北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

コツバメ

2020年06月18日 | 庭の出来事
4月18日、心地よい日差しの中、庭に出てみると足元からジジミチョウか飛び出しました。
すぐに地面は止まったので確認するとコツバメだと分かりました。(札幌市)


コツバメ
同じタイミングでもう一頭ジジミチョウが飛んでいましたがすぐにどこか行ってしまいそちらは種名は分かりませんでした。






庭に植えているヤチブキ(エゾノリュウキンカ) 2020 5.4
直植えで4年目です。
湿地でなくても毎年花を咲かせてくれています。
当別にいる祖父の実家の庭に自生している株を貰ってきました。


2020.5.24
ヤチブキの花が終わると他の植物が色々勝手に生えてきて埋もれてしまいます。

10年前からヤチブキを植えていて実は2代目です。
最初のヤチブキも同じ場所に植えていましたが別の位置への植え替えに失敗し枯れてしまいました。
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アトスジチビゴミムシ

2020年06月14日 | オサムシ科

アトスジチビゴミムシ Trechoblemus postilenatus(Bates,1873) 2016.7.30 浦河町
河口で採集しました。
北海道REDで希少種に選出されているゴミムシで、僕もこの一度しか見たことがありません。


他に湿地で捕ったチビゴミたち


フタボシチビゴミムシ Blemus discus (Fabricius, 1792) 2018.7.14 豊頃町


ヒラタキイロチビゴミムシ rechus ephippiatus Bates, 1873 2018.7.1 美唄市

湿地では他にホソチビゴミムシを捕りましたがは標本をなくしてしまいました。
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–自宅の蛾– ズミメムシガ

2020年06月11日 | その他蛾の仲間

ズミメムシガ Argyresthia ivella (Haworth, 1828) 2019.7.5 札幌市厚別区自宅
幼虫はズミの新芽をつづり、初夏から成虫が出現する。
自宅では同じ寄主植物のリンゴヒメシンクイ(同じメムシガ亜科)がよく見られましたが、本種は2度しか確認していません。
しかし、2度目の個体は自宅室内で逃げられ見失いました…


☆以下少し似てる2種を紹介


シロモンキンメムシガ Argyresthia brockeella (Hübner, 1813) 2018.7.13 札幌市厚別区自宅


ナナカマドメムシガ Argyresthia alpha Friese & Moriuti, 1968 2019.7.31 札幌市厚別区自宅

・参考文献
井上寛・杉繁郎・他,1982.日本蛾類大図鑑Ⅰ 解説編.講談社.東京.

自宅の蛾
北海道札幌市にある自宅でライトトラップを行い、蛾の種数を集計する一環で標本を作成しています。
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20.4.1 ミスジキリガ

2020年06月05日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
小樽市のカシワ林でミスジキリガの良個体を狙いに糖蜜トラップを行いました。(2020年4月1日)
同所で前回行った糖蜜トラップ

18:23 糖蜜見回り開始


18:30


18:36


18:37 ミスジキリガ飛来 Jodia sericea (Butler, 1878)(中央右)


同個体
右翅腎状紋から下の部分の鱗粉禿が悔しい

18:39 タマナヤガ Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766)飛来

18:42 温度計10.9℃ 湿度60.0%


18:43 チャイロキリガ Orthosia odiosa (Butler, 1878)



18:45 タマナヤガ Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766)2頭目飛来(下部)


同個体



18:52 ミスジキリガ Jodia sericea (Butler, 1878)2頭目飛来
ライトを当てたからか落ちていた。
自身6頭目にしてようやく状態の悪くないミスジキリガに出会えました。



19:01 気温9.9℃ 湿度66.0%



19:05 モンハイイロキリガ Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926)

19:23 気温9.4℃ 湿度71.0%


19:25 ミスジキリガ Jodia sericea (Butler, 1878)3頭目飛来
こちらも2頭目同様良個体



20:08 スモモキリガ Anorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775)
今回亜外縁線にある特徴的なフタテンが茶色い個体をよく見ました。


・今回確認した蛾(2020.4.1 小樽市 糖蜜トラップ)
ホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
ミヤマオビキリガ Conistra grisescens Draudt, 1950
フサヒゲオビキリガ Agrochola evelina (Butler, 1879)
ミスジキリガ Jodia sericea (Butler, 1878) 3 採集3
テンスジキリガ Conistra fletcheri Sugi, 1958
エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766)
ハンノキリガ Lithophane ustulata (Butler, 1878)
カシワキボシキリガ Lithophane pruinosa (Butler, 1878)
モンハイイロキリガ Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926) 5〜6

ホソバキリガ Anorthoa angustipennis (Matsumura, 1926) 多い
ブナキリガ Orthosia paromoea (Hampson, 1905) 多い
スモモキリガ Anorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775) 多い
スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914
チャイロキリガ Orthosia odiosa (Butler, 1878)  1

タマナヤガ Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766) 3 採集3
キバガの一種 Gen. sp.

シロフフユエダシャク Agriopis dira (Butler, 1878)  ♂♀1

今回は訳あってトラップの範囲が大きく縮小しましたが、それでも特に問題はありませんでした。
前回同様ものすごい数のキリガが飛来しました。
飛来した種類はほぼ同じでしたが、前回よりも随分春キリガ率が増え越冬キリガ率が減りました。
フサヒゲオビキリガとホシオビキリガがぐっと減り、ブナキリガとスモモキリガがかなり増えてきました。
ミスジキリガも3頭飛来し、内2頭は目的の状態のいい個体でした。
タマナヤガが3頭飛来。越冬明けならば驚き。
シロフフユエダシャクはまだ多かったです。
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20.3.26 カシワ林で糖蜜トラップ

2020年06月01日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜

小樽市のカシワ林でミスジキリガ狙いで糖蜜トラップを行いました。(2020年3月26日)
写真:シロトゲエダシャク Phigalia verecundaria (Leech, 1897) ♂ 17:58

18:39 温度計6.9℃ 湿度58.0%


18:47 ホソバキリガ Anorthoa angustipennis (Matsumura, 1926)



18:43



18:45 飛来数はどの木も多い。



18:58 ナカグロホソキリガ Lithophane socia (Hufnagel, 1766)



19:03 シロトゲエダシャクPhigalia verecundaria (Leech, 1897) ?♀
大きめの立派なメス。

19:16 気温5.8℃ 湿度63.0%


19:19 シロフフユエダシャク Agriopis dira (Butler, 1878) ?♀



19:25 シモフリトゲエダシャクPhigalia sinuosaria Leech, 1897 ? ♀
19:03のときよりもさらにでかい。





19:36 スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914

気温5.0℃ 湿度66.0%


19:58 フサヒゲオビキリガ Agrochola evelina (Butler, 1879)
この日とても多かった。

・今回飛来した蛾(2020.3.26 小樽市 糖蜜トラップ)


シロトゲエダシャクPhigalia verecundaria (Leech, 1897) ?♀
約10mm。


シモフリトゲエダシャクPhigalia sinuosaria Leech, 1897 ? ♀
約14mm。
メスは難しくてよくわかりません。

まとめ
ホシオビキリガ Conistra albipuncta (Leech, 1889)
フサヒゲオビキリガ Agrochola evelina (Butler, 1879)
ミヤマオビキリガ Conistra grisescens Draudt, 1950
テンスジキリガ Conistra fletcheri Sugi, 1958
エゾミツボシキリガ Eupsilia transversa (Hufnagel, 1766)
ハンノキリガ Lithophane ustulata (Butler, 1878)
カシワキボシキリガ Lithophane pruinosa (Butler, 1878)
モンハイイロキリガ Lithophane plumbealis (Matsumura, 1926)
ナカグロホソキリガ Lithophane socia (Hufnagel, 1766)  3
カタハリキリガ Lithophane rosinae (Püngeler, 1906) 1

ホソバキリガ Anorthoa angustipennis (Matsumura, 1926)
ブナキリガ Orthosia paromoea (Hampson, 1905)
スモモキリガ Anorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775) 1
スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914 1

キバガの一種 Gen. sp.

シモフリトゲエダシャク Phigalia sinuosaria Leech, 1897  ♀1?
シロトゲエダシャク Phigalia verecundaria (Leech, 1897)  ♂1♀1?
シロフフユエダシャク Agriopis dira (Butler, 1878)   ♂♀

ライトをやっていないのにフユエダシャク類もたくさん乱舞しメスも幹によく見られました。
多数のキリガが糖蜜に飛来するも目的のミスジキリガはなし。
しかしフユエダシャク類の大型のメスを2頭採集できたので結果オーライ。
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