東国原さんの発言の「自分を自民党総裁候補擁立させろ」、「全国知事会作成の地方分権の提言を政権公約に盛り込むこと」、「自民党が変わらねば」という発言が政界とマスコミを賑わしているようです。
これには色々の議論があり、自民党の誰かの言う様に大騒ぎする価値があるかと思いますが、素人のおっさんのブログの利点を活かして、地方分権を進めるためと言う彼の言葉をあえてそのまま受け取り、そして彼の立場に立ってその問題点を考えて見ました。
・東国原さんが総裁候補になれるか
候補になれかも知れないが、少なくとも彼が衆院選の前に自民党総裁になれることは絶対にない。
自民党がもし負ければ、党内に東国原さんの発言に不快感を持っている人達がいることを考えれば、東国原さんは自民党ではワン・ノブ・ゼムとなってしまうことは、この件で古賀誠さんを非難した丸山和也さんの党内の立場を見れば明らかだ。
しかも後に書く様に東国原さんを入れ総務大臣にしても自民党が勝つ確率は50%前後だ。
・東国原の発言で党内が変わるか?
彼の発言で自民党の体質が変わる可能は非常に少ない。
変わる様なら、今のような自民党にとって危機的な今、不規則発言で首相や自民党の支持率の足を引っ張る人はいない筈だ。
また変わらないのは彼に対する党内の批判を見ても明らかだ。
・全国知事会作成の提言を政権公約を自民党の公約に盛り込ませるとが出来るか?
出来るかもしれないが、仮に自民党が勝っても、麻生さんの地方分権の指示が反古にされた例から見ても、首相や総務大臣に余程の指導力がなければ、公約がそのまま進むとは思えない
・彼が自民党で地方分権に向けての指導力が発揮出来るか?
東国原さんの首相、または総務大臣としての指導力は、小泉さんの例のように圧倒的な自民党の衆院選勝利が示す国民の後押しか、党内の大きな彼への支持基盤を持つことと本人の潜在的な能力を持つ以外には発揮できない
マスコミが指摘するように、麻生さんが内閣改造をして、東国原さんが総務大臣になったとして、彼が選挙までに彼がその潜在能力を発揮しその実績を国民と党員に示す時間がない
そのまま選挙に入って、総裁でない東国原効果で自民党が勝利する確率は、小泉選挙の時のマスコミ報道にように、仮に東国原さん一色の報道をしても、自民党の勝つ確率が50%を越すかどうか判らない。
つまり支持基盤のない東国原さんが自民党で指導力を発揮するためには、自民党が大勝利する以外はないが、その確率は殆どないことから、彼が自民党内で指導力を発揮できる機会は殆どないことになる。
もし東国原さんがマスコミの一部が勘繰る様に彼が国会議員になりたいだけならともかく、彼の言う様に地方分権の達成のために、自民党入りするなど、折角の特異の能力を持つ自分自身を潰すことになると思います。
やはり彼は地もとの声に応えて、宮崎に留まりその実績を積んだ後にその進路を決めるべきだと思います。
その点、橋下さん横浜市長の中田宏さんのように現職に留まりながら政党または政策グループを作り活動する方が、廻り道かも知らないが自分を潰さずその能力を活かす道だと思うのですが。
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