大変な事となった、三月十一日午後二時四十六分居間に居たがグラグラと揺れて立つことが大変で動けない、我が家では佛壇の位牌堂と線香立が飛び出し壊れ、棚の飾り皿や楯置物などが落ちてきたり、柱時計が落ちたり茶箪笥やサイドボードの中の人形や置物が中で倒れるなど、被害甚大であった、幸い瓦が落ちるような事は無さそうなのが救いである。
「震源は何処だ」とテレビをつけて驚いた、東北地方に地震があり、各地の揺れ状況や震度と津波の発生を真剣に知らせているではないか、東北の地震で此処がこんなに揺れるとは相当に大きな地震だな、と思っていると、次々に各地からの情報が放映され、さらにヘリコプターが取材を始めて宮城、福島、岩手の海岸線を飛んでいて、大きな漁港の市場に水が入り始めると、見る見る水位が上がり係留中の漁船が動き出し岸壁に当たり流されて行く、次の画面は川を津波がさかのぼると同時に畑や田圃を家や材木や家財を巻き込んだ津波がグングン進みビニールハウスやガラスのハウスさらにはあらゆる建物(コンクリイートは残るが)を飲み込んで行くではないか、何と恐ろしい光景だ。
首都圏では建物から避難ひとした人たちの群れが道路や公園にたむろし、帰宅時間となると動かない共公交通機関の駅やターミナルに集まり途方にくれている。
我々国民は報道される画面などで知るだけだが、これでは被害は北海道や関東にまで及び大変な事になる、人命にもおよびその総額は何兆円に成るだろう。
今まで国家の将来や国民の生活、国防や外交など真剣に討議してきたように見えない、昨日は政府与党と野党各党はようやく話し合いの道を開き、本格的にこの大震災の対処方法を協議したようだ、そしてこの大震災の事後処理の為、協調して事に当たるようだ。
「当ったりめいよ」、と言いたい。
これからどの政党が一番国家国民の為になるかよく見極めよう。