北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

2022.3.25 カエデの樹液にカバイロミツボシキリガ

2022年05月28日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
近所の林で糖蜜トラップをしてきました(札幌市厚別区)。

17:45糖蜜を噴霧する


イタヤカエデから樹液が出ているのを発見
恐らくアカゲラの仕業です。
自慢の嘴で表面を程良く傷つけ、それを繰り返し帯状になっています。
そこから樹液が蛇口の様に出てきて木を伝います。
野鳥から喜ばれますが、夜にはキリガもその恩恵にあずかっていることが分かりました。

この樹液は煮詰めるとメープルシロップ になります。

・イタヤカエデの樹液を出す&舐める野鳥たちの記事
樹液の受益
メイプルシロップを舐める鳥たち
カエデの樹液レストラン


18:15から見回り開始
気温は5℃ほどで風邪は普通くらいの強さで吹いております。


18:17 糖蜜に1頭のホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)


18:22 イタヤカエデの樹液にカバイロミツボシキリガ Eupsilia boursini Sugi, 1958
僕が噴霧した糖蜜ではありません。
在来種のみで構成された人為的でない本来の姿。
まさに生体写真です。



18:28 別なイタヤカエデの樹液にホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
樹液は高い位置から出ていることが多いです。


18:29 真横のイタヤカエデの樹液にもホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
こちらは目線の位置です。



18:40 先ほどのカバイロミツボシがまだいました。



18:54 糖蜜にホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
糖蜜はホシオビキリガ3頭ミヤマオビキリガ1頭のみ。
糖蜜が木に染み込んでしまったり風で蒸発してしまったりで全然ダメでした。


19:00 糖蜜にミヤマオビキリガ Conistra grisescens Draudt, 1950

19:04糖蜜が振るわないので早々に終了
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2022.2.26 札幌 ホシオビキリガ

2022年05月26日 | 秋冬のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜

札幌市厚別区にある林でシーズン初の糖蜜トラップをしてみました。
積雪量は写真の様にかなり多い今年、冬夜蛾(キリガ)の動向が気になります。

現地の18時頃の気温は、この時期としては高めの5度ほどと少し期待。






ホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)のみ5頭ほど飛来。
気温の割に成果が少なかった。
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20.4.19 新冠のイイジマキリガ

2022年05月22日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
この記事は2020年のものです。
2020年4月19日、前日目標のイイジマキリガが飛来しなかったため今日は新冠まで訪れました。


19:36 ハネナガコバネナミシャク Trichopteryx polycommata (Denis & Schiffermüller, 1775)



19:45 イイジマキリガ Orthosia ijimai Sugi, 1955(気温3.5℃)
飛来しないまま気温が5度を割り、寒くてダメかと思いましたが何とか1頭ですが飛来してくれました。

2020年4月19日 18:44〜20:42 新冠町
・ライトトラップ

カバキリガ Orthosia evanida (Butler, 1879)
ホソバキリガ Anorthoa angustipennis (Matsumura, 1926)
イイジマキリガ Orthosia ijimai Sugi, 1955 1
カシワキリガ Orthosia gothica (Linnaeus, 1758)  2
アカバキリガ Orthosia carnipennis (Butler, 1878) 1
スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914 1
クロミミキリガ Orthosia lizetta Butler, 1878 1
ホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
ミヤマオビキリガ Conistra grisescens Draudt, 1950
テンスジキリガ Conistra fletcheri Sugi, 1958 1
ナカグロホソキリガ Lithophane socia (Hufnagel, 1766)  1
カギモンヤガ Cerastis pallescens (Butler, 1878)

ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia (Prout, 1930)
シロテンエダシャク Cleora leucophaea (Butler, 1878)  1
ヒゲマダラエダシャク Cryptochorina amphidasyaria (Oberthür, 1880)
オカモトトゲエダシャク Apochima juglansiaria (Graeser, 1889)
アトジロエダシャクPachyligia dolosa Butler, 1878
シモフリトゲエダシャク Phigalia sinuosaria Leech, 1897 1
クロテンフユシャク Inurois membranaria (Christoph, 1881)  1
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans (Butler, 1878) 1 赤
チャオビコバネナミシャク Trichopteryx terranea (Butler, 1878)
マダラコバネナミシャク Trichopteryx ussurica (Wehrli, 1927)
ハネナガコバネナミシャク Trichopteryx polycommata (Denis & Schiffermüller, 1775) 1
クロオビシロナミシャク Trichopteryx ustata (Christoph, 1881)
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens (Staudinger, 1897)
ナカグロチビナミシャク Eupithecia daemionata Dietze, 1903
カバシャクの一種 Eupithecia sp.

ヒラタマルハキバガの一種 Agonopterix sp.

・糖蜜トラップ
ホシオビキリガConistra albipuncta (Leech, 1889)
ミヤマオビキリガ Conistra grisescens Draudt, 1950  一番多い
エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766)
スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914 1
イチゴキリガ Orbona fragariae (Vieweg, 1790) 1
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia (Prout, 1930) 1

道脇に雪無し
フクジュソウは葉が開ききっているか花が終わっている
フキノトウは開花
ウスベニスジナミシャクの帯は赤(1頭のみ)

糖蜜にはミヤマオビキリガが一番多かったです。
消灯間際気温は1℃を割り込みました。

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20.4.18 夕張でライトトラップ ウスミミモンキリガ

2022年05月20日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
この記事は2020年4月18日のものです。
夕張市の山地で糖蜜トラップとシーズン初のライトトラップを行いました。
慣れないコロナ禍で今よりもあたふたしていた時期、誰もいない場所ならとひっそり糖蜜トラップをしていました。
あの時の日本は色々切羽詰まっていたのでしょうか、寄り道なしでも誰もいない場所にも行くなという風潮すらあったと思います。
なので記事も自粛していましたが2年越しに公開しちゃいます。


18:42 ウスミミモンキリガ Eupsilia contracta (Butler, 1878)



19:01 イチゴキリガ Orbona fragariae (Vieweg, 1790)



19:02 ゴマダラキリガ Conistra castaneofasciata (Motschulsky, 1861)



19:14 エグリキリガ Teratoglaea pacifica Sugi, 1958
2頭飛来しました。



19:36 カギモンヤガ Cerastis pallescens (Butler, 1878)



19:37 ウスミミモンキリガ Eupsilia contracta (Butler, 1878)
糖蜜をお腹いっぱい飲んだら上の方へ登り休憩します。



20:33 キバラモクメキリガ Xylena formosa (Butler, 1878)



20:35 カタハリキリガ Lithophane rosinae (Püngeler, 1906)
37分のウスミミモンと同じように休憩中。



20:46 オオルリオサムシ♀
ライトの幕に来ました。
もう活動しているのですね。



21:08 オオルリオサムシ♂
今度は幕の近くを歩いていました。
最初のメスも偶然幕に来ただけかもしれません。



21:25 モンハイイロキリガ Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926)



21:53 ミスジトガリバ Achlya flavicornis (Linnaeus, 1758)

2020年4月18日18:36〜22:05 夕張市
・ライトトラップ
ホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
ミヤマオビキリガ Conistra grisescens Draudt, 1950
テンスジキリガ Conistra fletcheri Sugi, 1958 1
ゴマダラキリガ Conistra castaneofasciata (Motschulsky, 1861) 1
エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766) 2
モンハイイロキリガ Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926) 
カタハリキリガLithophane rosinae (Püngeler, 1906) 1
エグリキリガTeratoglaea pacifica Sugi, 1958 2
カバキリガ Orthosia evanida (Butler, 1879)
スモモキリガAnorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775) 1
ホソバキリガ Anorthoa angustipennis (Matsumura, 1926)
ブナキリガ Orthosia paromoea (Hampson, 1905) 1
カシワキリガOrthosia gothica (Linnaeus, 1758) 2
アカバキリガ Orthosia carnipennis (Butler, 1878) 1
スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914 1
クロミミキリガ Orthosia lizetta Butler, 1878 1
チャイロキリガ Orthosia odiosa (Butler, 1878)
エゾモクメキリガ Brachionycha nubeculosa (Esper, 1785) 1
カギモンヤガ Cerastis pallescens (Butler, 1878)

ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia (Prout, 1930)
シロテンエダシャク Cleora leucophaea (Butler, 1878) 1
ヒゲマダラエダシャク Cryptochorina amphidasyaria (Oberthür, 1880)
オカモトトゲエダシャク Apochima juglansiaria (Graeser, 1889)
フタマタフユエダシャク Larerannis filipjevi Wehrli, 1935 1
トビモンオオエダシャクBiston robustum Butler, 1879 1
アトジロエダシャク Pachyligia dolosa Butler, 1878
シロフフユエダシャクAgriopis dira (Butler, 1878) 1
シモフリトゲエダシャク Phigalia sinuosaria Leech, 1897 1
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans (Butler, 1878) 1 緑
チャオビコバネナミシャク Trichopteryx terranea (Butler, 1878)
シタコバネナミシャクTrichopteryx hemana (Butler, 1878) 1
マダラコバネナミシャク Trichopteryx ussurica (Wehrli, 1927)
クロオビシロナミシャク Trichopteryx ustata (Christoph, 1881)
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens (Staudinger, 1897)
ナカグロチビナミシャク Eupithecia daemionata Dietze, 1903
カバシャクの一種 Eupithecia sp.

タマヌキトガリバ Neodaruma tamanukii Matsumura, 1933 1
ミスジトガリバ Achlya flavicornis (Linnaeus, 1758) 3
ヤスジシャチホコ Epodonta lineata (Oberthür, 1880) 2
ミヤマクロスジキノカワガ Nycteola degenerana (Hübner, 1799) 1
ウラベニヒラタマルハキバガ(フキヒラタマルハキバガ) Agonopterix intersecta (Filipjev, 1929) 1
トサカハマキ Acleris cristana (Denis & Schiffermüller, 1775) 2
?ニレハマキ Acleris ulmicola (Meyrick, 1930) 1

オオルリオサムシ♀ 1
カゲロウの一種
オナシカワゲラの一種

・糖蜜トラップ
ホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
ミヤマオビキリガ Conistra grisescens Draudt, 1950
エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766)
イチゴキリガOrbona fragariae (Vieweg, 1790) 2
キバラモクメキリガ Xylena formosa (Butler, 1878)
ウスミミモンキリガEupsilia contracta (Butler, 1878) 1
モンハイイロキリガ Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926) 2
カタハリキリガ Lithophane rosinae (Püngeler, 1906)
スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914 1
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia (Prout, 1930) 1

クリストフオニケシキスイ 1

・ルッキング
ウラベニヒラタマルハキバガ(フキヒラタマルハキバガ) Agonopterix intersecta (Filipjev, 1929) 1
オオルリオサムシ♂ 1
ツヤゴモクムシの一種 1
コブハサミムシ 2
スジアカハシリグモ1
アライトコモリグモかカラフトコモリグモ 3
ナメクジ 1
トガリネズミ? 1
ヤマシギ ディスプレイ

道脇に少し残雪あり
フクジュソウは開花していて、葉はそこそこ
フキノトウは開花、フキも少し確認
ウスベニスジナミシャクの帯は緑(1頭のみ)

実はイイジマキリガが目的でしたが場所選びに失敗しました。
桜の木は周囲にはありませんでした。
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