北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

2020.7.5 美しいシロスジキンウワバ

2021年01月28日 | 夏の散策日記
2020年7月5日、苫小牧市の湿地でライトトラップを行いました。


アカスジキヨトウ Mythimna postica (Hampson, 1905)



テンオビヨトウ Sesamia turpis (Butler, 1879)



ギンスジエダシャク Chariaspilates formosaria (Eversmann, 1837)



ヌマベウスキヨトウ Chilodes pacificus Sugi, 1982



ヒシバッタ



ハイイロボクトウ Phragmataecia castaneae (Hübner, 1790)



ヨスジカバイロアツバ Herminia robiginosa Staudinger, 1888



ナキイナゴ



シロスジキンウワバ Diachrysia zosimi (Hübner, 1822)



ハスオビアツバ Traudinges obliqua (Staudinger, 1892)



マガリスジコヤガ Protodeltote wiscotti (Staudinger, 1888)



マダニの一種

幕に収まらない蛾が多かった。
もっと分散しない方法を考えなければならない。
しかし撮影には好都合であった。
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2020.7.4 マエベニトガリバなど

2021年01月19日 | 夏の散策日記
2020年7月4日、北海道苫小牧市の草原でライトトラップを行いました。


タンポヤガ Xestia ditrapezium (Denis & Schiffermüller, 1775)



クロシモフリアツバ Atuntsea kogii (Sugi, 1977)
過去に林縁、海浜草原で見ています。



マエベニトガリバ Tethea trifolium (Alphéraky, 1895)



ミツシロモンヒメハマキ Epinotia contrariana (Christoph, 1881)



ウスキヒロオビヒメハマキ Olethreutes semicremana (Christoph, 1881)
個人的に湿地で見かける機会が多い。



モンオオフサキバガ Dichomeris polypunctata Park, 1994



ツマモンコブガ Casminola pulchella (Leech, 1889)



ハイイロキシタヤガ Xestia semiherbida (Walker, 1857)



シンジュサン Samia cynthia (Drury, 1773)


ヤママユの中でもひと際ぬいぐるみ感が強い。


フタクロテンナミシャク Xenortholitha propinguata (Kollar, 1844)
道東で見る機会が多いナミシャク。
2頭飛来。


タイワンキシタクチバ Hypocala subsatura Guenée, 1852
2020年はあたり年だったらしく、北海道でもいろいろな場所で何度も確認しています。



和名未確定 Protodeltote sp.
写真の個体は開張19mm前後。
おそらく北海道の蝶と蛾にてシロマダラコヤガの次に紹介されている種だと思われます。
その後和名が出たかは分かりません。
2頭飛来。
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北海道のオオキバナガミズギワゴミムシ

2019年01月30日 | 夏の散策日記
2018年7月18日、別海町にて。
北海道ではここでしか見つかっていないオオキバナガミズギワゴミムシを探しに行きました。
去年の遠方での目標の一つです。


オオキバナガミズギワゴミムシ
海藻の下にいました。
ひっくり返すと裏面はまだ緑色を残している海藻の下でのみ見られました。










計8頭見られました。



不明ヒョウタンゴミムシ
珍しい種か身近な種かすら分からない。



ハマベオオハネカクシ
写真の個体はなにか色が足りないように感じました。
普通の個体も見ましたが、ここでは2頭しか見つけられませんでした。



こんなに素晴らしい干潟を見たのは初めてかもしれません。
シーズンになればシギチも面白そうな場所でした。

別海は石狩管内から遠い場所です。
中には車で日帰りする猛者もいますが、僕にはまだ真似できません。
とにかく貴重な種を今回捕れて一安心です。
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ヒツジグサにネクイハムシ

2018年11月19日 | 夏の散策日記

8月ヒツジグサの多い湿地にてネクイハムシの仲間を観察しました。( 北海道むかわ町)




ガガブタネクイハムシ
ヒツジグサの葉上に沢山いて、近づいたりしたらすぐに飛んで逃げ、距離のあるヒツジグサの葉に着陸します。
個人的には網で捕るより手で直接行った方が捕りやすかったです。
カルタの札を取る様に上から手でネクイハムシのいる葉を目掛けてバシッと平手のまま押すと葉と一緒に沈むのでそうしたらネクイハムシが濡れて飛べなくなるので後はその個体を手づかみします。
手の届く遠くの位置からいきなり行った方が逃げられにくいです。
慣れると取り逃がしはほぼ無くなり、3頭同時に捕れることもあります。









アシボソネクイハムシ
こちらは少なく2頭のみしか確認できませんでした。
ガガブタネクイハムシよりも大きく色彩は安定しています。
1頭はヒツジグサに訪花していました。
こちらも手づかみですが、ガガブタよりも敏感な様です。

今回の2種は北海道では珍しくはありませんが、なかなかいい刺激になりました。
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ニワハンミョウの黒化型

2018年07月07日 | 夏の散策日記
仕事帰りの寄り道で、2年前に来て以来の河川のゴミムシ観察ポイントへ行きました。(2018年6月7日 石狩管内)
ここの川辺はヨシが密生しているので、伸びきってしまったら入れません。
まずはヤナギの河畔林の中を、枝をくぐる様に進んで行きます。
見た所前よりも少し流れ着いたゴミが減ったように感じます。
微妙に湿った砂地環境があり流木の下にニワハンミョウが2頭見られました。


ニワハンミョウの黒化型と普通個体がいました。


ニワハンミョウ黒化型
道東の林道で見たことがありますが、石狩低地帯でははじめて。



ニワハンミョウ
普通のタイプ。
生態写真も撮りましたが砂がたくさんついていて見栄えが良くないのでタトウで展足したもので代用。
通常タイプの方が美しいですが黒化型が存在するという点が面白く、また通常型よりもレア度が上の様です。



エゾカミキリ
夕暮れ時、エゾカミキリが動き出す時間なので、一応枝に注意しながら進むとすぐに見つかりました。
撮影しようとすると落下。
多い種ではない様で結局追加はありませんでした。


北海道の虫好きは一度は見ておかなくてはならないと思うカミキリムシです。
恥ずかしながら初見で、このカミキリムシを見れて安心しました。
僕はまだジョウザンシジミやカラフトトホシカミキリなど超メジャーな種を探しに行ったことがないので未見です。
ここ2〜3年で車移動をする様になったので、来年からはそれらを見に行ってみようかなと思います。



フタキボシゾウムシ



ヤナギシリジロゾウムシ



ヤナギルリハムシ
前回別の場所で撮った写真ですが、今回もよく見られたので載せておきます。

河畔林内はフキとイラクサが密生していました。

続いて河川のゴミムシですが、あまり芳しい成果はありませんでした。


カワチマルクビゴミムシ
胆振地方以外でははじめて見ました。



マルクビゴミムシの一種
黒いマルクビゴミムシはエゾマルクビかクロマルクビのどちらかだと思います。
キタは東部の高い場所なのでここにはいません。
時間あいたら調べてみますね。


今年は色々予定があるので、このポイントを訪れるのはまた来年になりそうです。
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