現地についたとき、思わず目を疑ってしまいました。そこにはアサギマダラが乱舞していたのですから。
アサギマダラは大型のチョウで、秋になると日本本土から南西諸島や台湾へ、越冬のため移動することで知られています。10月頃になると日本各地で、移動中の群れや個体が見られ、特に蜜を好んで吸うフジバカマ(秋の七草の一つ)の花が咲く場所は観察に適していると言われています。いつでもどこでも見られるわけでなく、飛んでも止まっても美しい姿で、愛好家には人気のチョウです。
岐阜県の関ケ原古戦場環境整備事業として、今春、関ケ原古戦場開戦地すぐ北の休耕田に、フジバカマの花畑が整備されました。事業は見事に成功、秋、薄紫と白のフジバカマが咲き誇ります。すると目ざといアサギマダラがやってきて、徐々に話題となっていきました。
本日実際に訪れてみると、アサギマダラの数が尋常ではありませんでした。過去に僕はこんな乱舞は見たことありませんし、話を聞きつけてきた手練のカメラマンたちもみな「今年すでに何か所も撮影に行ったが、数はここが一番だ」と感心していました。写真ではなかなか乱舞の凄さを伝えにくいのが残念。動画を撮ってくればよかった。
アサギマダラが見られるのはおそらく10月いっぱいくらいだろうと言われています。これは絶対見に行くべきですよ。古戦場巡りや古戦場記念館の観光を兼ねてもいいかも。入場料とかは不要。マイカーは開戦地や島津義弘陣跡に停められますが、週末などは駐車場が不足しそうなので、関ヶ原駅や古戦場記念館でレンタサイクルを借りて行くといいでしょう。
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