北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

19.4.16 糖蜜 ミスジキリガ

2019年05月22日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
小樽のカシワ林でミスジキリガを狙い糖蜜トラップを行いました。(2019年4月16日)

糖蜜見回り開始時18:45 気温10.2℃(デジタル温度計)
終了時20:20 気温7.9℃(デジタル温度計)


18:59 ミスジキリガ
さっそく来てます。
惜しい状態。


19:10 ミスジキリガ
こちらも惜しいなぁ~


19:24
7種類のキリガが写っています。


その中にミスジキリガがいました。
この個体は色褪せもありますね。



19:29



20:04 ミヤマカバキリガ



20:14 ブナキリガ
羽化不全だし環・腎状紋もいろいろ突っ込みどころのある個体。
この時間くらいから糖蜜での蛾の飛来が悪くなった。



20:27 チャイロキリガ(左) ホソバキリガ



20:35 ライトにはシロフフユエダシャクばかり



20:36 帯の太いシロフフユエダシャク

・糖蜜トラップで確認した蛾
ホシオビキリガ 非常に多い
テンスジキリガ
ミヤマオビキリガ
フサヒゲオビキリガ 多い
ミスジキリガ 3
エゾミツボシキリガ
ハンノキリガ 10前後
カシワキボシキリガ 1
モンハイイロキリガ 3
スモモキリガ
ブナキリガ 非常に多い
ホソバキリガ 多い
ミヤマカバキリガ 1
チャイロキリガ 3
スギタニキリガ
ハガタキリバ 2

マユミトガリバ 2

・ライトトラップで確認した蛾
ホソバキリガ 2
ブナキリガ 1
カバキリガ 2
シロフフユエダシャク 多い
ウスベニスジナミシャク
チャオビコバネナミシャク
カバナミシャクの一種

この日は晴れて月齢も悪かったはずですが、じめじめしていて気温も高かったため蛾の飛来が顕著でした。
しかしミスジキリガは3頭とも状態があまりよくなく、フサヒゲオビキリガも飛び古したような個体が目立った。
数日前も条件の良い日が続いたので、目一杯活動し擦れたのだと思います。
状態のいいミスジキリガは来シーズンに持ち越しです。
カバキリガが何故か糖蜜には飛来せず。これがこの日一番の謎でした。
去年(2018年)4月24日に行ったときはライトにアトジロキリガ1頭のみ。(出始め)
アトジロはやはりまだ先の話ですね。
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19.4.14 ヒダカミツボシ飛来せず

2019年05月17日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
実は今年2度目のチャレンジです。
1度目はあまりにも寒すぎてホシオビキリガ1頭のみ。
今回もヒダカミツボシを狙いましたがだめでした。(2019年4月14日 新冠町)

気温7時で7〜8度。(デジタル温度計)
糖蜜とライトで狙いました。


カシワキボシキリガ 18:50



カワゲラの一種 19:12
糖蜜にはこのカワゲラも訪れる。



カタハリキリガ 19:29



エゾミツボシキリガとイチゴキリガ 19:31
このエゾミツボシには一瞬ドキッとさせられた。
ヒダカミツボシがとれたときはこんな鼓動が訪れるのかと疑似体験してしまいました。



ヒグマの爪痕
・この日糖蜜トラップで確認した蛾(頭数表記のないものは3頭以上飛来した種)
ホシオビキリガ
エゾミツボシキリガ
イチゴキリガ1
カタハリキリガ 6 (前翅後側が広く黒化するタイプも確認)
ナカグロホソキリガ1
カシワキボシキリガ1
カバキリガ 3
スモモキリガ
スギタニキリガ

心なしかエゾミツボシキリガは小型の個体が多いように感じました。
この飛来数じゃヒダカミツボシを落とすにはあまりにも心もとない。
色々話を聞くと日帰りではなく泊まり込みで狙うくらいしないといけないレベルの難関種だと痛感した。

・ライトトラップにて確認した蛾(頭数表記のないものは3頭以上飛来した種)
ゴマダラキリガ1
カバキリガ
スギタニキリガ
ヒゲマダラエダシャク1
ウスベニスジナミシャク(緑色タイプのみ)
チャオビコバネナミシャク
カバナミシャクの一種

ライト近くまで来るがなかなか地面に降りてはくれません。
そもそもライトに誘引される数自体少なかった。

その他
6時過ぎに川でカワガラスを頻繁に見かけた。
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19.4.13 アズサキリガを狙う

2019年05月10日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
アズサキリガを狙いにライトトラップと糖蜜トラップを実施しました。(2019年4月13日 石狩管内)
iPhoneでは7時の気温は10度。
しかし9時(撤収時)の気温は自家用車に付いている温度計で3度(自家用車の温度計は1、2度高く表示される傾向)でした。


ホシオビキリガ 19:04



モンハイイロキリガ 19:30



カバキリガ 19:36



スギタニキリガ 19:58

・今回確認した蛾類(2019年4月13日 石狩管内 頭数表記のないものは3頭以上確認)
ホシオビキリガ 糖蜜
テンスジキリガ 糖蜜 ライト
ミヤマオビキリガ 糖蜜
エゾミツボシキリガ 糖蜜 ライト1
モンハイイロキリガ 糖蜜5
カタハリキリガ ライト1 ボロ
ホソバキリガ ライト 糖蜜
スギタニキリガ ライト 糖蜜
スモモキリガ ライト1 糖蜜5?
カバキリガ ライト7 糖蜜3
カギモンヤガ ライト1

オカモトトゲエダシャクライト1
ウスベニスジナミシャク ライト複数個体 緑タイプのみ
チャオビコバネナミシャク ライト
クロオビシロナミシャク ライト

ハマキガ類
キバガ類

・その他生き物
ベニマシコ♂ 6時半頃 笹薮にて 3羽はいたかもしれない
ヤマシギ 夕方 ディスプレイフライト
オシドリ 鳴きながら上空通過
マガモ? 鳴きながら上空通過
エゾフクロウ 鳴き声

エゾヤチネズミ 水辺沿い

今年初のアズサチャレンジは失敗でした。
マツキリガも飛来せず。
最盛期はまだ先だと思うので今年こそはその姿をカメラに収めたいです。
ちなみにカシワキリガは出てないと思われます。
ベニマシコは渡りの途中なのかもしれません。
ヤマシギのディスプレイフライトは春の訪れを感じさせてくれます。

数日後同じ場所でまた実施しましたが、また失敗。
見られた蛾も殆ど同じ種でした。
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19.4.8 糖蜜トラップ ウスミミモンキリガ

2019年05月03日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
毎春お馴染みの近所の雑木林で糖蜜トラップを行いました。
今日の目的はキリガの時期の進み具合を把握する、あわよくばアヤモクメキリガかウスアオキリガを撮ることです。
糖蜜は昨日(シーズン1発目ヒダカミツボシを生いましたがボーズ)の余りを何も加えずにそのまま使用しました。(2019年4月8日 札幌市厚別区)


やはり去年秋の台風の影響でカラマツを中心に沢山の木々が倒れています。
こうなるとモモンガなどは住処の確保に苦労しそうですね。
因みに林床の状況は北側の斜面は長靴がないと少し埋まるくらいまだ雪が残っていました。



エゾミツボシキリガ 18:57
18:50くらいからキリガがちょっとずつ糖蜜に集まりだしました。
それまではホシオビキリガが一頭のみだったので、このくらいの時間から動き出すのですね。



スギタニキリガ 19:08
2枚写真を撮るとすぐに落下。
そのまま数分間じっとしていました。
この蛾が出たということはシベチャキリガの時期突入?
早めですね。



キバラモクメキリガ 19:14
いつ糖蜜をやっても一本の木に1頭、多くて2頭。
うまく分散している印象です。



スモモキリガ 19:27
スモモキリガは大好きなキリガなのでシーズン初認時はいつも50回くらいシャッターを切ってしまいます。



ホソバキリガ 19:38



ホシオビキリガ 19:55
こちらの気配に気づくと落下して動かなかったスギタニキリガに比べ、成虫越冬キリガの本種やエゾミツボシは飛び去ってしまうことがありました。



ウスミミモンキリガ 19:56
早春の目標種なのでこの飛来は嬉しい誤算です。
ここにもいるのですね。
越冬明けにしては状態のいい個体でした。




・この日糖蜜トラップで確認した蛾(2019年4月8日 札幌市厚別区)
ホシオビキリガ 15ほど
エゾミツボシキリガ 6
キバラモクメキリガ 5
ウスミミモンキリガ 1 初見
ホソバキリガ 3
スモモキリガ 1
スギタニキリガ 1

ウラベニヒラタマルハキバガ 1

寒いためか蛾の集まりが悪いです。
ミヤマオビキリガはいいとして、この時期いつも沢山飛来するテンスジキリガの飛来が無かったのは不思議でなりませんでした。
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