北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

アトスジチビゴミムシ

2020年06月14日 | オサムシ科

アトスジチビゴミムシ Trechoblemus postilenatus(Bates,1873) 2016.7.30 浦河町
河口で採集しました。
北海道REDで希少種に選出されているゴミムシで、僕もこの一度しか見たことがありません。


他に湿地で捕ったチビゴミたち


フタボシチビゴミムシ Blemus discus (Fabricius, 1792) 2018.7.14 豊頃町


ヒラタキイロチビゴミムシ rechus ephippiatus Bates, 1873 2018.7.1 美唄市

湿地では他にホソチビゴミムシを捕りましたがは標本をなくしてしまいました。
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–北海道のゴミムシ– イノウエチビゴモクムシ

2020年04月13日 | オサムシ科







イノウエチビゴモクムシ Acupalpus inouyei Habu, 1980 2018.6.23 豊頃町
前脚ふ節から恐らく上2頭がオス、下2頭がメス。
国内では北海道のみで記録されている湿地に生息するゴモクムシの仲間。


・2018.6.23 豊頃町:2♂2♀
日中ウェーダーを履きヨシ原にて採集。

・2016.8.5 苫小牧市:1ex.(同行者が採集)
日中沼沿いの木片の下についていました。

・参考文献
井上寿・花田勉,1981.イノウエチビゴモクムシの採集例9.ELYTRA:53.日本鞘翅学会.
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北海道のゴミムシ① オオマルガタゴミムシ

2020年03月31日 | オサムシ科

オオマルガタゴミムシ Amara gigantea Motschulsky, 1844 2018.9.28 恵庭市
外灯下で採集しました。
野外写真
ネット上での道産個体は恐らく本ブログのみで、本州産の個体ばかりヒットします。
南は九州まで分布していて、南方寄りのゴミムシかと思いきや、道内では東部でも確認されているので広く生息しているようです。
主に札幌近郊がフィールドの僕はこの一度しか見たことがないので、恐らく僕の行動範囲では個体数は多くないようです。

・参考文献
保田信紀・松本英明,2005.北海道産歩行虫類支庁・島嶼別分布表(2005).層雲峡ビジターセンター研究報告.
上野俊一・黒澤良彦・佐藤正孝,1985.原色日本甲虫図鑑Ⅱ.保育社.
など
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足が黄色いゴモクムシPseudoophonus亜属の仲間たち

2016年09月02日 | オサムシ科
畑など開けた場所を中心によく見るHarpalus属の中のPseudoophonus亜属の仲間たち!
この仲間の一部は基本的に足が黄褐色です。(例外あり。)
基本的に初夏などよりも夏の中盤から終わり頃に多くなっていく様です。

上翅に毛がある5種


●ケウスゴモクムシ 2014年10月6日 苫小牧市
草原、畑など開けた場所ならどこでも多く最も普通に見られる。
8月頃から特に多くなり、上翅に毛のある奴は大体こいつ。
ヒメケゴモクムシに似る。


全てケウスゴモクムシ。
沢山捕れてしまいます。



●ヒメケゴモクムシ 2014年5月15日 苫小牧市
林縁の側溝にて。
僕が確認したのは5月15日と7月1日(テネラルを数個体)の2回のみです。
酷似しているケウスゴモクムシと時期でぶつからない様に発生しているのでしょうか。


★ケウスゴモクムシとヒメケゴモクムシの識別点

上ケウスゴモクムシ 下ヒメケゴモクムシ
ケウスゴモクムシは頭楯の端に1対の長毛のみなのに対し、ヒメケゴモクムシは頭楯の端に1対の長毛に加え内側にも数本の毛があることで区別することが出来る。



●オオズケゴモクムシ 2014年6月16日 苫小牧市
前2種よりも一回り大きく、頭でっかちだったら大体本種。
複眼後ろに数本の毛があるので見分けられる。


左2014年6月16日 苫小牧市 右2014年5月15日 苫小牧市
秋よりも夏場によく見る印象。



●ケゴモクムシ 2014年9月8日 苫小牧市
オオズケゴモクムシよりもさらに一回りかそれ以上大きく、大きさですぐに本種だと分かる。
前胸背板は全面に点刻があるのが前3種との見分け方。
林縁で見るが他の種よりは多くないという印象。
しかし石狩の河口付近の砂地ではよく見られた。



●ミカゲゴモクムシ 2017年6月30日 石狩管内
ケゴモクムシと同じくらいか少し大きい。
ケゴモクムシの仲間では例外的に足が全体的に黒い。
足が黒いゴモクムシは他の仲間では沢山いるが、本種は上翅に毛が生えている。
実は北海道では数例しか記録されていない非常に稀な種で、この日は外灯下で発見しました。



上翅に殆ど毛がない3種


●クロゴモクムシ 2013年9月17日 札幌市厚別区
夏の終盤から現れる印象。
前胸後角は角ばってます。
写真の個体が赤いはテネラルだから。
よく見る種。



●ニセクロゴモクムシ 2015年10月5日 札幌市厚別区
林縁の側溝にいました。
近似のクロゴモクムシよりも光沢が強い。
詳しくは後胸側板で見分けます。
個体数は少ないようです。


●ウスアカクロゴモクムシ 2015年8月11日 北広島市
上翅に毛がない種で、前胸背板後角がまるいのは本種のみ。



上翅の端っこにのみ毛をもつ種


●コゴモクムシ 2014年8月7日 札幌市厚別区


自宅の庭で何気に採集し展足、同定作業に取り掛かる時他のゴモクムシとは違う強い光沢を放っていたことに気づいた。
なんで展足までのプロセスでこの違和感に気づかなかったのか不思議でした。

★コゴモクムシの特徴

前胸背板の後角が尖っている。(クロゴモクムシもニセクロもそうですが。)
今回紹介した中で上翅は端っこにのみ毛をもつのは本種だけ。



資料を提供していただいた方のおかげで同定することが出来ました。(素人同定なのでミスがあるかもしれません。あしからず)
ありがとうございました。


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ツノヒゲゴミムシ

2016年05月29日 | オサムシ科

ツノヒゲゴミムシ 5月14日 札幌市厚別区
北方系の湿地性ゴミムシ。
林内の川沿いでピットフォールを仕掛けたら落ちた。
すごいツノヒゲ具合ですね。

他はヨツアナミズギワゴミムシがとても多くアオゴミムシやマルガタナガゴミムシがちらほら見られるだけだった。
あとミズギワカメムシの仲間も見られました。


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