よい日が続く、今日は上州名物の空っ風も無く体感的には小春日和だ。気が付いてみるともう七草になっていた、早いものである。
庭の土も郊外の畦道も霜柱に持ち上げられて柔らかに為っている、密生するナズナと花咲く雑草人の通ったところは堅いが、ナーアルホド、これで昔(俺様が子供の頃)おじさんおばさんが腰の後ろに手を組んで寒いなか麦踏をしていたわけだ。
この正月は朝から新聞をよく読み更にpcのニュースまでもよく読んでものだ、特に世界の経済や日本の政治や経済はいくら読んでも飽きない、こんな正月も珍しい、特に社会面では日比谷公園の派遣村には、npo の皆さんや善意で集まったボランテアの皆さんの努力で桝添さんまで動かせた,厚労省がこれほど早く行動したとはまさに前代未聞の出来事だったろう、桝添さんだったからな?。
また暇なので読書もよくやった、暮れの二十七日に手帳を買いに行ったついでにphp新書の(日本人としてこれだけは知っておきたいこと)中西輝政著、(総理の辞め方)本間雅俊著、朝日新書(ロストジェネレーションの逆襲)朝日新聞ロスジェネ取材班著を買ってきてあったのを読んでしまった。
それぞれみな面白いし考えさせるものばかりであった、(日本人として)は天皇家のあり方は常に祭祀の生活で統治は現在はしていない、戦前でも統治はしても君臨はしていなかった、内閣や大本営の面々が輔弼していて政治がされ、非常に民主的で昭和天皇が独りで決めたことは(ポツダム宣言の受諾)だけだったとの事。
(ロストジェネレーション)はかって失われた十年と言われて頃に社会に巣立った若者たちの生き様を同年代の記者が草の根取材したドキュメントである。我々のように敗戦後の十年以内に世に出た者はよく分る、ただあの時は日本其の物が貧乏だった、今は格差が非常に大きく目に余るものがある、この格差はバブルの跡形付けとして行われた構造改革の行き過ぎの産物だ。早急に正さなければ為らない大きな問題である。