【杉と檜をふんだんに使ったこの施設。今月末で無人化らしい。】
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紀州、白浜温泉は年間300万人の宿泊客があると言う。
確かにバブルの時のような派手さは無いが
南紀=白浜である。温泉の質の良いのは勿論だ。
真っ白な砂浜の白良浜。
断崖の三段壁。千畳敷。
まるで違う自然美の景色を
ウォーキングするつもりなら
半日で回れるんだから、こんな恵まれた観光地は無いね。
アドベンチャーワールドや、
エネルギー館などの
家族向けの施設もここにはあるからね。
おまけに、お土産買うなら「とれとれ市場」。
連日、駐車場は満杯だ。商売繁盛。めでたいね。
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でも観光バスでの旅行では訪れない場所もあるね。
それが、平草原公園だ。
平草原公園は白浜の町並を一望できる高台にある公園だ。
緑あふれる園内には桜並木や梅園などがあり
四季折々の花が観賞できる。また、園内3ケ所4,500㎡ の
芝生の公園では解放感が堪能出来る。
おまけにこの公園の外周には延長2kmのトリムコースが
設置されていて、ウォーキングには最高だ。
地元の人は散歩兼、健康づくりのコースとして利用してる。
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ここに、平成元年建設された杉と檜をふんだんに使った
ユニークな形の「白浜民俗温泉資料館」がある。
館内にはVTRを駆使した温泉の体験スタジアムを始め
日本全国の温泉情報、また白浜温泉の成因や効能、
歴史、風俗に関する多くの資料を分かりやすく
展示しているのだ。と・こ・ろ・が、、。
公式HPでは発表されてないが、ブログ記事によると
今月末で無人化し展示物も減ると書かれている。
そうなってからでは遅い。だから日置川温泉に行く前に
訪れたんだ。この日は温かくて良かったね。
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休日の昼過ぎに訪れたのだが、何と客は私達が最初。
館内の暖房を入れ、VTRを回してくれた。
40分ほどかけ館内を見学。貴重な資料もある。
一番目を引いたのが初めて鉄道が通って駅名を示す
「しらはまぐち」のプレートだった。よく残ってたね。
館を出ようとすると「ちょっとお待ちください。」の声。
びっくり体験スタジオを
体験させてくれた。
「ごめんなさいね。調子が悪くて、
白黒だけど。」
つまり、故障した部分。
全て修理をしていない。
体験後、切り出した。「この施設今月末で無人化ですよね。」
「エッ?そうなんです。でも誰も知らないはずですよ?。」
彼女は、開館当時からのスタッフ。そして今、
最後に残った、唯一のスタッフなのだと言うことだ。
「この施設の掃除は特に力が入ってね。家の掃除より
こちらの掃除に命を賭けて来たんです。」
何と我が奥さんと彼女は30分位お話してましたね。
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私は思いましたよ。彼女は仕事に誇りを持ってたんだ。
そして、4月から彼女、どうするんだろうって。
地味な施設は採算が取れず消えて行く。
それは我が町の「川上酒文化伝承館」でも同じだ。
ほんとに、残しておきたい施設が消える。
世の中、矛盾だらけ。本物は残すべきだよ。
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【間もなく公表されるから記事にしました。館前の薔薇さんゴメン】
綺麗な海、きらきら輝いた波、
かつては見たことのある場所です。
大きくて綺麗なお写真を拝見しました。
後世に残しておきたい施設はたくさんありますが
結局のところ、採算がとれません。
維持管理費はどうするんですか?と
なってしまいます。
自治体が大変なことは分かりますが
こういったところに、税金を少しでも投入して欲しいところです。
ところでまっちゃん、奥さんと
仲良くご旅行、お羨ましい。
そして、素敵な出会いに乾杯です!
最近、仕事で物凄いプレッシャーを感じてる
しゅうでございまする。
素晴らしい樹で作っているのでとても惜しい気がします。
一生懸命維持してきた人の気持ちを思うと
つい、涙がポロリです。
人は、観光地の名所が好きですからね。
私は、博物館やこういうところ大好きなんですよ。
写真も拡大して見ていただいてありがとうございました。
あっそうそう、コメントおおきに。これが先でしたね。
まっちゃん、32・3年前?の新婚旅行以来
旅行には全く縁が無かったんですが、
昨年の初め、温泉に目覚め
余暇を無理矢理作って、
奥さんをお誘い申し上げ、出かけるようになりました。
貧乏ですから、近場ばかりですが、、。
定年後と思ってましたが、元気かどうか
先のことは分からないのでね。今を大事にの心境です。
実は、まっちゃんも仕事で物凄いプレッシャーの
かかることを任されまして、悩んでおります。
だから、次の温泉行きの計画を立てて
それを励みに、お仕事するようにしてます。
何しろ、プレッシャーに極端に弱い
まっちゃんでございますよって。