北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

18.7.17 ライトトラップ キタウスグロヤガなど

2018年10月30日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
7月17日、根室市の林縁の湿地でライトトラップを行いました。


キタウスグロヤガ
標準図鑑によると草原やガレ場に生息するモンヤガらしいです。
湿地の蛾ではない様です。



キタウスグロヤガ
こちらの個体は少し雰囲気が違いますね。



カラフトアヤトガリバ
去年は上川町の山地で見ましたが、今回は平地での確認です。
山地性ではないのですね。
標準図鑑では「垂直分布に関しては,大雪山の山麓部から高山帯まで得られている.」と記されている。



キクセダカモクメ
初見。
去年のは違う種でこちらが正真正銘のキクセダカです。


中胸の角は出たり引っ込んだりするようです。
死んでしまったら引っ込むらしいです。



ギシギシヨトウ
いつも落ち着きのない蛾。



フタクロテンナミシャク
道東(北海道東部)でよく見てますが、石狩低地帯や近郊では見たことがありません。



ジョウザンヒトリ
偶然並びました。
偶然です。
止まり方に個性が表れています。



ライトトラップ片付け中に布の下にキタウスグロヤガが群れていました。
こちらは偶然ではなく意識的なものの様です。

・今回確認した初見or目ぼしい蛾(頭数表記のないものは1頭のみの確認)
キクセダカモクメ 初見
キタウスグロヤガ 4か5 初見

カラフトアヤトガリバ 2

他にはアカキンウワバ、シロスジキンウワバ、アオバヤガなど
湿地と林縁の環境でのライトでしたが、あまり湿地の蛾が見られませんでした。
ライトをする場所を探している最中、林道を進むと森の奥なのに動物園の様な匂いがしました。
こうなるとヒグマかもしれないという恐怖感が拭えません。
車に乗っているとはいえ怖いですね。
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18.7.16 ライトトラップ② シーモンキンウワバなど

2018年10月24日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
前回の続きです。
7月16日、釧路市の湿原でライトトラップを行いました。
前回はヤガ以外、今回はヤガ科を載せます。


ナカオビチャイロヤガ
数頭飛来。
完品はいませんでした。



マメヨトウ
数頭飛来。
旬が過ぎたのか完品はいませんでした。



シーモンキンウワバ
嬉しい初見種。
派手な仲間の多いエゾキンウワバの仲間でも少し控えめ。
ただただかっこいい。


横から



別個体。
2頭飛来しました。



アカキンウワバ



オオキモンコヤガ
似た種にキモンコヤガがいますが、本種は初めてです。





シロスジヨトウ



こちらもシロスジヨトウ
数頭飛来。
こちらも旬が過ぎたのかもしれません。
マメヨトウよりもさらに局地的な感じがします。




タンポヤガ
沢山います。



コマエアカシロヨトウ



シロスジキンウワバ
数頭飛来。


・今回確認した初見or目ぼしい蛾(頭数表記のないものは一頭のみの確認)
シーモンキンウワバ 2 初見 完品
オオキモンコヤガ 初見
マメヨトウ 数頭 擦ればかりで完品なし
シロスジヨトウ 3~4 完品なし
ナカオビチャイロヤガ 数頭飛来 完品なし

エゾウスクモエダシャク 初見
コウスグモナミシャク 2 初見

ミツシロモンヒメハマキ 初見
スジモンカバノメイガ 初見

釧路の湿原ということで初めての環境だからなのか初見が多く得られました。
シーモンキンウワバとエゾウスクモエダシャクが特にうれしい成果です。
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18.7.16 ライトトラップ① エゾウスクモエダシャク

2018年10月20日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
7月16日、釧路市の郊外の湿原でライトトラップを行いました。
今回は写真が多いので2回に分けて紹介したいと思います。

今回はヤガ科以外の種を載せます。


エゾコエビガラスズメ
安定の飛来。
シロスジキンウワバも見られました。



エゾウスクモエダシャク
今回見たかった蛾。
モクセイ科に付き、道東の湿地でも局地的で多くない種らしいです。
前翅内横線の形と後翅外縁のギザギザが印象的です。



ヤエナミシャク
ただひたすらギザギザな紋が面白いナミシャク。



スジモンカバノメイガ
初見ですがまともに撮れず。



ミツシロモンヒメハマキ
しっかりした紋があります。



コウスグモナミシャク
初見で2頭飛来。
コヤガの仲間に見えました。



クロモンドクガ
毎年ポツポツと見られるドクガ。



ヘイケボタル


光っています。

※初見や目ぼしい蛾のまとめは次回の記事で行います。
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18.7.15 ライトトラップ マメヨトウなど

2018年10月15日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
実は7月14~22日まで有給を取り道東(北海道東部)に行ってきました。
今回は二日目の7月15日、釧路町の湿地と林縁の付近でライトトラップをしました。
釧路市ではなく隣接した釧路町です。


ミヤマヨトウ
何度見てもかっこいいヨトウ。



エゾコエビガラスズメ
地元にはおそらくいないのでなるべく撮影してます。



年に1〜2回くらい見る蛾。





クロスジノメイガ
初見ノメイガ。



スジアカヨトウ
筋張った感じでアカモクメヨトウとは雰囲気が違いますね。





クシロツマジロケンモン
数頭飛来。



ミスジアツバ



マメヨトウ
新鮮な個体で、去年猿払で見た黒っぽい個体よりもこちらの方が綺麗ですね。



マダラツマキリヨトウ
シロスジツマキリの方はいつになったら出会えるのでしょうか。



シラオビアカガネヨトウ

・今回の初見or目ぼしい蛾(頭数表記のないものは一頭のみの確認)
クシロツマジロケンモン 4頭くらい
マメヨトウ
ナカオビチャイロヤガ 擦れ擦れだったので未掲載
クロスジノメイガ 2頭 初見
少し道東っぽい雰囲気が出てきました。
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18.7.14 ライトトラップ 浦幌町の海沿い

2018年10月06日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
7月14日、浦幌町の海沿いでライトトラップをしました。
海浜草原ではないので飛来する蛾に海っぽさは無いです。


マエジロヤガ
好きなモンヤガですが、いつも構図が決まらないことが多いです。



ハイイロヨトウ
小さな地味な蛾。
湿地で見られることが多い。

追加:ハイイロヨトウではない様です。


シロテンウスグロヨトウ



オオシロテンアオヨトウ
この位置から撮るとかっこいい。



ヒメシロテンアオヨトウ
オオの次はヒメ。



シロスジアオヨトウ
この際ハガタアオヨトウも来てくれたら嬉しかったけどそう上手くはいかなかった。



サカハチクロナミシャク?
オオシロオビクロナミシャクでしょうか。
ライトにも来るのですね。
道東でこのどちらかというのは難解ですね。



エゾコエビガラスズメ
道東でライトトラップをすると何処からともなく本種かシロスジキンウワバが飛来してくることが多い。
ホザキシモツケが多い証拠ですね。



ムラサキオオアカキリバ?
普通のオオアカキリバかもしれませんが、ムラサキオオアカキリバの可能性があります。
しかし一瞬で何処かへ行ってしまったため、断定ができない曖昧なレベルです。



ムラサキシャチホコ
日本の擬態王。
なかなか画力の高い模様です。



ユーラシアオホーツクヨトウ
オホーツク海側の猿払で見ましたが太平洋側の浦幌町でも見られました。



ミヤマヨトウ
かっこいい。
石狩低地帯にもいる様だが(僕は未確認)道東で見る機会の多い蛾。

・今回の初見or目ぼしい蛾(頭数表記のないものは一頭のみの確認)
ムラサキオオアカキリバ? もしもムラサキの方だったら珍品
ユーラシアオホーツク 去年は猿払村・滝上町で確認
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