北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

ライトトラップバージョンアップ!

2017年08月19日 | 昆虫の飼育やお話など



今年の晩春くらいから今まで使っていた「HIDハンディライト」に「水銀灯」を取り入れ光量アップを図りました。
水銀灯で遠くを照らしHIDハンディライトで白幕を照らします。
まだブラックライトはないので来年までには買おうと思います。
蛾の撮影前提なので白布を主体として試行錯誤を繰り返していけたらと思います。

あとカメラも変えました。
今までRICOHのCXシリーズ(数年前に絶版)を使ってましたが、壊れてしまったので新機種を買いました。
最近出たばかりのOLYMPUSの「TG-5」です。
アウトドア向きでマクロ撮影に向いていて、衝撃や水にも強くコンパクトなのでガンガン使っていこうと思います。


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コガラとハシブトガラを比較

2015年12月06日 | 昆虫の飼育やお話など
コガラとハシブトガラは似ていて苫小牧にいた時はよく混成していて悩みました。
僕のブログを「コガラ ハシブトガラ」で検索をかけられる方が多いのでこの際2種をまとめて載せてみました。(この記事に載せているコガラの写真はすべて苫小牧研究林で撮影したものです。)

3年前の記事
ハシブトガラ?コガラ?
今見ると普通にハシブトガラですね。


コガラとハシブトガラの全体像


コガラ


コガラ


コガラ




ハシブトガラ 札幌市厚別区


ハシブトガラ 札幌市厚別区





それぞれの識別点(コ=コガラの特徴 ハ=ハシブトガラの特徴)

・嘴
コ:細く直線的で、会合線が白っぽく見えない
ハ:嘴が太めで、会合線が白い 


・頭部から喉にかけての黒い部分の光沢
コ:ない
ハ:ある


・次列風切外縁の白色 大雨覆いのストライプ
コ:ハシブトガラより目立つ、明瞭
ハ:コガラより目立たない、見えない


・足 指先の鱗
コ:細目、ささくれ立って見えない
ハ:太め、ささくれ立って見える


・尾羽
コ:円尾
ハ:角尾

他ハシブトガラには上嘴基部に小さな三角形の白色部があるそうです。
最も重視されるべき識別点は嘴で基本的にここを見るといいそうです。

冬場バードウォッチャーに出会うと、「西岡にはコガラがいない」だとか、「ここら辺(厚別区)では見たことない(コガラを)」と聞いたことがあります。
居ないわけではないと思いますが僕もこれはコガラといえる個体を札幌では見たことがありません。
苫小牧研究林ではコガラもハシブトガラも多く観察でき、そこで改めてコガラの嘴を観察しました。


嘴、頭部から喉にかけての黒い部分の光沢


コガラ


ハシブトガラ

頭部全体がドアップなので識別点2点を一緒に見てみます。

コガラ   :嘴が細く直線的で、会合線が白っぽく見えない。頭部の黒色部の光沢も感じられない。
ハシブトガラ:嘴が太めで、会合線が白い。頭部の黒色部の光沢が強い。
写真を見る限りまさに解説の通りですね。


コガラの写真集


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


コガラ


ここからはハシブトガラ


ハシブトガラ


ハシブトガラ


ハシブトガラの幼鳥



コガラは人に対しての警戒心があまりないようです。
特に苫小牧研究林のコガラは特別な様で手を差し伸べたら普通に来ます。
ハシブトガラは恐る恐る。
性格が違いますね。



ガブッ!
手に来たのはヒマワリの種目当て。
ないじゃないか!という表情をしているコガラ。
怒ってしまったようです。(この時手がカサカサで恥ずかしいです^^;)


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秋室内に入ってくるかもしれない昆虫

2015年11月24日 | 昆虫の飼育やお話など
12月を前にして札幌にやっと本格的な雪が降りました。
昆虫たちは今寒さに耐え忍び何処かで越冬していることでしょう…

今年もカメムシ被害が相次いだ秋の北海道。
そんなカメムシにも種類があって、他にもいろいろ室内に入ってくるかもしれない昆虫がいます。
今回は越冬場所に室内や物置を選んでしまう、人間にとって厄介な虫たちを紹介します。


スコットカメムシ 札幌市厚別区
平地はクサギカメムシ、そして山地はスコットカメムシという印象があります。
北海道のカメムシ被害の中核ですね。

1センチほどで体の中心に白紋があるのが特徴。
都市部にもいますが、森林の近い建物や特に山地ではおぞましい数が押し寄せます。

日中に日の当たる場所に集まり、よく洗濯物に付くので注意。
気づかずに取り込んでしまうとそれが刺激になりなかなか取れない悪臭を放つのでとても厄介です。



クサギカメムシ 札幌市厚別区
16ミリ前後の平地に多いカメムシ。
といってもスコットカメムシのような数にはならない感じです。
しかし大きめなのでショックは大きいかもしれません。
都市部ではクサギカメムシ>スコットカメムシとなることが多いように感じます。



ヨツモンカメムシ 札幌市清田区
13~15ミリ。
大量のスコットカメムシの中にぽつぽつ混じっている印象。
2015年の今年は例年より多めに確認しましたが、それでもスコットやクサギよりかは少なかったです。
今年は北一条や自宅でも確認することができました。


ナミテントウ 恵庭市
いろいろな紋の種類があり、見ていて楽しいテントウムシ。
大量のスコットカメムシとのセットで本種も多いと大変です。
一回りほど大きいカメノコテントウという種類もいるので注意。



オツネントンボ 札幌市厚別区
車庫や物置に入り込むことが多い北海道唯一の成虫越冬をするトンボ。
物置に入ったはいいが、翌春出られなくて死んでしまう個体がいるので春には気にしてあげるといいです。



越冬タテハ類(写真はエルタテハ) 札幌市厚別区
クジャクチョウやシータテハなど数種いるが大体この3種だと思います。
こちらもオツネントンボのように物置などに入ることがある。
ちなみに本種に至っては真夏に避暑目的で室内に入ってくることもあります。



フクラスズメ 積丹町
開張85mm前後
成虫越冬する大型蛾でも、北海道ではそこまで個体数が多いわけではないので物置などに入り込んで越冬することは少ないと思います。


これらの虫たちは早春に越冬場所から這い出してきます。
そんな春に初めて昆虫たちの存在に気づくことがあります。
それほど、昆虫たちは基本害がない生き物です。
昆虫がそこに来るということは元々そこは昆虫たちの住み家だったということでもあります、なのでそう神経質にならずおおらかな心で向き合ってあげてください。


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犬につくマダニに注意!

2015年05月24日 | 昆虫の飼育やお話など
犬はどこにでも入り込んだりするのでマダニを連れてきてしまうようです。
毛深いのでマダニがついてもわかりにくいので笹のあるところには連れて行かない方がいいですね。


愛犬ショウにつくマダニ 5月17日 自宅室内
偶然発見しました。
僕が持ってきたマダニがショウに移ったという可能性もあります。


ガムテープで張り付け、そして撮影しました。
ライム病で有名なシュルツェマダニとは違う種類のようです。


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標本作成

2015年01月03日 | 昆虫の飼育やお話など

結構前に捕った昆虫たちを少しづつ展足してます。
10点づつくらいと少ない数ですが展足したらまた10点、軟化と同時で着々と標本作成に励んでいます。


展足して5日ほどしかたっていませんが並べてみました。

最近作った標本


ヒメハンミョウモドキ 2012年7月25日 鹿追町
標高の高い湖で採集。
前足がずれているのに気づかなかった。
ふ節も反らせすぎな感じです。



カドマルカツオブシムシ 2013年11月3日 厚別区
自宅の台所で採集した初見のカツオブシムシ。
どうしたら室内で上翅が千切れる状況に陥るのだろうか。
室内でないとなかなか見つけられない昆虫は結構多いですね。
野外と同じように野内で昆虫採集もできるのではないだろうか。
最近本気でそう思ってきています。



ミヤマクワガタ 2013年7月20日 斜里町
26mmの極小個体。
難しいです^^;



ノグチアオゴミムシ 2013年8月10日 豊平区
川沿いで採集。


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