masaring

自己チューの進行形日記でshow。

人・歌・感動!

2007年01月27日 | 音楽!何でも大好き

27♪♪私のお墓の前で
泣かないでください
そこに私はいません
眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています♪♪

秋川雅史さんが紅白歌合戦で歌って
反響が大きく、オリコンチャートで
とうとうウイークリー1位になった
「千の風になって」の歌詞の冒頭部分。

C8fb64ebもともと、この歌は作詩者不詳。
芥川賞受賞作家・新井満さんが
日本語の詩をつけ、作曲をし
当初30枚制作のCDを友達に配ったところ、
人から人へその良さが伝わり
2003年11月6日に全国発売された歌だ。

 

それまで私は、新井満さんといえば
「ワインカラーのときめき」を歌って
ヒットした一発屋歌手としてだけ
認識していた。(勉強不足でした。)

Sad14新井満さんのこの歌が発売された頃、
知人Yさんの奥さんが亡くなった。
娘さんふたりを残して。
まだ、40代。癌だった。

Yさんの落胆ぶりはひどかった。
Pa120035たまたま、Yさんの友人がラジオで
この曲を聴き、いたく感動して
彼にこの曲のカセットをプレゼントしたいと、
私がCDからカセットに変換したことがある。

Yさんは、この歌に癒され、
徐々に元のYさんに戻っていった。
同時に、この曲、私のお気に入りの歌になった。

Photo_22歌ってどんな効果があるのか知りたくて
知り合い10人にこの曲を聴いてもらった。
その内、6人は大変感動し
この歌と同じ境遇の人に
プレゼントすると言って
CDを購入した人もいる。
あとの4人は暗い歌だと言った。
興味も示さなかった。

先日からの私のブログに
「加川良さん」と「上々颱風」の記事を書いた。
すると私あてに、ある方からメールが届いた。

「私の夫が、亡くなったとき
  お葬式で音楽をかけました。
 ひとつは、上々颱風の
 『いつでも誰かが』という曲。
 もうひとつは、加川良さんの『祈り』。
 私も、上々颱風が大好きです。
 ずっーと昔、姉夫婦の店で、
 加川良さんのコンサートを
 何度か開催しました。
 夫のお葬式のあと、すぐに
 ある別の会場で加川さんのコンサートが
 開催されました。そのとき彼に、                         
 お葬式に『祈り』をかけたことを伝えると、
 その場で歌ってくれました。」

私はどちらのアーティストも好きだが
そこまでの思い入れはなかった。
そこで2つの歌の詩を読み返してみた。

「いつでも誰かが」 歌/上々 颱風

B00005g4gy01いつでも誰かが きっとそばにいる
思い出しておくれ すてきなその名を
心がふさいで 何も見えない夜
きっときっと誰かが いつもそばにいる

生まれた街を 遠く離れても
忘れないでおくれ あの街の風を
いつでも誰かが きっとそばにいる
そうさきっとおまえが いつもそばにいる

雨の降る朝 いったいどうする
夢からさめたら やっぱり一人かい

いつでもおまえが きっとそばいにいる
思い出しておくれ すてきなその名を

Photo_23争いに傷ついて 光が見えないなら
耳をすましてくれ 歌が聞こえるよ
涙も痛みも いつか消えてゆく
そうさきっとおまえの 微笑みがほしい

風の吹く夜 誰かに会いたい
夢に見たのさ おまえに会いたい
いつでもおまえが きっとそばいにいる
思い出しておくれ すてきなその名を
♪♪

「祈り」 歌/加川 良

2004112295e84e62私は目を閉じている 
暗闇の中に立っている
私は目を閉じている 
心の目覚めを待っている
私は目を閉じている 
風の祈りを聞いている

それでもっと目を閉じてみる 
見えないものが見えてくる
あなたと耳をすましている 
時の流れを見送っている
命の紐を解いてやる 
心の目覚めを待っている
あなたと耳を澄ましている 
虹の真下をくぐっている
それでもっと耳を澄ましてみる 
もう聞こえない何も聞こえない

Kagawa_jk_01_2あなたと目を閉じている 
空の高さへ登ってゆく  
それでもっと目を閉じてみる 
見えないものが見えてくる
あなたと耳を澄ましている 
川の流れに乗っている
それでもっと耳を澄ましてみる 
もう聞こえない何も聞こえない
それでもっと目を閉じてみる 
心の目覚めを待っている
それでもっと耳を澄ましてみる  
もう聞こえない何も聞こえない
♪♪

確かにどちらも素晴らしい歌だ。
心が真っ白な時、楽しい時、悲しい時
偶然、自分の心を写す歌に出会う時がある。
人生に歌は不可欠だ。

そして、そんな歌に巡り逢った人は幸せだ。

さらに、その人の人生を豊かにする。

101_0143_1 私と奥さんは、趣味も嗜好も
生活習慣もすべて違う。
違ってていいけれど
ひとつくらい共有できるものが
あってもいいと最近思う。

6_2それで思い出づくりに
いそしみだしたのだ。
もしかして偶然、
ふたりの心にいつまでも響き渡る
歌に出会うことも願って。

人・歌・感動!ひと・うた・かんどう!

 (余談)

「いつでも誰かが」は『愛があるから大丈夫』に、
「祈り」は『駒沢あたりで』に収録されていますが、
 後者は廃盤となっており今、手には入りません。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★(惜しいですネ)

コメント
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