北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

2022.5.7 北海道のナマリキリガ

2022年09月24日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GW道南遠征最後のライトラに挑みます(2022.5.7 函館市)。

ナマリキリガの実績のあるポイントへ行くも横殴りの雨でライトラどころではない。
早々に自宅へ帰ろうかとも思いましたが、ナマリキリガを狙えるチャンスは札幌市民にとっては貴重です。
昨日目星をつけておいたポイントへ行ってみることにしました。
このポイントは雨のみで地形からか風は弱い。

色々葛藤があり始まりは遅く20:40からライトトラップ開始

雨がざあざあ降りで寒いですが、目を離すと蛾がひっくり返り鱗粉を持っていかれそうなので常に見張っています。
苦行でした。
しかしなんとナマリキリガが飛来しました。


ナマリキリガ
道内では到底狙って採れる種とは思っていなかったので、ものすごく嬉しかったです。
諦めなくて良かった。





ナマリキリガ
別個体
この日計3♂のナマリが採れました。

2022.5.7 20:40〜00:50 北海道函館市
雨、弱風
ミツボシアツバ♀、マイコトラガ2、コモクメヨトウ1、ハンノキリガ1、ミヤマオビキリガ1、キンイロキリガ、スギタニキリガ、スモモキリガ、ホソバキリガ、カバキリガ、アオヤマキリガ、クロミミキリガ、ブナキリガ1、チャイロキリガ、ナマリキリガ3♂、カシワキリガ、アカバキリガ、シロシタヨトウ1、オオバコヤガ、ウスイロアカフヤガ1、カギモンヤガ、イボタガ2、ハネナガブドウスズメ1、バラシロエダシャク、ウスオビシロエダシャク1、シロホシエダシャク、キジマエダシャク、ウスバキエダシャク、ルリモンエダシャク、シロテンエダシャク、セブトエダシャク、トビスジエダシャクの一種、キバネトビスジエダシャク、ハンノトビスジエダシャク、トビモンオオエダシャク♂、ニッコウエダシャク、アトジロエダシャク、ムラサキエダシャク、ツマキリエダシャク、マダラコバネナミシャク、クロオビシロナミシャク、ウスベニスジナミシャク、キリバネホソナミシャク、ヒメキンオビナミシャク、ナカモンキナミシャク、ヒロオビナミシャク1、オオハガタナミシャク、キホソスジナミシャク、オオクロオビナミシャク、マエモンハイイロナミシャク、ナカグロチビナミシャク、カバナミシャクの一種、ホシナカグロモクメシャチホコ1、シロテンシャチホコ、シャチホコガ、ヤスジシャチホコ、ブナアオシャチホコ、コブガの一種、ミヤマクロスジキノカワガ、アトボシウスキヒゲナガ1、ヒラタマルハキバガの一種、ハマキガ族の一種、イタヤマダラメイガ
遠征で最も欲しかったナマリキリガが3頭も採れた。
標本写真はいつの日か載せる予定です。
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2022.5.5 厚沢部町 北海道のアメイロホソキリガ

2022年08月28日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GW道南遠征6日目(2022.5.6 函館市)。
この日はアメイロホソキリガ・ウスベニトガリバの追加を狙うため3日目の場所で再度ライトトラップを行いました。
晴れてますが、風はなく気温も10℃ほどと高めです。






アメイロホソキリガ
8頭飛来。
すべてアメイロの保証はないがこれで一応アメイロホソはクリア。



ウスベニトガリバ
メスが1頭のみ飛来。
これで雌雄揃ったので良し。



マツキリガ
3頭飛来。



クロミミキリガ
個人的にクロミミのこの変異は初だったので採集。



ヨモギキリガとカシワキリガ



ハスオビエダシャク
1頭飛来。
なんとここでもハスオビが採れちゃいました。
完全に道内に定着している様に感じられますね。


2022.5.5 19:05〜23:45 厚沢部町
晴れ 風なし 気温19:10 10.5
ホソバアツバ1、ミツボシアツバ2♀、ヒロオビウスグロアツバ、ハガタキリバ3、キバラモクメキリガ1、カシワキボシキリガ1、カタハリキリガ2、アメイロホソキリガ8、エゾミツボシキリガ1、ミヤマオビキリガ、ホシオビキリガ2、ゴマダラキリガ1、ケンモンキリガ3♂、マツキリガ3、キンイロキリガ、スギタニキリガ、スモモキリガ、ホソバキリガ、カバキリガ、アオヤマキリガ、クロミミキリガ、ヨモギキリガ1欠け、チャイロキリガ、カシワキリガ、アカバキリガ、タマナヤガ、カギモンヤガ、イボタガ2、ウスベニトガリバ1♀、タマヌキトガリバ3、シロホシエダシャク1、ウスバキエダシャク、シロテンエダシャク、トビスジエダシャクの一種、ハンノトビスジエダシャク1、シモフリトゲエダシャク1♂、トビモンオオエダシャク2♂、ニッコウエダシャク、ハスオビエダシャク1♂、アトジロエダシャク、ミスジツマキリエダシャク1、ムラサキエダシャク、ツマキリエダシャク、シロシタコバネナミシャク?、チャオビコバネナミシャク、クロオビシロナミシャク、ホソクロオビシロナミシャク、ウスベニスジナミシャク、ヒメキンオビナミシャク1、ナカモンキナミシャク、オオハガタナミシャク1、キホソスジナミシャク、オオクロオビナミシャク1、マエモンハイイロナミシャク、カバナミシャクの一種、シロテンシャチホコ、ヤスジシャチホコ、アカネシャチホコ1、アカハラゴマダラヒトリ2、コブガの一種、ミヤマクロスジキノカワガ1、ヒラタマルハキバガ科の一種、オオハイジロハマキ、ハマキガ亜科の一種、シンクイヒメハマキガ族の一種、ダイズサヤムシガの一種
目的のアメイロホキリガは7頭ほどとウスベニトガリバは1頭のみ採れた。
ナマリキリガはここでは採れないのかもしれない。

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GW道南遠征7日目
この日はナマリキリガを狙うも失敗し散々だったので簡単にまとめます。

2022.5.6 19:10〜20:40 函館市
晴れ 無風 19:34 12.9℃
ヒメクビグロクチバの一種2、ウスベニトガリバ1♂、キバネトビスジエダシャク1、ブナアオシャチホコ多産
キリガ類が殆ど飛来せず移動。
ウスベニトガリバの飛来は救いですが、ナマリキリガどころかキリガの飛来自体かなり少なく希望は無さそうなので移動。

2022.5.6 21:25〜22:30 函館市
晴れ、風普通
ヒメクビグロクチバの一種2、ケンモンキリガ2♂、キバネトビスジエダシャク
全然ダメ。キリガは多少増えたものの絶対数が少な過ぎる。

明日7日は最終日、目的の6種のうち残り1種ナマリキリガが残っていますが流石に鬼門ですね。
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2022.5.4 北海道松前郡松前町 ハスオビエダシャク

2022年08月25日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GW道南遠征5日目。
この日は松前町で北海道で記録の少ないハスオビエダシャクを狙います(2022.5.6 北海道松前郡松前町)。


ハスオビエダシャク
20以上の個体が飛来。
発生初期なのか状態が良く全てオスでした。
変異のある種の様ですが、確認したすべての個体の前翅外横線は点線状で変異は確認できませんでした。
以下すべてハスオビエダシャク。






かなかなに可愛らしい妖精の様な蛾でした。

2022.5.4 19:11〜23:54 北海道松前郡松前町
晴れ 弱風23:00過ぎから強め
22:12 8.5℃ 22:37 10.3℃ 23:54 11℃超え
ホソバセダカモクメ1、ヒロオビウスグロアツバ、マイコトラガ1、ミヤマオビキリガ、スギタニキリガ1、スモモキリガ、ホソバキリガ、カバキリガ、クロミミキリガ、ブナキリガ1、チャイロキリガ、カシワキリガ、アカバキリガ1、オオバコヤガ、カギモンヤガ、ハネナガブドウスズメ7、エゾカギバ1、フタホシシロエダシャク1、バラシロエダシャク2、シャンハイオエダシャク1、モンシロツマキリエダシャク1、シロテンエダシャク1、キジマエダシャク1、ウスクモエダシャク1、ウスバキエダシャク、ルリモンエダシャク1、ニッコウエダシャク1、ムラサキエダシャク2、キイロエグリヅマエダシャク、ハスオビエダシャク♂のみ20以上、アトジロエダシャク1擦れ、トビモンオオエダシャク1♂、シロシタコバネナミシャク?、シタコバネナミシャク1、マダラコバネナミシャク1擦れ、クロオビシロナミシャク1擦れ、ウスベニスジナミシャク、ナカモンキナミシャク、オオハガタナミシャク1、ソトカバナミシャク、カバナミシャクの一種、クロスジアオナミシャク1、フトスジモンヒトリ、ハイイロシャチホコ2、ヤスジシャチホコ、アカネシャチホコ1、アカハラゴマダラヒトリ1、コブガの一種、コナガ、ハマキガ族の一種、オオハイジロハマキ1、ブドウホソハマキ1、マツトビマダラシンムシ、ダイズサヤムシガの一種1、イタヤマダラメイガ、マエアカスカシノメイガ1
目標のハスオビエダシャクが20以上飛来しました。
条件の良い日でしたがハスオビ以外は蛾の飛来が少なく、他にめぼしい種は確認できなかった。
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2022.5.3 北斗市 強風吹き荒れる山

2022年08月23日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GW道南遠征4日目。
この日は北斗市(北海道)の標高300ほどの山林でライトトラップを行いました(2022.5.5 北斗市)。
風が強くそこまでめぼしい蛾の飛来は確認できませんでした。
普通種を見つめ直す観察会の様な日となりました。



ナカグロホソキリカ



カバキリガ





スモモキリガ



アカバキリガ



ミヤマカバキリガ



スギタニキリガ



キンイロキリガ



チャイロキリガ



カシワキリガ





カギモンヤガ



シロテンエダシャク



ヒゲマダラエダシャク



ヒメシタコバネナミシャク



クロオビシロナミシャク



ナカモンキナミシャク

2022.5.3 19:00〜22:10 北斗市 標高300ほど
ヒメシタコバネナミシャク?3
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2022.5.2 厚沢部町 アメイロホソキリガ ウスベニトガリバ

2022年08月21日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GW道南遠征3日目、厚沢部町の森林ででアメイロホソキリガとウスベニトガリバを目標にライトトラップを行いました(2022.5.2)。


ウスベニトガリバ
点灯後すぐに飛来。
道内では渡島半島南部のみで見られる種。
ミズキに付く。
日中活発に虫捕りをしていた頃ミズキは斜面でよく花を咲かせていた印象だったので、今回斜面に向けてライトラを行ったのが良かったのかもしれない。




アメイロホソキリガ(暫定)
道内では渡島半島南部のみで見られる種。
ナカグロホソキリカと酷似している。
一般的に知られている前翅での識別方は総合判断できたとしても決定的な証拠には物足りないですね。



キジマエダシャク


シタコバネナミシャク


ホソクロオビシロナミシャク

2022.5.2 19:05〜22:20 厚沢部町
にわか雨 風弱い 寒め
ホソバアツバ1、アメイロホソキリガ?1、エゾミツボシキリガ1、ミヤマオビキリガ、ホシオビキリガ1、ゴマダラキリガ1、キンイロキリガ1、スギタニキリガ、スモモキリガ、ホソバキリガ、カバキリガ、アオヤマキリガ、クロミミキリガ、チャイロキリガ、カシワキリガ、カギモンヤガ、ウスベニトガリバ1♂、キジマエダシャク、ウスバキエダシャク、シロテンエダシャク、トビスジエダシャクの一種、トビモンオオエダシャク1♂、ニッコウエダシャク、アトジロエダシャク、ミスジツマキリエダシャク1、ムラサキエダシャク1、シロシタコバネナミシャク?、シタコバネナミシャク、チャオビコバネナミシャク、クロオビシロナミシャク、ホソクロオビシロナミシャク、ウスベニスジナミシャク、ナカモンキナミシャク、マエモンハイイロナミシャク、カバナミシャクの一種、ヤスジシャチホコ2、コブガの一種、ヒラタマルハキバガ科の一種、オオハイジロハマキ、ハマキガ亜科の一種
目的のアメイロホソは1頭のみでしかも後ろ翅にやぶれがあり、ウスベニトガリバも1頭のみなので追加が欲しい。
しかし一安心。
しかしアメイロホソはナカグロホソと外見での識別は難しく自信が持てない。
越冬キリガはアメイロホソ以外は早い時間に飛来しそれ以降一切来なくなった。
それ以降は春キリガが飛来し始めた。
何故かは不明。
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