![](https://yaplog.jp/cv/chikaty/img/436/img20070721_p.jpg)
今日のジャケ画は
The Kinks 「Everybody's In Show Biz」
2枚組となった72年発表作品、
邦題「この世はすべてショー・ビジネス」。
前作「マスウェル・ヒルビリーズ」では
アメリカのルーツロックをベースにしたシンプルなサウンドでしたが
今回はというと、ホーンセクションもところどころで取り入れて
コーラス隊もバッチリ配備、大所帯となったキンクス劇団(失礼!)の
まるで(良い意味で)飲み屋に居るバンドのような雰囲気になりました!
コレ聴いてると何故かムショーにお酒が飲みたくなってくるワタシです(^^ゞ
マスウェルのときもそう思ったんだけれど
こっちのほうがより一層、ゆるゆる感が絶妙です♪(←良い意味でね♪)
ヴィレッジグリーン以降、彼らは(というかレイ・デイヴィスは)、
コンセプトアルバムにとりつかれ、
70年代後半アリスタへの移籍までそれが続くことになるんですが
本作もやっぱりコンセプトアルバムとなりました。
タイトルからお察しの通り、ショービジネス界に大しての皮肉を絡めつつ
彼らキンクス自身とも取れるバンドのいろいろな気持ちを描いています。
楽しい曲有り、切ない曲有りの、盛りだくさんの内容です。
レイの歌い方もおどけてみたような歌い方もあったりしてとにかく楽しいです♪
また2枚組のもう一枚のほうはというとライヴ盤となっています。
(CDではそのまま1枚にまとめられてます)
これもまた良い意味でルージーで
大らかな雰囲気のライヴ盤となっててグーです♪
このRCA時代の作品はコンセプトだらけですが
サウンドのほうも楽しい気分にさせてくれる
エンターテイメント的な内容の作品が多いと思います。
レイのサービス精神(?)によって、とことんまで楽しませてくれる作品です。