といってもいいくらい精密なものですね!
脚や触角の一本一本まで、見事に抜けているじゃありませんか。

でもねえ、中には抜け出し損ねて、脚を一本なくしたりすることもあるようです。
生きていくのは、大変ですね。




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コメント (16)
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