今朝の読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」で塩川正十郎今年の最大のニュースとしてオバマさんの大統領選の勝利をあげ、その理由としてその主張の「Change」のように米国が大きく変わる可能性があるのに、この儘では日本だけが取り残されるのではないかと言っていたのに強い印象を受けました。
塩川さんはそれ以上のコメントは言わなかったのですが、話の成り行きからみて、最近の金融危機や日本企業の素早いリストラの動き、非正規社員の大量解雇などが頭に逢ったのでしょう。
私は素人ながら前々から日本の経済、軍事、企業の経営の全てに米国一辺倒で良いものかとブログで書いて来ました。
06年の 「その場凌ぎの政治から抜け出すために」で
・世界の歴史で見るように、ローマ帝国その他の世界を制覇した国々は必ず何時かは滅びるか衰える。
・米国も多くの不安要因を持っているし、世界からみれば必ずしも好感を得ていない
・若しその様な評判の悪い米国がぽしゃった時、それに頼りきった日本の世界における立場はどうなるか
と言う様な日本として基本的な且つ難しい問題を研究するために、シンクタンクを設立してはと言うアイディアを書きました。(*注記)
07年3月の 「米国との関係の見直し」には米国の情勢の変化として、死に体と言われるブッシュ政権、日本の孤立化、米国と中国の経済的結びつきの増大などを上げ、特に米国経済を支えてきた、住宅バブルの雲行きの悪化もその一つに取り上げました。
その後も米国型の市場中心主義、自由主義経済など、米国型の企業か株主のもの、成果主義の問題、何がなんでも米国一辺倒のやり方に疑問を投げ、これを研究する機関の必要性を書いてきました。(*注記)
そして今回の金融危機です。
私が言う様に米国は「ぽしゃり」ませんでしたが、金融やビッグスリーは「ぽしゃり」かけています。
そして塩川さんの言うオバマさんの登場です。
彼の政策はブッシュさんと違ってブレーキのついた市場上主義経済、ビッグスリー救援と言うかっての自由主義経済からいざと言う時の政府の介入のようです。
日本での企業のリストラも、米国流の企業は株主のもの企業の設備と同じ立場に置かれている従業員を、設備と同様に要らないものか切って捨てると言う、以後の彼らの生活無視の有無を言わさぬ首切りと言う、昔では考えられぬ米国流のやり方です。
これが米国の社会では通じるかも知れませんが、日本人の心情はまだ完全に米国型になっていないために、大きな社会問題になろうとしています。
私はビッグスリーに学ぶことで書いたように、日本型の経営にも多くの優れたところがあり、外国の良い所は取りいれても、日本の良い所は残したり、それを積極的に外国にそれを発信するべきだと思います。
オバマさんが率いる米国が変わろうとしているのに、日本だけが従来型の米国の流追随していては塩川さんが言う様に、日本だけが孤立するかも知れません。
今回の金融危機やオバマさんの登場は、日本に取ってもその行き方を考え直す良い機会だと思います。
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*注記:参照
グローバル資本主義の見直し
米国型市場経済中心主義は万能か