麻生さんの支持率の急落、世界的な金融危機などで日本の政治環境はいよいよ混沌としてきた。
12日の記者会見で麻生さんが23兆円追加経済対策の記者会見を見たとき、これでまた内容がまた変わってマスコミの攻撃に逢うのだろうと、はらはらして聞いていたが、案の定麻生さんの話を信用していないような記者の質問、翌朝の政府よりと言う読売でさえ麻生さんの言った大盤振る舞いについてその項目を並べただけ。、
そこで新聞とテレビとネットしか情報源のない、普通のおっさんから見た自民党と麻生さんの政策課題について少しづつ考えてみた。
[自民党と麻生さんの政策課題]
自民党政権が国民に負うべき責任
・先進国の中で飛び抜けて大きい債務残高
・戦後から殆ど手つかずの官僚制度
・日本人の国民性に合わない労働者派遣法の制定と労働基準法の改正
国民が自民党と麻生さんに求めているもの
・首相の強いリーダーシップ
・適切な経済対策
自民党として考えて欲しいこと
・自分より国民優先、国民からいつも見られていること
・首相を中心とする挙党一致
・戦う姿勢を忘れぬこと
・筋を通すこと
・筋を通すためには次期選挙戦の敗戦を恐れぬこと
・社会党が野党第一党時代の甘い時代のことを忘れること
(太字は今日のエントリーに関係する問題)
私は非正規従業員の削減と自民党でも触れたが、最近の麻生さんへの支持率の急降下で、自民党内に「圧力団体」林立、構造改革を旗印に政権と距離を置く(読売新聞から引用)の動きが発生した。
・「郵政民営化を堅持し推進する集い」で60人を超える議員が集まったが、民主党の郵政民営化見直し法案も否決したのに何故集まらねばならぬのか。
小泉さんが決めた労働者派遣法のお蔭で大企業から大量の失業者の新たなホームレス発生の危機が麻生内閣の先行きに暗い影を落としているのに、何を今更小泉さんを担がねばならぬのか?
その他に、「速やかな政策実現を求める有志議員の会」の会合も開かれた。塩崎恭久・元官房長官が「経済、景気が第一と言っているのだから、やはり第2次補正予算案を国会に出すべきだった」と首相の政権運営を批判すると、若手議員からは「内閣不信任案に同調するくらいの覚悟で臨むべきだ」という発言まで出た。
麻生首相批判の急先鋒である渡辺喜美・元行政改革相は、会合に出席した後のラジオ番組で、「自民、民主両党が分裂し、理念と政策の一致した政治勢力の結集が望ましい」と政界再編の意欲を語った。
若手議員たちは内閣不信任案に同調して解散になって自分達が生き残れると思っているのか、それより前にやることは自分たちの信じる正論を党の幹部や麻生内閣にぶっつけるのが先ではないか。
13日の読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」では塩川正十郎さん始めパネルの人達から、自民党員でこれまでして党の方針に反対して離党するなどの度胸などない、これらの動きは国民に取って不幸なことだと一刀のもとに切り捨てられていた。
彼等が離党して自分たちに何か出来るだろうか。
[自民党員がやらねぱならぬこと]
国民は彼らの動きを良く見ている。
読売の福岡県の地方版では自民党の支部から自民党内の動きへの抗議文を党本部に送ったそうだが、同じような動きは全国に拡がるだろう。
自民党員の今やるべきことは、麻生さんがその方針を誤らない様に進言すること。
麻生さんの党内での支持基盤が弱いのなら皆で支えること。
族議員たちが一般化した道路財源をまた道路に回わそうとしている画策や、公務員改革に反対の動きを抗議することだ。
私がいつも言うことだが、党員のなかには昔社会党が野党第一党だったころは、少々政権党の自民党が無茶をやっていても、政権が維持できた時代と全く変わって、色々批判はあってもなんとか政権を取らせても良いと考えている民主党が野党第一党いる時代になっているのに、党内のごたごたを見ていると中にはまだ昔の甘い夢を見ているような党員もいるような気がする。
その党員は自分たちが危機感を持って動いていると思うが、まだ甘い様なきがしてならない。
冷静に考えれば素人の私が指摘しなくても、党員たちがやらねばならぬことは皆判っている筈だ。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。↓
政治ブログランキングへ
政治ブログへ