今日のサンデープロジェクトで
・民主、社民、国民新党3党提出の雇用対策4法案を会期ぎりぎりで提出し、しかも僅か数時間で強引に採決したことに対して民主党の山岡堅次国対策委員長へ、
・第2次補正予算案を来年送りにしたことや定額給付金について自民党の石原伸晃幹事長代理、公明党の高木陽介選挙対策委員長にたいして
田原総一郎さんや反対党から批判が集まり、批判された側は苦しい答弁を強いられていました。
[点数を稼いだ共産党]
その中で唯一ポイントを稼いだのは共産党の政策委員地の小池晃さんでした。
国民新党の亀井亜紀子さんから、民主党が雇用対策4法案の強硬採決しようとする動きにたいして、小池さんがもう少し話し合いしようと言う動議に自民党席からも拍手が出たと話していました。
そして報道によれば共産党はその採決にも棄権をしたそうです。
新テロ特措法改正案のときも、民主党執行部が小沢さんの指示に従い、衆参両院で審議拒否する方針を固めたときも共産党は社民党とともに審議拒否に反対しました。
共産党は秋葉原殺人事件当時から非正規社員の雇用不安と「蟹工船」ブームで入党者が増加したと報道されましたが、今回の金融危機に伴う非正規社員の大量解雇の影響でしょうが、同党の支持率が11月の1.4%から12月の2%と伸ばしていました。
一方自民党は23.8→18.6、民主党は14.3→13.4といずれも支持率を落とし社民党は0.8→1.1と伸びています。
選挙は水物ですから、次回の衆院選では共産党が若者の無党派層の票、ことによると社民党の票まで食って、予想以上に伸びることもあるかも知れません。
[国会のこれから]
今回の雇用問題や2次補正予算案の自民党と民主党の対応のカッコ悪さ(つまりその党の支持率の低下)と、共産党のかっこ良さ(支持率の向上)の違いはどこにあるのでしょう。
その違いは自民・民主とも政権が目の前にぶら下がっているから<つい政策より政局に眼が移るからであり、共産・社民はどう転んでも政権とは縁遠い存在だから、何でも言えるからと思います。
この事から2つのことが考えられると思います。
1.国会が捩じれ状態が続くときと政権に遠く、正論を述べやすい、弱小政党が政局決定のキーマンとなること、今の共産・社民はそれには小さ過ぎるから、もう少し大きな政党が出来るのを待つか、政策に各党が共同歩調をとること。
2.自民・民主とも国民にとっては判り難い政権獲得や防衛→政局中心の国会運営から、、そのような事から離れて国民目線で政策を考えて、時には次の選挙のことより、判りやすい国会運営をすることも考えるべきだと思います。
自民党のこれから
特に死に体同様と言われる麻生政権は、本当に死んだつもりでやれば却って国民の支持を得るかもしらない位の気持ちでやってはどうでしょう。
その点で言えば選挙に不利になる消費税値上げ方針の堅持や、国民から不人気の定額給付金の資金の雇用対策などへの一括使用への使途変更で、またマスコミから政策の揺れと揶揄されても、それが案外に麻生さん支持の向上に繋がるかも知れません。
そして麻生さんの強いリーダーシップには党内からの反対に逢っても、小泉さんの例のように国民の支持を得るかも知れません。
何故なら国民は麻生さんに首相としての強いリーダーシップを望んでいるのですから。
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