今日の産経web版で竹島ヘリポート 韓国が大規模改修について概略次のように報道しています。
日本固有の領土であるにもかかわらず韓国が設置したヘリポートの大規模改修計画が進み、周辺に海洋科学基地も計画されていることが3日、分かった。大規模改修は軍事衝突を念頭に置いたものとされ、韓国が「竹島支配」を既成事実化する狙いがあるとみられる。
改修問題は衆院外務委員会などでも報告されているが、岡田克也外相らは「承知している」と繰り返すにとどまり、対応は明言していない。
すでに今年2月に設計契約を終え、9月に完成予定。改修後のヘリポートは、これまでの2・5倍となる重量25トンの軍用輸送ヘリコプターが離着陸でき、警察1個部隊(約40人)の緊急派遣が可能になる。夜間照明を備え、24時間運用が可能だという。
報道などでは改修の目的について、政府機関関係者が「突発的な軍事衝突に迅速に対応するため」と発言したと伝えられている。
さらに9月には、日本の領海内に当たる竹島の北西1キロ地点で、水深40メートルの海底から洋上にまで達する海洋科学基地の建設工事を開始する。科学基地は2013年に竣工予定で、すでに国家予算300億ウォンが認められた。韓国紙の報道で政府機関関係者は「基地は)韓国の排他的経済水域の確保と、竹島の主権強化を深める基盤にする」と意義づけている。
これらの報道は3月26日の衆院外務委員会でも取り上げられ、武正公一外務副大臣は「承知している。わが国の立場を申し入れている」と答弁した。しかし、工事の進捗(しんちょく)状況や韓国への抗議については、「具体的な内容は控えたい」と繰り返し、明言を避けた。
[私の意見]
韓国側の積極的な動きに対し、日本政府は何故動かないのでしょう。
韓国のヘリポート改修や海洋科学基地の建設工事に予算配分までしていると言うあからさまな動きに、武正外務副大臣は韓国への抗議については、「具体的な内容は控えたい」と言うのは何故でしょう。
外交は向こうが強く出れば、こちらも強く出るのが当然だと思いますが、向こうがあからさまな動きをしているのに対して、こちらも抗議の内容もはっきり示すべきと思うのですが、何故秘密にしなければならないのでしょう。
この対韓国の方針は自民党政府の方針を引き継いでいるのでしょうか。
何故、普天間基地問題で、民主党や一部のマスコミが言うように、政権が変わったから今までの方針を転換するとはっきり言えば良いと思うのですが。
また核密約のように今までの自民党政府のやり方を暴露してはどうでしょうか。
然し政権が変わっても、韓国に気兼ねする態度は変わらないようです。
現状では、韓国との融和のためには、国民にはっきりは言えないが(言えば政権の支持率ががた落ちするので)、実効支配をそのまま認める形で実質的に竹島を放棄しようとしている としか考えられません。
1954年以来日本政府は度々平和的な解決のため領有問題を国際司法裁判所に付託することを韓国側に提案したが、韓国政府はこれを拒否している。「独島は韓国固有の領土のため領土問題は存在しない」という立場を崩していないためである。(wikipediaより) と言われています。
今回の問題についても、韓国の動きに対して日本がこのような煮え切らない態度を取れば、韓国側が益々有利になるばかりです。
筋論から言えば日韓に領土紛争があれば、具体的に言えば周辺海域の韓国漁船をだ捕し、それに対して韓国側が反撃すれば、領土問題が生ずることになり、韓国が領土問題は存在しないと言う、国際司法裁判所へ付託するのを拒絶できなくなると思うのですが。
これは極論としても、日本政府はなんらかの形で日本側の動きの実績を積む必要があると思うのですが。
友愛精神の鳩山政権は、このまま放置し続けるのでしょうか。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治ブログランキングへ