産経ニュースで気になる記事を見つけました。
【議員アンケート】「沈黙」守る民主党 党執行部が厳しい圧力です。
・産経新聞が実施した「政治とカネ」「外国人参政権」の国会議員アンケートでは、421人も所属議員がいる民主党で回答に応じた議員は39人、回答率はわずか9%だった。
・小沢氏がとるべき対応についての設問では、わずか21人。
・小沢氏に対し、「幹事長を辞任すべきだ」「離党すべきだ」と答えた民主党議員は匿名回答を含めてもゼロ。報道各社の世論調査で小沢氏が「幹事長を辞任すべきだ」とする回答が7割を超えていることと比べると、民主党議員の有権者との意識のズレはかなり大きいといえそうだ。
・党執行部は奥村展三党総務委員長名で、党所属国会議員に「議員活動や党活動に対するアンケートが寄せられているが、適切かつ慎重に回答するように」とした指示文書を配布して、事実上取材に応じないように規制した。
・特に衆院当選1回の議員に対しては、党国対幹部が「テレビカメラの前で話さないように」などと指導している。民主若手は「表ではなかなか本音を言えない」とぼやくが、自らの主義・主張を説くことができなければ、議員は衆参本会議での「一票」にすぎない存在になってしまうのではないか。
[民主党へ]
民主党衆院選大勝の原因
・民主党の衆院選の大勝の原因は、今までの与論調査で判るように、ばら蒔きと言われる一部または大部分の公約でなくて、
政治主導の行政改革の公約への期待
透明な政治への期待
頼り無いけどクリーンなイメージのある民主党
国民の意識から遊離した自民党政権えお灸を据える
と言う国民へ意志でした。
逆に言えば自民党はそう言う国民の期待と党本部の意識が完全に遊離していたのが、自民党の大敗の原因であることは、誰でも知っています。
党大勝の原因を忘れている民主党
・今回のアンケートでは党内でも(私は反対ですが)外国人参政権に就いては色々意見があるがその本質が判った時の世論の反応が怖いこと、そしてアンケートをしたのが、反民主党政権の傾向のある産経のアンケートであることを、割り引いて見ても、何処の世論調査でも小沢さんは引退すべきだと言っているのに、匿名でのアンケートにも関わらず、小沢さん辞職、離党を言った人はゼロだったのは、少なくとも民主党員の意識の国民の意識が完全にずれて居ます。
民主党が参院選を前にして今考えねばならないことは、衆院選大勝の反省です。
・国民の期待の政治改革を進めること
これはまた枝野行政刷新相4月から「事業仕分け」を始めるそうなので、鳩山政権にとってはプラスとなるでしょう
・国民が期待した民主党のクリーンなイメージを再度国民に植えつけること
これに就いては党ないの2本の柱である鳩山さんと小沢さんの政治資金問題とクリーンなイメージが無くなって仕舞いました。
そしてそれに就いて何も言えない自浄作用の欠落は産経に限らずマスコミ全体から叩かれています。
・小沢さんの党利党略の運営、その現れの幹事長室への陳情の一本化(前原さんや原口さんは反対 )、自民党の同じ権力者による政権のリモートコントロールなどで民主党が訴えている透明な政治の逆の政治の密室化が政権と党内で起こっています。
・それと一番に気にしなければならないのは政権と民主党の意識と、国民の意識の離反です。
産経が指摘したように、少なくもと小沢さん問題では完全に国民と(少なくとも表面上の)党の意識は離反しています。
そして党内事情(参院選対策)ばかりに眼を向けていては、自民党の衆院選前のように国民の期待と党の意識の離反の程度がますます進行するかも知れません。
政権では先に書いた事業仕分けの再会と(昨夜の「たけしのTVタックル」で散々に叩かれていた、そして今朝の「スーパーモーニング」で民主党贔屓の鳥越さんまで批判しいていた)子ども手当ての一部実施により、参院選を乗り切ろうとしているようです。
私は党の今り戦略でも参院選で勝つのかも知れませんが、少なくとも地滑り的な大勝は出来ずに辛勝に終わるような気がします。
それなら一層のこと与謝野さんが指摘していたように、「誰でも交代出来る」鳩山さん入れ換え、クリーンで透明な政治への国民の期待を完全に裏切っている小沢さんを、率直で明るいイメージを持つ、若手政治家に入れ換えるのは、党や政権への打撃も大きいと思いますが、今の自民党の現状を考えると、辛勝かも知れませんが勝てるような気がします。
反民主の産経でもその社説の、枝野氏入閣「行革に本腰」なら歓迎だにあるように反小沢の立場の政治家による行政改革を支持しています。
民主党は衆院選の圧倒的勝利に驕って、脇が甘いと言うよりがら空きになっているような気がします。
政権も党も選挙対策と言う内向きのことばかり考えずに、その目線をもっと国民の方へ向けてはとどうでしょうか。
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