暖かな日溜りで、じっと止まっているアキアカネ。
「今ごろまだこうしてるのは、越冬するの?」
「いいやこの種類は越冬はしないよ」
「じゃあ、今度寒くなったら、死んでしまうの?」
「うん、そうさ」
「・・・・かわいそうだね」
「どうして? 途中で他の生き物に食べられたり、子どもに採られたりせずに、命をいっぱいまで生き切ったんだから、さぞかし満足してると思うよ」
息子とそんな言葉を交わしながら見つめていると、目玉をクルクルっと動かして首をかしげていました。
ふと足元を見ると、
「ん? これ何??」
「あ、フユノハナワラビだわ!」
「なに、それ?」
「羊歯の仲間で、秋に葉っぱが出てきて、初冬のころにこうして胞子葉をのばすのよ。春になると姿が見えなくなるの」
「枯れちゃうの?」
「彼岸花みたいにね、葉っぱが枯れて土の中で眠るの」
「越冬じゃなくて、春夏篭りするんだね」
・・・・・ある日の母子の会話でした。
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「今ごろまだこうしてるのは、越冬するの?」
「いいやこの種類は越冬はしないよ」
「じゃあ、今度寒くなったら、死んでしまうの?」
「うん、そうさ」
「・・・・かわいそうだね」
「どうして? 途中で他の生き物に食べられたり、子どもに採られたりせずに、命をいっぱいまで生き切ったんだから、さぞかし満足してると思うよ」
息子とそんな言葉を交わしながら見つめていると、目玉をクルクルっと動かして首をかしげていました。
ふと足元を見ると、
「ん? これ何??」
「あ、フユノハナワラビだわ!」
「なに、それ?」
「羊歯の仲間で、秋に葉っぱが出てきて、初冬のころにこうして胞子葉をのばすのよ。春になると姿が見えなくなるの」
「枯れちゃうの?」
「彼岸花みたいにね、葉っぱが枯れて土の中で眠るの」
「越冬じゃなくて、春夏篭りするんだね」
・・・・・ある日の母子の会話でした。
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