昨夜のテレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」を見たときに印象に残った事を纏めてみた。
[新テロ特措法案賛成の民主党議員]
・昨夜の同番組に出演した民主党の長島昭久さんが衆議院での新テロ特措法案の再採決後、「数カ月の空間があったが同法案のが採決された事を評価する」とコメントしていた。
私は、長島さんに限らず、民主党の中でも、内心彼と同じように法案が通って日本の国際貢献の道が閉ざされずにすんで良かったと思っている人も多く居ると思った。
同法案については、マスコミの多くは衆院3分の2条項を使う程、重要且つ緊急の問題かとか、海上給油そのものの反対と言う批判していた。
民主党の対案の評価、日本の国際貢献のあり方などは触れないままで。
私は事実上何もしない民主党の対案より、問題はいくらかあっても、少なくとも何らかの国際貢献をする給油法案が通って良かったと思っている。
マスコミは何かあれば政府、与党を批判するのが進歩的だと言う考えが定着しているようだ。
そしてそれが世論(特に浮動票と言われる人たちの)をミスリードしているのだ。
[良識のある女性の意見]
衆院での新テロ特措法案の再採決中に、小沢さんの姿が消えたのに気づいた議場が騒然となった画面を見ながら家内が言った。
「小沢さん近頃どうかしているのじゃないの?」
確かに近頃の小沢さんの言動には首を捻る事ばかりだ。
家内は前にも書いたが、新聞などのニュースは滅多に見ないが、テレビのニュースや世相や政治に関する討論の番組は欠かさない人だ。
そして彼女の一口コメントがまた私にブログのテーマを与えてくれる。
それと同じように私の属する英語輪読会での問題意識に溢れた小母さんたちのお喋りも私にテーマを教えてくれる重要なソースだ。
私は男性(特に私)にない感性を持つ女性の意見には出来るだけ耳を傾けるようにしている。
その点で言えば政治関係のブログ界で活躍しいいる「ねこプラどんぶり」さん、「ぽやきくっくりさん」さんの短くて、柔らかくて、そして鋭いコメントは一読に値すると思う。
[政策協議]
同番組では自民から島村宜伸さん、民主から安住淳さんと前にも書いた長島昭久さんの間で問題のガソリン税の問題で討論が始まったが、いつになく和気藹々とまで行かぬが互いにフランクに話し合っていた。
安住さんなど島村さんに問題の暫定税率の処理で、道路特定財源でなくて(安倍さんの主張した)一般財源に廻してはと島村さんに意見を求めるほどだ。
これこそ国民が求める政策協議だ。
似た様な価値観を持つ自民、民主がどうして国会の場で、フランクに話し合えないのか、どうして民主党が暫定税率の問題で、最初からこれを首相問責決議までもって行こうとするのか。
世論調査で国民は自民、民主に政策協議を求めているのに。
もう国会は国の政策討議の場でなく、政争の場に変わってしまている。
こんなことを大多数の国民が望んでいるのだろうか。
[次の首相は]
番組では出席した福岡政行さん他2名の評論家の意見を訊いていた。
福岡さんを除く二人は福田さんを上げていた。
つまり福田さんは頑張れるだけ頑張るだろうと言うわけた。
福岡さんは福田さんは解散前に総辞職するだろうと予測して、その場合は麻生さんか平沼さんを上げていた。
もしそれでも民主党が勝ったときは岡田さんだろうと言っていた。
私個人としては平沼さんが最適だと思うし、彼が出たら自民党が選挙で勝つチャンスが大きくなると思うが、無所属の彼を自民党が果たして担ぐか、仮に実現しても捩れ国会を果たしてうまく処理して行けるだろうかの疑問点もある。
麻生さんは私の同県人で応援したいし人物も立派だが、安倍さんが辞めた後の彼を中傷する報道やそれを利用した党内の動きにも、安倍さんとの信義を守って何も言わなかったように、政治家としては悪い意味で言って人が良過ぎるので、総裁までなれるかどうかは不安がある。
福岡さんが岡田さんを挙げた説明で、国民がもし「ダメモト」で民主党を政権の座についたとしたら、小沢さんは首相になるのは避けるだろうからと言った。
「ダメモト」と言うのは民主党の支持者に言わせれば失礼な話だが、どうせ民主が政権をとって駄目なら元に戻って自民に乗り換えれば良いさと言う意味だ。
福岡さんの首相論に対して、出席者の勝谷誠彦さんが、嘘を言う人より頼り無いが誠実な人が良い、何故なら、後者は(政権について)鍛えられればそれだけ成長するからだと言った。
勝谷さんは、前者は勝つ為に本音を隠し、国民の受けの良い政策を並べた小沢さんを指し、後者は消費税アップを掲げて戦った岡田さんのことを言っているのは確かだ。
私は下記のブログで、民主党がいつあるか判らない衆院選に備えて、今こそ専従の責任者を置いて真面目にマニフェストを見直すべきだ。
何故なら、過去と違って民主党が政権を取る可能性が大きくなっている。
そして政権を取った後、国民の受け良い政策ばかり並べて、猛者揃いの自民党の攻撃でコテンパンにやられたら、また細川政権の二の舞になり、またその以後長く自民党政権が続く事になるからだと書いた。
私は日本のため、また民主党のため、民主党が政権を取る為でなく、政権を取った後のために、今こそ真剣に実行可能な政策をマニフェストに掲げて戦うこと、そして永続的な政権交代の実現を願っている。
参照:二大政党制度の検証
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可哀相な民主党員
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