普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

また朝日新聞が??(日々雑感)

2007-05-14 06:00:07 | 情報、マスコミ

<<また朝日新聞が??>>
日曜日の「たかじんのそこまで言って委員会」で高野連の特待生処分問題が出ていた。
そこで、出場者からの全国高校野球を商売道具にする朝日新聞と、同社から強い影響力を受けている高野連への批判で盛り上がっていた。

朝日新聞は何故かいつもお騒がせですねえ!!

特に、興味を引いたのが、ジャーナリストの勝谷さんの話だ。
なんでも、朝日の記事が高野連の弁護をしていたことと、その著者が知らない人だったので、不審に思って調べたところ、社説の著者はなんと高野連の関係者だったそうだ。

これを聞いて例の、NHKの模擬裁判の放送へ自民党からの圧力あったとする朝日の問題報道で、自民党からの抗議に、朝日は裁判を控えているからと言って、コメントを避け、結局裁判を起こさぬままに遂に頬被りしとおした事を思い出した。
(長崎市長射殺事件の誤報にたいして、安倍さんの事務所が訴えたのもこの為かも知れない。)

朝日新聞の自己の主張を通す為、または自己弁護のために手段を選ばないのはいつもの事とは言え呆れますなあ!!

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<<疲労破壊とは>>
「エキスポランド」のジェットコースター死傷事故では、車軸折損→車輪脱落→脱線の大事故の原因を起こした車軸の破損は疲労破壊が原因とされている。

これについて昔、機械の保全に関係していたので少し解説をして見たい。
http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/%C8%E8%CF%AB_(%BA%E0%CE%C1)/detail.html?LINK=1&kind=epedia 

疲労現象および機構
物体はその機械的強度より小さい力学的応力を一時的に受けても破壊されることはない。しかしながら、弾性範囲内の小さい応力であっても継続的に、あるいは繰り返し受け続けるとその強度が次第に小さくなり、やがて変形あるいは破壊に至る。
繰り返し応力を受ける場合、破壊された断面を観察すると(平坦な断面に)縞状の模様が観察されることが多い。

疲労による機械的強度の低下は多くの場合、始めに物体に微小な割れ目(クラック)が発生し、繰り返し応力を受けることによって割れ目が次第に大きくなる機構による。
材料が疲労によって破断するまでの応力サイクル数を記述する方法について以下に示す。応力が小さい場合には次のバスキンの法則が用いられる

ΔσNa=C1
Δσ: 応力の振幅
 車軸の設計のさいの応力の計算は通常曲げ応力として計算する。
 しかし応力は一様でなく、軸の部分的な寸法の違い、角部、今度の場合は、螺子の谷などに応力の集中が起こるるので、他の条件も考慮して、安全係数として機械の種類によるが通常4~5倍にとる。

疲労破壊の場合は、当然この様な応力の集中箇所から発生する。

今回の場合はナットでの締めつけ箇所から発生しているので、螺子部の影響か、車軸の直径の差から生じる角部の応力の集中が考えられる。

それと締めつけナットの端面部分の車軸に過大な応力が生ずることもあるので、その部のナットの螺子径をわざと大きくする(逃がす)こともあるが、その様な処置をされたかどうか。

今回の場合は、回転する車軸に直角方向に一様に荷重がかかるから、軸は引っ張りと圧縮の二つの力が交互に働く。
応力の振幅はこの両方の応力の和となる。

N: 破断に至るまでのサイクル数
これは車軸の回転数と同じで、コースターの一回走る間の回転数×使用回数である。
a: 定数
C1: 定数


 つまりこの式は応力振幅が大きい程、使用頻度を少なくせねばならぬことを示している。

 なおあるテレビで、某大学の先生が、ナットのゆるみから疲労破壊が生じたのではないかといっていたが、現場の経験からすれば、ナットのゆるみ脱落で大きな事故を防ぐため、むしろ前に書いたように、締め過ぎの可能性の方が高いが、詳細の検査結果を待つしかない。

この事故を防ぐ為に、超音波探傷試験など種々の試験が行われる。

航空機などのような人の生命の預かるものでは、この様な厳重な検査に加えて、重要な部品は一定使用期間経過後、無条件で交換しているそうだ。

いずれにしても、どのようなメンテナンスが行われているか知ないままエキスポランドの様な遊具を使う人達のために、施設の提供者は航空機に劣らない完璧な機械の保全をして欲しいものだ。

これは使用者のためは勿論だが、信頼の失墜が来園者の激減に繋がりかねないからだ。

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