5月27日のテレビを見て感じた事三つ。
<<禿鷹ファンドの公開買いつけ>>
毎日系のテレビ放送によると、禿鷹ファンドと呼ばれることもある(Wikipedia)スティール・パートナーズの株式公開買いつけの動きが盛んのようだ。
当面の目標にされたアデランスは防衛策について賛成が54%、反対46%という僅差で株主から承認を取り付けたが、配当を増額する予定だそうだ。
これでTOBを失敗しても同社にとって丸儲けになんるでしょうね。
ネット上で調べてみた同社のTOBの目標会社は、
アデランス
天龍製鋸(同社株のストップ高)
ブルドックソース(同社株のストップ高)
サッポロホールディングス(先方の意向質問中)
三精輸送機
ソトー
ユシロ化学工業
明星食品
の8社に登っているそうだ。
ここで規制改革を推進した、小泉さん、竹中さんや、政府や与党の関係者に聞きたい。
このように、僅か一社対して、ただでさえ競争力の低下に直面している、日本の8社までが企業防衛と言う、非生産的な対応策に苦慮しているのは、日本のために本当になるのですかね?
TOBを失敗しても株価上昇で丸儲けなどの外国ファンドの跳梁を許しても良いのですかね?
参照: 日本株式会社の観点から見た日本
日本型経営(新日鉄の危機)
<<首を捻る21人の弁護団>>
「たかじんのそこまで言って委員会」では山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審に対する21名の弁護団への非難が集中していた。
遺体「強姦」は死者復活の儀式 弁護団が「失笑」ものの新主張(5月25日 J-CASTニュース)によると、彼らは差し戻し審に改めて新しい主張を持ち出したそうだ。
それによると、
被告は、自分が中学1年のときに自殺した母への人恋しさから被害者に抱きついた。甘えてじゃれようとしたので強姦目的ではない。騒がれたために口をふさごうとしたら誤って首を押さえ窒息死させた。死後に遺体を犯した行為は、生をつぎ込み死者を復活させる魔術的な儀式だった。長女は泣きやまないので首にひもをまいてリボンの代わりに蝶々結びにしたら死んでしまった。どちらも殺意はなく傷害致死罪に当たる。
と主張しているそうだ。
このような馬鹿げたことを引用するのも躊躇するような、誰が考えても奇妙奇天烈な主張で、最高裁から差し戻された高裁がまともに受け入れるものではない。
こうした主張をした弁護団の団長は、安田好弘弁護士だ。オウム審理教事件で麻原彰晃死刑囚の1審の主任弁護人を務めたことでも知られる。
安田弁護士は、オウム事件審理中には、顧問企業の財産隠しに関して強制執行妨害の疑いで逮捕された。
彼に続く主要メンバーの足立弁護士は、1995年にスピード違反で摘発されたが、「スピード違反を仕向けて摘発する一種のおとり捜査で、計測結果も正確ではない」などと主張し、反則金の支払いを拒んで道路交通法違反の罪で起訴された経歴の持ち主だ。
2人は、最高裁で06年3月14日に予定されていた光市の母子殺害事件の上告審弁論に日弁連の行事のため欠席した。裁判長が「極めて遺憾」とコメントするなど批判も集まった。
そして、報道によれば、最高裁の申し入れに対して、弁護士会は彼等に対してになんらの懲戒処分を与えなかった。
このような問題のある弁護士達が、理屈に合わない主張を持ち出して、貴重な国費を使って結論の判っている審議をまた延々と続けるのだろう。
まさに何をしでかしても身内から護って貰えるなど正に弁護士天国だ。
自民党や民社党の皆さんこんな事で良いのですかね?
何も対策を立てなくて良いのですかね?
<<中身の論議は抜きで憲法改正?>>
田原総一郎さんの番組で、公明党の太田さんが、安倍さんの中身の論議なしの憲法改正を参院選の争点にしたいと言うのは無意味だと言っていた。
田原さんが例の調子で、しつっこく太田さんに自民党反対の言質を取ろうとしていたのにうんざりさせられたが、太田さんの意見には頷かされた。
安倍さんの今までの言動や、集団的自衛権の解釈検討の諮問会議の開催など、野党だけでなく、与党の公明党までから安倍さんの真意を疑われては、憲法改正に必要な議会の三分の二の賛成をえるなど無理なのは自明のことだ。
まして自民、民主ともに問題があったと思うが、肝心の人民投票法案の成立過程をみれば、安倍さんの任期中の成立はほぼ絶対的に無理なような気がする。
そこで、私の安倍さんへの提案だ。
もしどうしても、憲法問題を次期参院選の争点にしたいのなら、9条関連の部分は棚上げにして、それ以外の部分の改正を提案したらどうだろうか。
その理由は
自主憲法作成と北朝鮮問題にも書いたように、日本の防衛に対する、基本的な重要問題であること。
しかもこの問題は日本のみならず同盟国の米国や隣国の韓国や中国への影響もあり、より慎重な対応をすべきであるためもう少し検討する必要がある。
それで、最初は国民に受け入れやすい憲法を作る。
次に改憲アレルギーが無くなったところで、問題のある9条関連を改正を図る方が結局はより早道になるだろう。
安倍さんのやり方はうやむやにしてきた、靖国問題の処理方法そのままだ。
そこを野党に安倍さんは軍国主義の道を歩いていると突かれ、国民も或いはそうかなと思わせているのだ。
どうしても憲法改正を参院選の争点にしたいのなら、安倍さんの考えている憲法改正の範囲(出来れば私の提案のように9条関連を除いた範囲)をはっきり示して、安倍さん自身や党への信頼回復に努める方が、憲法改正の早道になると思う。
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