北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

ライトトラップで得られた身近なゴミムシたち

2019年10月31日 | 庭の出来事
2019年に札幌にある自宅のライトに飛来したゴミムシたちです。

自宅のライトに来たゴミムシ2018年版
ライトに来た身近なゴミムシ

2019年自宅のライトに来た昆虫
雑甲虫編


ヒョウタンゴミムシの仲間 7月31日
日中庭先でよく見られる種ですがライトに飛来したのはこの1頭のみでした。



ヨツボシミズギワゴミムシ 7月25日
何度か飛来しました。
湿地で最も普通に見られるミズギワゴミムシです。



ヨツモンコミズギワゴミムシ 7月28日
こちらも何度か飛来しました。
小さすぎるので、いてもなかなか気づくことのできないと思われる種。
コミズギワゴミムシは他に赤っぽいのも飛来しました。



モリヒラタゴミムシの仲間でしょうか。 8月2日
この仲間は少なくないですが同定の仕方が分かりません。
この仲間は林の湿った場所で見られるイメージです。



クロツヤヒラタゴミムシ 7月15日
この時期は夏眠中じゃないんですかね。
秋の夜にたくさんの個体が林床を歩いているイメージ。
徒歩じゃ登れそうもない花瓶の中で、水に溺れているところを見つけました。
この個体には立派な後翅がありました。



セアカヒラタゴミムシ 8月25日
ライトに誘引されたのかは分かりません。
都市部でも普通に見られる大きめのヒラタゴミムシです。
巡り合わせの問題かこの色の組み合わせにはなかなか出会えていませんでした。



フタボシチビゴミムシ 7月28日
去年はヒラタキイロチビゴミムシが来ましたが今年はフタボシチビの方でした。
河川などの湿地に棲む種です。



ヒトツメアトキリゴミムシ 7月25日
以前近所の外灯で出会って以来8年ぶりの出会いでした。



ミツアナアトキリゴミムシ 7月30日
樹上性です。



コルリアトキリゴミムシ 8月5日
外来種。
自宅では毎年少数飛来します。

その他オオヒラタゴミムシ、オオゴモクムシ、キベリゴモグムシなど色々ですが同定が難しいですね。

去年よりゴミムシのバリエーションが増えました。
今年はライトの位置を二階ベランダから一階に変えたことで死角による虫の取りこぼしを少し改善できました。
しかし微小昆虫は土に紛れたり草に入ったりといった問題が出てきたので来年はそこを改善していきたいです。
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ライトに来た甲虫たち

2019年10月23日 | 庭の出来事
今年(2019年)札幌にある自宅ライトに来た甲虫たち


キオビナガカッコウムシ 7月30日
広葉樹林でビーディングして何度か落ちて来たことがありました。



コガシラミズムシの一種 7月29日
この体型でどんな泳ぎを見せてくれるのか気になるところです。



ウスモンケシガムシ? 7月30日
ガムシの仲間は少なくないですが名前のわかる種は来ませんでした。
写真の種は自宅ライトで一番よく見るガムシで、この日は5頭ほど来ました。
陸生ガムシ?



ナガハナノミの一種 7月25日
幼虫は水生昆虫です。
去年?もっと長くて赤っぽい個体が来ましたがやはり種名は分かりません。



ノコギリクワガタ♂ 7月15日
立派な個体でした。
自宅の壁にゴンという大きめの音が響き駆けつけてみると落ちていました。



ミヤマクワガタ ♀ 7月15日
クワガタが飛んでくると言うと大衆受けします。



ツマグロカミキリモドキ 8月2日
キバネカミキリモドキやアオカミキリモドキが多いですが、本種はそれらよりもがっちりしています。



ハンノアオカミキリ 8月30日
今年10種ほどカミキリを自宅で確認しましたが未記録種は本種のみでした。
カミキリムシの仲間はこれで27種目です。
そろそろ種の追加が厳しくなってきました。
ハンノアオは近くの森に多いのですが自宅では何故か捕れてない種でした。



ジュウサンホシテントウ 8月7日
ヨシ原に縁があるらしい湿った場所にいるテントウムシ。
今年自宅では2度確認しています。



ジュンサイハムシ 7月25日
ライトで確認したのは初めて。
ジュンサイやヒシなどに付くため、池沼などに生息している種。
去年は家の壁や屋上で死骸を何頭か確認しています。



チビゲンゴロウ 7月28日
小さすぎてとても撮りにくいゲンゴロウ。

何故か湿地性の甲虫の割合が多いです。
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19.7.20 エゾスジヨトウ

2019年10月13日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
ヨシ原でライトトラップ。(7月20日 苫小牧市)
この日は条件が良く蛾の飛来が顕著でした。


タンポヤガ
地味中の地味。
キタミモンヤガやハコベヤガが地味になった感じです。
でも何故かいつも撮影してしまう。



キバネモンヒトリ



ナカグロヤガ



ハイイロボクトウ
多数飛来も1頭のみ変わった色彩の個体がいました。



ヨシカレハ ♀



アトヘリアオシャク
抹茶色の和風アオシャク。



サカモンヒメハマキ



エゾスジヨトウ
ヨシ原と何か関係があるのでしょうか。
嬉しい初見です。



チャバネツトガでしょうか。
エゾスジヨトウにそっくりです。



オオチャバネヨトウ
本種もよく飛来してくれました。

・今回見られためぼしい蛾
エゾスジヨトウ 1 初見
ウスアオヨトウ 1 ボロ
ヌマベウスキヨトウ 4 写真割愛
実はエゾクシヒゲモンヤガが狙いでしたが、エゾスジヨトウもそれなりに珍しいのでよかったです。
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19.7.14 北海道のウスアオヨトウ

2019年10月06日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
ウスアオヨトウをとりに苫小牧市郊外へ行ってきました。(2019年7月14日)

ライトをつける前くらいから少雨ですが、もう慣れっこです。

ウスアオヨトウ
道内では、一部地域にしか自生していないクロミノウグイスカズラ(ハスカップ)にしか付かないとされ、本種の産地もそれに準じて非常に局地的なものとなっている様です。
本種は北海道REDの絶滅危惧種(Vu)に指定されていますがハスカップは未指定です。




ウスアオヨトウ ➀
恐らく現地で最も個体数が多く、20頭は飛来していました。


同一個体
典型的な色合いの個体は案外少なかったです。



ウスアオヨトウ ➁
このタイプが多数派でした。


同一個体



ウスアオヨトウ ➂



ウスアオヨトウ ➃



セアカヨトウ



シロスジキンウワバ



ムツテンナミシャク
局地的な種です。



エゾコエビガラスズメ



ギンツマキリヨトウ



クロオビノメイガ
左上にマダニが見えますね。



・この日確認しためぼしい蛾
ウスアオヨトウ 20以上 初見
ムツテンナミシャク 1
狙いの蛾がくるとやはり嬉しいですね。
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