二日続いて自民党のことを書いたので、次は鳩山政権のこと書かねばと思って居ました所、また与謝野さん離党の動きの報道で、三日連続で自民党関連のエントリーとなりました。
与謝野さんの動きに就いて色々の報道や批判があります。
・昨日のTwitterでは平沼さん、与謝野さんの動きに対して賛成の意見は少数で、平沼、選挙に弱い与謝野、園田さん達で果たして期待した票数が集まるかという批判が多数。
中には自民党から刺客派遣で離党者の当選は覚束ないというつぶやきもありました。
今日の新聞のWeb版の報道では(正確には読売、朝日と産経)
・過去6人を含むベテラン議員の相次ぐ離党により、舛添さんら不満分子を抱えた自民党の谷垣総裁の求心力低下は避けられない
・党内には「参院選を今の体制で戦えるのか」という不安が渦巻いているが、「民主党の支持率が急落する中、党内のゴタゴタは敵を利するだけ」との意識も作用し、党内のマグマはかろうじて抑えられている。
・与謝野さんは谷垣執行部を刷新し、若手・中堅を幹部に起用して出直しを図るべきだと主張してきたが、谷垣さんが幹部の交代は行わない考えを表明したことを受け、党再生は困難と判断。新党結成の方向で検討に入った。
・新党結成の背景には、鳩山内閣や民主党の支持率が低下する中、自民党に対する支持率が上がらないことへの危機感がある。
・新党結成には、夏の参院選で、民主、自民両党への批判票や保守票の受け皿になることで、参院選での民主党単独過半数を阻止する狙いがある
・新党の成否は、民主党支持から離れた有権者の受け皿となれるかどうかがポイントだ。(下記の様に平沼さんのイメージからすれば受け皿にはなりそうにはありません。)
・与謝野、園田両氏が共に財政再建重視派として知られるのに対し、平沼氏は自主憲法制定を掲げるなど保守色が強く、自民党内では「政策面で与謝野、平沼両氏の開きは大きい」との指摘がある。 (自民党員は与謝野さんの動きを他人事のように批判する前に、自党の自民党をどうするかを考えるべきだと思うのですが、まだ自民党内での危機意識がないのでしょうか。平沼さんの政策をみましたが、改憲以外は与謝野さんの考えとは大きな開きはないないようです。)
・与謝野氏がこの時期に行動を起こすのも、自らの離党・新党立ち上げが及ぼす参院選への影響を最小限に食い止め、民主党に党勢回復のスキを与えないため-との見方がある。
・そうした状況下で無党派層を中心に「第三極」を求める声が高まりつつある。みんなの党はその唯一の受け皿となりつつある。
・みんなの党は得票は今までの民主党支持票だが、平沼・与謝野新党は得票は自民党支持票だから自民、新党が共倒れになる可能性がある
・それこそ小沢さんの狙う自民党分断作戦に乗るものだ
・与謝野新党で支持を失うのは自民党であり、民主党の支持率にはさほど影響しない。さらにみんなの党も打撃を受ける。与謝野新党で得するのは実は民主党なのかもしれない。
・舛添さんは「参院選で民主党が過半数をとれば、自民党、日本の保守が終わる。ありとあらゆる手段を使って過半数を渡さないようにする」と言っている。
[私の意見]
谷垣さん、与謝野さん、平沼さんそして舛添さんのの当面の目標は参院選で民主党が過半数阻止であることは間違いの無い事です。
そしてTwitterが指摘するように、古色蒼然のイメージを持つ平沼さん(私は平沼さんを支持していますが)や、選挙区で負けた与謝野さん(前回は政権交代の風に負けたので今回の参院選は違うと思いますが)達の集まりがみんなの党のように風に乗って楽勝するのは難しいと思います。
だから当然に考えられる事は(個人的な感情は抜きにして)与謝野、平沼さん達と自民党の幹部、そして舛添さん達が一堂に会して話し合うことだと思います。
そして仮に離党が避けられないとしても、お互い選挙協力をすべきだと思います。
Twitterが言うように、離党者への刺客派遣などすれば、新党は勿論自民党もがたがたになりそれこそ小沢さんの思う壺になるでしょう。
外野の私から見れば、どう考えて古い自民党の体質の一新しか自民党再生の道はないような気がします。
昨日も書きましたが、(増して与謝野さん達の離党となればなおのこと)自民党の参院選勝利の道は5月期限の普天間基地問題で鳩山さんが辞職しても追いつかない程の政権の一大チョンボしかないと言う相手の失策待ちしかないような気がするのですが。
仮に普天間基地問題で基地が沖縄に残り、そしてまた仮に県民に納得して貰うために、鳩山さんが辞職しても代わりはいくらもおり、政権への打撃はそれ程大きくはないかも知れないのです。(民主党政権の支持率は鳩山さん辞職で案外上がるかも知れません。)
谷垣さんは自民党の懇談会で現体制で行くと言った手前、今後の舵取りへ非常に難しい立場に立たされていますが、一大決断をして物事を進めて行くしかないような気がします。
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