北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

2021.4.11 ヒダミツ再び

2021年06月13日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
2021年4月11日、新冠町。
前回ヒダカミツボシキリガの採集に成功しました。
追加と写真撮影を兼ねて再び挑戦してきました。




18:44 ヒダカミツボシキリガ Eupsilia hidakaensis Sugi, 1987 1頭飛来 (2枚の写真は同一個体)
鱗粉が反射して上手く撮影できていません。
すぐに採集しました。



18:51 ヒダカミツボシキリガ Eupsilia hidakaensis Sugi, 1987 1頭飛来
同じ木に2頭目が飛来しました。
しかしこの個体は採集できませんでした。

ポロシリモンヤガに続きヒダミツも採り逃します。
しかしヒダミツはもう3頭採っているので写真が撮れるのなら今回はこれでいいです。
来年は状態のいい個体を採りたいですね。

・2021.4.11 18:24〜19:40 新冠町
18:30のコンディション:晴れ(快晴?)、微風、気温5℃ほど
・糖蜜トラップ
キバラモクメキリガ1、カタハリキリガ、ナカグロホソキリガ1、ホシオビキリガ、ミヤマオビキリガ、テンスジキリガ、イチゴキリガ1、エゾミツボシキリガ、カバイロミツボシキリガ1、ヒダカミツボシキリガ2、モンハイイロキリガ、スギタニキリガ、ホソバキリガ
・ライトトラップ
ホシオビキリガ、カバキリガ、ホソバキリガ、カシワキリガ、チャイロキリガ、フタマタフユエダシャク、ヒゲマダラエダシャク、アトジロエダシャク1、オカモトトゲエダシャク、クロテンフユシャク1、ウスベニスジナミシャク(赤)、カバナミシャクの一種、ハマキガ亜科の一種など
条件は良くはありませんでしたが糖蜜はそれなりの飛来数がありました。
ヒダカミツボシと同じシナノキ食いのカバイロミツボシはここでは多くない様です。

次回はアズサキリガを狙います。
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2021.3.31 ヒダカミツボシキリガ

2021年06月07日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
今年は精力的にヒダカミツボシチャレンジを行うことを決めていました。
2021年3月26日条件が良かったが失敗。
糖蜜に片栗粉を混ぜた試作糖蜜が大失敗だったのが敗因だと思われる。
ズボラなので事前にテストを行うのをめんどくさがったのが響いた。
次の日27日、普通の糖蜜で挑むも気温が常に5度を切る悪条件に倒れる。
28日雨予報で断念。


・本記事は3月31日のことです
平日ながら有給消化をこの日に設定し仕事を休む。
条件がいいのでヒダカミツボシチャレンジを行いました。
そしてようやく採集できたのでまとめます。

現地は雪がなく(26日の下見ではほんの少し残っていた)、フキノトウが完全に出ていてフクジュソウの葉も結構繁茂している。
今年の春は例年以上に気温の高い日が多かった。
毎年時期の進みが早いと言っているが、今年は特に顕著だと思われる。

この日のコンディションは風が弱く晴れ気温は8℃ほど。


18:00 一通り糖蜜噴霧を終え見回り開始。
一往復毎に再び噴霧し直しながら見回ります。


18:30 ヒダカミツボシキリガ Eupsilia hidakaensis Sugi, 1987
驚きの飛来。
当然初見です。
看板への飛来です。

この時間くらいからがキリガが一気に飛来し始める一番狙い目の時間です。
このラッシュが終わるとキリガの飛来は弱くなりましたが、それでもまあまあキリガは来てくれます。



19:08 カバイロミツボシキリガ Eupsilia boursini Sugi, 1958
白紋がヒダカミツボシっぽい感じの個体。





19:36 ヒダカミツボシキリガ Eupsilia hidakaensis Sugi, 1987
もう一頭飛来してくれました(この2枚は同個体)。



20:12 エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766)
通常型。白紋が茶色い個体も確認しました。

・2021.3.31 18:00〜20:30 新冠町 糖蜜トラップ
キバラモクメキリガ1、カタハリキリガ、ナカグロホソキリガ1、ホシオビキリガ、ミヤマオビキリガ、テンスジキリガ、エゾミツボシキリガ、カバイロミツボシキリガ1、ヒダカミツボシキリガ2、モンハイイロキリガ、カシワキボシキリガ1、ハンノキリガ1、スギタニキリガ、ホソバキリガ、ウスバキエタシャク1、カバナミシャクの一種(ルッキング)、ハマキガの一種、ヒラタマルハキバガの一種(ルッキング)
ヒダミツは2頭。
シナノキ食いのモンハイイロキリガはここでは割合多い。
カバイロミツボシは1頭のみ。

⭐︎過去のヒダミツ失敗記事

次回もヒダミツチャレンジの記事です。
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2018.8.19 長沼町 ウススジギンガなど

2021年06月01日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
2018年8月19日、長沼町の林内でライトトラップを行いました。


コゴマヨトウ Chandata bella (Butler, 1881)



モンキヤガ Diarsia brunnea (Denis & Schiffermüller, 1775)
山地の蛾というイメージ。



タケウチトガリバ Betapsestis umbrosa (Wileman, 1911)



シロシタヨトウ Sarcopolia illoba (Butler, 1878)



ナカジロキシタヨトウ Triphaenopsis postflava (Leech, 1900)



アカアシクワガタ



ミツオビキンアツバ  Sinarella aegrota (Butler, 1879)
局地的にしか分布していない蛾。

・ミツオビキンアツバの撮影記録
2020.7.24 胆振管内 湿地 ライトトラップ
2019.8.4 長沼町 林内 ライトトラップ
2018.8.19 長沼町 林内 ライトトラップ
2017.8.14 胆振管内 湿地 ライトトラップ
2017.8.6 苫小牧市 湿地 ライトトラップ
2016.8.14 石狩管内 林内 外灯
2016.8.12 苫小牧市 湿地 ライトトラップ



アオアカガネヨトウ Karana laetevirens (Oberthür, 1884)



ウスキシタヨトウ Triphaenopsis cinerescens Butler, 1885



マエホシヨトウ Pyrrhidivalva sordida (Butler, 1881)
色彩に変異があり黒っぽい個体などは初心者が絵合わせで迷宮入りしやすい。





ウススジギンガ Chasminodes cilia (Staudinger, 1888)
初見で、数頭飛来。
この1年後函館でも確認しています。



ヒメサビスジヨトウ Athetis stellata (Moore, 1882)



エゾキシタヨトウ Triphaenopsis jezoensis Sugi, 1962



アトクロナミシャクの一種 Lampropteryx sp.



ケンモンキシタバ Catocala deuteronympha Staudinger, 1861



アカエゾゼミ
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