北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

18.10.5 外灯回り キマエキリガなど

2019年02月28日 | 秋冬のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
10月5日、外灯回りを行いました。(北海道石狩管内)


ウスタビガ
2年ぶりです。
ヤママユガ科が秋をテーマに蛾を作ったら本種が出来るんだなというふうに感じてます。
秋というテーマは蛾を魅力的にします。



カバエダシャク ♀
多い蛾ですが、今回はこの1頭のみでした。



キエグリシャチホコ
紅葉した様な色合いが秋の蛾らしいシャチホコガ。



プライヤオビキリガ
いないところには全くないキリガ。
近所では何故か見たことがありません。



キマエキリガ
ヤガ好きならこの前縁と三角の紋は大好物なはずです。
外灯付近のオンコの実に沢山の蛾とクロスズメバチが来ていました。





ノコメトガリキリガ
蛾が来ている実はすべて傷ついていました。
クロスズメバチが実を傷つけてそこに蛾が飛来した様に感じます。
甘くてとても美味しそうですね。

・オンコの実を舐めていた蛾
オオモンキキリガ
ノコメトガリキリガ
キトガリキリガ
キマエキリガ
アオバハガタヨトウ
アワヨトウ
オオバコヤガ
キマダラオオナミシャク
マエアカスカシノメイガ
ルリノメイガの一種
オンコの実は今年豊作です。
ドングリ同様今年の秋は豊かです。



事故
外灯のすぐ下で息絶えていました。
ドライバーはどうしても虫と事故を起こしてしまっていますが、残念ながらこれは避けては通れない問題です。
キツネなどのロードキルも夜動いていると年間5列かそれ以上ほども確認しています。
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ライトに来た身近なゴミムシ

2019年02月24日 | 庭の出来事
自宅2階のベランダの外灯に飛来したゴミムシ。(札幌市)
2018年に撮影しましたが、オオゴモクムシだけは2017年の写真です。


フタツメゴミムシ 7月1日
2017年はヤホシゴミムシが見られました。
フタツメという表現だったらこの個体は白眼になってますね。



コルリアトキリゴミムシ 8月9日
北アメリカから入ってきたブルーリストに記載されているゴミムシ。
自宅は外来種に強い。(あまりいいことではありません)
オオルリコンボウハバチにスグリコスカシバ。
この年(2018年)はオオタコゾウムシが見つかり、きっとツメクサタコゾウムシもすでにいると思います。



キベリゴモクムシ 8月22日
平地の湿った草原や水田付近で見られるイメージ。



ホソアトキリゴミムシの一種 8月22日
少なくはないです。
モリヒラタゴミムシ系は何故かとり逃しや見逃し多で写真なし。



オオゴモクムシ 2017年8月22日
この種だけは2017年産です。
混じっていましたがこの際載せちゃいます。
ケウスゴモクムシなどの仲間は面倒になり調べてません。
今年こそはと思いますが取り掛かるかどうか疑問。



ヒラタキイロチビゴミムシ 8月23日
チビゴミが飛来するとは思っていませんでした。
本種はいろいろな場所で見られますね。



オオヒラタゴミムシ 9月23日
今年の夏とある沼周辺で行った石やゴミ起こしで本種ばかりが沢山出てきたのを思い出しました。
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18.9.29 ライトトラップ

2019年02月18日 | 秋冬のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
9月29日、苫小牧市の林縁でライトトラップを行いました。


キイロキリガ
数頭飛来。
キマエキリガも飛来しましたがすぐ逃げてしまいました。



ムラサキシタバ



オオハガタヨトウ
2頭飛来しました。
環状紋が細長いですね。



クワコ
仲良し。





オオアカマエアツバ
オオじゃない方は見たことありません。



クヌギカレハ
クヌギカレハはいつもかわいいですね。

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北海道のクモ⑦ ユカタヤマシログモ

2019年02月15日 | クモなど

ユカタヤマシログモ 2016月8月6日 札幌市厚別区自宅
自宅の室内のゴミ箱の底に居ました。
頭胸部が大きいのは口から糸を吐くためでしょうか。

野内性のクモで一般的な種はユウレイグモの仲間ですが、本種も主に室内で見られます。
しかし数はあまり多くない様です。
クモの仲間では珍しく口から糸を吐く種ですが、観察は難しい様です。
一年中見られるクモで、虫の少ないオフシーズン大掃除ついでに探してみるのもいいかもしれません。


北海道のクモ⑥ ジグモ
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18.9.15 北海道でオオウンモンクチバ

2019年02月08日 | 秋冬のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
北海道胆振東部地震から一週間ちょっとが過ぎた頃、苫小牧市の湿地でライトトラップを行いました。(2018年9月15日)


クロクモヤガ
ゴキブリっぽいフォルム。



シロスジキリガ
いいキリガです。



ヌマベウスキヨトウ
異質な形状です。



タマナヤガ



アカマエヤガの一種
夏眠するタイプの蛾。
ここではヒマアカマエヤガを2年前確認しています。



オオウンモンクチバ
北海道では本種は南方系で、数例しか記録が無いといいます。
台風が本州からの飛来を助けたのでしょうか。
胆振地方で得られたということもポイント高いです。


オオウンモンクチバ前翅裏面
亜外縁線が特徴です。



ヨスジアカヨトウ
出てくる時期・色・形どれも絶妙ないい蛾。



ニセトガリヨトウかトガリヨトウ
本種は色の濃淡がありますがこの個体は色の出がいい方です。
ヨスジアカの翅と比べると、なんとなく線などがにじんだ様に見えます。
採集済みですが、まだ検鏡はしていません(いつかします(^^;;)。

同地にてアワダチソウに飛来した蛾(名前の前の時間は撮影時の時刻です) *写真をクリックすると大きく表示されます。
     
18:24 ギンモンミズメイガ 18:39 ナカグロヤガ 18:57 ガマキンウワバ
19:30 ヨコスジヨトウ 19:31 オオホソアオバヤガ 19:34 タイワンウスキノメイガ
タイワンウスキノメイガは写真からは口吻が見えませんがちゃんと吸蜜していました。


・今回確認した初見or目ぼしい蛾(頭数表記のないものは1頭のみの飛来)
オオウンモンクチバ 初見
シロスジヨトウ
トガリヨトウの一種
オオカブラヤガ ボロボロだったので写真未掲載

オオウンモンクチバにはびっくりしました。
しかし蛾の飛来自体は少なかったです。
アワダチソウに飛来していた蛾も少なかったです。
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