そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

大きな樹

2010年12月06日 | 12~2月の草木
久しぶりに、大阪市立大学理学部付属植物園へ行って来ました。

ここには、見上げるような大きな樹がたくさんあります。

このモミジも見事な枝振りでしょう?

どれくらい大きいかというと。。。

これは私の息子で、身長が174センチです。
樹から少し離れているので、正しい比較ではありませんが、目安にはなると思います。

横にあるのは、私が乗せてもらう携帯用の車椅子です。



これはユリノキ。
この樹がどんなに大きいかというと・・・

緑色で囲んである中に立っているのが、私です!

息子が「樹が全部見えるところまで離れて見たら、母ちゃんがちっちゃくて面白いよ!」と言うので、写してもらいました(笑)
私の身長は160センチですから、これはほんとに大きいでしょう?


もうすっかり葉が落ちて、さく果(花の後の果実に相当する部分で、中にタネが入っています)ばかりが枝に残っています。
こんな感じのモノなんです。


ほら、見上げれば、こんなふうに、いっぱい。




そしてイチョウですが、

この落ち葉の様子を見てくださると、どれくらい大きいが想像出来るでしょう?



日ごろはマクロな世界に遊ぶことが多いので、こんな大きな樹の側へ行くと、とても元気がもらえました。

みんな、もう何十年も、もしかすと百年以上も生きてきたのでしょうねえ?
お話ができたら、どんなに楽しいでしょう・・・・




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タコが造る貝/アオイガイ

2010年12月03日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
ブログのお友達が、海岸で拾ったとのことで、送ってくれました。
初めて見る不思議なものに、私は眼をパチクリ・・・

いったいこれは、なんという貝?


調べてみると、
これはタコが造った貝で、アオイガイというそうです。

世界各国の温暖な海に漂って暮らしているそうで、珍しいものではないと書いてありますが、珍しいですよネエ?
漂いながらカメガイなどを食べているらしいので、チリモンの敵です!!(笑)


これはもう大人の大きさみたい。
こんな感じです。



先の曲がりこんでいる部分。



ペッタンコではなくて、少しマチが入っています。


きれいな不思議な形でしょう?

雌のタコが、自分の体の一番前の手の先から液をだして、この貝を作るらしいのですが、誠に神秘的ですね!!

何のために、そんな大変な努力をするのか?

カイダコは海の中を漂って暮らしているので、普通のタコのように岩穴に入って卵を産み付けるということが出来ません。
だから、自分で貝殻を作って、その中で産卵するのだそうです。
感動!!

さすがに、普通の貝殻よりはかなり薄めです。
こんなのが壊れずに海岸に打ち寄せられてるなんて・・・

メスはこの中に入る程度の大きさですが、オスは雌の20分の一の大きさなんですって。
広い海の中で、メスとオスがよく出会えるものと、学者さんも首をひねっておられます。


アオイガイという名前の由来
殻を二つ、向かい合わせに並べると、葵の葉(徳川家の家紋を思い出してください)のような形になるところから、ついた名前だそうです。


タコとは言っても体型は、普通のタコとはちょっと違っています。
そのタコが入っている写真や、アオイガイについては
水生生物雑記帳の中のこちらに詳しいです。
興味のある方は、見せていただいてください。




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晩秋の田んぼの畦に咲く花たち

2010年12月01日 | 9~11月の草木
田んぼの畦を歩いていても、もうおおかたの植物は枯れ葉ばかりが目立ちます。
そんな中に、ひっそりと、まだ花を付けているものがありました。


これはタカサブロウという植物です。

葉の様子からみるとモトタカザブロウという種類かとも思うのですが、自信はありません。
アメリカタカサブロウは、もっと葉が細いですよね?
アメリカ・・・のほうは熱帯アメリカ原産の外来種です。

左側の緑色の塊が実です。

図鑑を見ると(『街でよく見かける雑草や野草が、よ~くわかる本』岩槻秀明著・秀和システム)実が熟してタネが出来た時に調べると、「モトかアメリカか」がハッキリするのだそうです。
タネの周りにヒレの付いているのがタカサブロウと、書いてありました。

面白い名前ですが、由来は不明とか。



これはハキダメギクです。


これも熱帯アメリカの原産で、雑草と呼ばれるものですが、私は好きです♪
花びらの様子が変わっているので、一度見たら忘れません。

昔、居場所に似合わぬ清楚な佳人のことを「掃き溜めの鶴」といいましたが、この花も、「掃き溜めの菊」という名前のように、とっても可愛いと思うのですが、いかがでしょう?

タネもいたって小さいですがきれいな形をしています。




冷たい風に吹かれながら、こんな花を見つけてうれしくなっていたら、日溜りにはこんなのが!

なんだか春に見るホトケノザとは色や形が違うような??
色がとても濃い感じです。

花も、いじめっ子みたいな怖い顔してる、、、
でも上下をひっくり返せばウサギさんの顔になりますものね



田んぼからの帰り道、通りすがりにこんな木がありました。

ハゼノキの古木かしら?

小さな枝が出て、いい色に紅葉しています。
それにしても、ずいぶん年期の入っている幹のようですね!



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