北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

18.6.29 ライトトラップ ヘリグロエダシャクなど

2018年09月12日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
近場の林縁でライトトラップをしました。
ここはヒメシジミやギンイチモンジセセリがよく見られる草原があり、蛾ではヒメキイロヨトウやクロオオモンエダシャクを確認した場所です。(6月29日 北広島市西の里)

☆この場所でのライトトラップや散策など
4月14日 ライトトラップ
8月1日 ライトトラップ もうヨシヨトウが出てきた
8月7日 ライトトラップ&外灯回り フタヤマエダシャクなど(前半のみ)
8月21日 ライトトラップ スジキノコヨトウなど
カバイロシジミを探して…


条件のいい日なので蛾の飛来がよかったです。


オオモクメシャチホコ Cerura erminea (Esper, 1783)
モクメシャチホコか本種かどちらが来るかの傾向はわかりません。



タデキリガ(タデコヤガ) Pseudeustrotia candidula (Denis & Schiffermüller, 1775)
美味しそうなクッキーバニラの様な蛾。



シラクモアツバ Bomolocha zilla (Butler, 1879)
多い蛾。



キグチヨトウ Phlogophora beatrix Butler, 1878とゴマケンモン Moma alpium (Osbeck, 1778)(ピンボケ)
キグチヨトウは2頭飛来しました。



キクビゴマケンモン Moma kolthoffi (Bryk, 1948)



キアシシロナミシャク Xanthorhoe abraxina (Butler, 1879)
ボロボロ個体ばかりだったのでやっとまともな個体を撮れました。



ミヤマクワガタ
クワガタは森があればだいたい何処にでもいるので探してみてください。



ネグロトガリバ Mimopsestis basalis (Wileman, 1911)
内・外横線の間の黒点付近に3つイボのように盛り上がっているのが気になります。



センモンヤガ Agrotis exclamationis (Linnaeus, 1758)
滲んだような紋に色合いが美しいモンヤガ。



クロシモフリアツバ Atuntsea kogii (Sugi, 1977)
初見。
どうしてもキノコヨトウの仲間に見えてしまうカギアツバの仲間。



別個体
2頭飛来しました。



カバイロアシナガコガネ
光に来たのは2度目だったっけ?



キクビヒメヨトウ Prometopus flavicollis (Leech, 1889)



ホシナカグロモクメシャチホコ Furcula bicuspis (Borkhausen, 1790)



カギアツバ Laspeyria flexula (Denis & Schiffermüller, 1775)
カギアツバ亜科のカギアツバ。
なのに国内では北海道にしか分布していない。



ヘリグロエダシャク Bupalus vestalis Staudinger, 1897
最後の最後に飛来したのは前から見たかった昼行性を持つエダシャク。
翅の表面は見せてはくれませんでした。

・今回確認した初見or目ぼしい蛾(頭数表記がないものは一頭のみの確認)
クロシモフリアツバ 2 初見
ヘリグロエダシャク 初見 昼行性で走光性もあり

ヘリグロエダシャクが大きな成果です。
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