隊長曰く/RFC名古屋

釣れた日には釣りのハナシでも(笑)

道東遠征モデルプラン【2】忠類川&知床サーモン

2016年09月05日 08時48分40秒 | 北海道遠征ガイド

▲写真2点とも忠類川(10年くらい前)にて

 さて、掲載が遅くなってしまったけれど夏~秋のカラフトマス・サケ(忠類川釣獲調査&知床渡船)をメインにした、セントレアからの3泊4日プランをご紹介します。

 その前にまず知っておきたいのは忠類川の釣期。今年(2016年)の場合、サーモンフィッシングができるのは8月4日から11月6日までの約3ヶ月間。例年これくらいのタイミングで設定されます。釣りをするには事前申し込みにより承認証を取得(無料)しておかなければならず、さらに釣行時には参加料金(大人1日4000円等)が必要です。ただし本州の河川のように日にちの指定等はなく予約も不要で、当日に参加料金さえ払えばいつでも何回でも釣りが可能です。忠類川(に限らず道東)では2種類のサーモンが狙えます。開幕当初から9月いっぱいくらいまではカラフトマス、9月下旬から閉幕まではシロザケが主体となります。年によってズレはあるのでご了承を。

 渡船を使った知床半島での釣りも事前知識が必要です。渡船が行われるのは例年7月後半から9月半ばまで。以前は9月に入ると土日祝日のみでしたが、最近は期間中ほぼ毎日受け付けているようです。もちろん予約が必要なので、英人丸などの業者に数日前までに連絡しておきましょう。なお渡船が行われてるのは羅臼側だけで、ウトロ側は道路沿いの海岸で釣りをするのがメインです。時期が早いこともあり、渡船で狙えるサーモンはほとんどがカラフトマスです。魚影は盆あたりから終盤まで濃いのですが、魚の活性が高く(=まだ婚姻色が出ておらず食べても旨い)爆釣の夢を見られるのは例年なら8月末までです。

【1日目】
セントレア午後便→女満別空港(1日1便のみ)
宿泊:標津(ホテル楠、ホテル川畑等)夕食付き
   または中標津素泊まり&外食
 女満別着が15時頃(2016年秋の場合)ですから、初日はほぼ移動のみ。明日からに備えて忠類川に近い標津の街なかに宿をとってはどうでしょう。食事処があまりない街なので夕食付きで。
 好きなものだけ食べたい派なら、中標津のシティホテルに素泊まりして外食を。標津からクルマで15分ほど内陸に位置する中標津ですが、けっこう大きな街で(ユニクロもある!)知床ジンギスカンそら、ミシュラン北海道にも載った手打ちそば伊とう等、選択肢には事欠きません。大型釣具店(つり具センター中標津店=旧きくち釣具店)があるので情報収集やタックル補充もできます。

【2日目】
忠類川サーモン釣り
宿泊:羅臼(民宿本間等)
 釣りは終日リバーサーモン!忠類川は夕暮れ前にはクローズとなるので、そこから羅臼まで1時間ほど走りましょう。ちょっとだけ早めに川から上がって標津サーモン科学館に寄るのもお薦めです。
 夕食は宿で食べるも、寿司屋や海鮮居酒屋を堪能するも、お好きな方で。団体客御用達の宿はともかく、僕達がお気に入りの民宿本間など羅臼の宿は、海鮮好きなら十分に満足できる食事を出してくれると思いますけれどね。なお羅臼に店は少ないので要注意。

【3日目】
知床半島サーモン釣り(渡船)
オショロコマ釣り(周辺河川)
宿泊:ウトロ温泉
 朝イチから渡船で半島の先に渡り、海岸からのサーモンフィッシング。14時前後には港に戻ることになるので、その後は近隣河川でオショロコマにご挨拶。1時間も釣れば堪能できるはず。なおシケ等で渡船が不可となった場合は、クルマで行ける範囲のショアからサーモンに挑戦する、漁港でロックフィッシュを狙う、忠類川に戻る、釣りはとっととあきらめて観光や秘湯巡り(熊の湯、相泊温泉、セセキ温泉等)を楽しむなどの選択肢が考えられます。
 宿泊地はいろいろ候補があるのですが、知床をさらに満喫したいなら峠越え(知床横断道路)でウトロへ。あるいは標津や中標津に戻ってもいいし、養老牛温泉へ走っても2時間かかりません。

【4日目】
知床半島サーモン釣り(ショア)
知床観光
女満別午後便→セントレア
 ウトロの海岸線にはクルマを停めてすぐ目の前というポイントが多数あるので、サーモンを釣り足りないならそこで。もちろん釣りはせず知床五湖など世界遺産観光に費やすのもありです。お土産ショッピングはウトロの温泉街でどうぞ。昼頃まで知床で過ごしたら女満別空港へ。帰りの便は15時過ぎのはずです。
 中標津や養老牛温泉に泊まったなら、空港までの道すがらですので摩周湖(裏摩周展望台)や神の子池にぜひ寄りましょう。

 こんな感じで今回は往復とも女満別空港利用のプランを組んでみました。もしここに遡上アメマスを加えたいなら(知床半島にはアメマスはあまりいない)、夜に新千歳空港に入って釧路方面へ走り、1日目はアメマス、2~3日目はサーモンを狙い、最終日はレンタカーを女満別に乗り捨てするようなパターンがいいと思います。なお知床半島はガヤ(エゾメバル)やソイ(クロソイ、シマゾイ等)、ウサギアイナメなどロックフィッシュの宝庫ですので、その釣りもぜひどこかのタイミングで試してください。昨今の知床は9月上旬あたりまでならブリ狙いのショアジギングも盛んなので、よければそちらも。また知床の渡船が終了しても、道東の沿岸や港では11月頃までサーモン(主にシロザケ)が狙えますので、遅い時期の遠征に組み込んではいかがでしょう。

 ちなみに今年(2016年)の知床渡船は絶好調!9月に入っても、忠類川が増水で長期クローズしていても、爆釣続きです!ヒグマがやってきて場所移動となる(渡船業者が沖で監視してくれている)ことも多いみたいだけれど、考えようによってはヒグマウォッチングもできてお得(笑)。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿