昨夜のNHKBS、カバーズはラブソング・セレクション パートⅡ
吉井さんは「サムライ」をカバー(再放送)。これは放送当時に見た。意外にもおとなしく、折り目正しいといえるほどの歌い出し。この方が歌がとても上手く、地底の底から聞こえるような迫力のある歌声の持ち主で、自分なりに曲を自在に変えてしまう力のあることは、このカバーズで知った。
が、「サムライ」に関しては、ジュリーへのリスペクトがあるのだろう。吉井さんの声は、ジュリーの空気をキンと切り裂くように通る声ではないのだけれど、ジュリーの歌い方を十分に意識し、元歌のイメージを変えないように気を配っているように感じた。
MCのリリー・フランキーさんのお話が面白かった(^-^)
リリー:いやエモイ人たちばっかり映った。お節が全部、揚げ物ばっかりみたい(笑) この人たちが全員来る新年会、嫌だよね。
リリー:吉井和哉の「サムライ」とかってずるくない?「サムライ」って男が歌って、世界で一番カッコイイ歌だよね。それを吉井君に歌われちゃったらさ。
エライザ:カッコイイ オブ カッコイイですからね。
リリー:いやー、あの人のセクシャリティーって、あの人のロックをすごく形成しているものだから、その人がジュリーの「サムライ」とかさ
エライザ:色気がスゴイです
リリー:鬼に金棒なんてもんじゃない。
もちろん、ジュリーの歌う「サムライ」が世界一カッコイイ!異論などないよね!!
他の曲は、同じくジュリーのカバーで知ったエレカシの宮本さん、百恵さんの「さよならの向う側」。
この方も歌い出しは随分おとなしく、宮本さんらしくない・・と思えるほど。でも歌い続けると、だんだんと力が入ってきて、やっぱり体が動かずにはいられない。声が力強くなるほどに、体も動きだす。それこそが宮本さん。
田島貴男さんは「あんたのバラード」こういう演歌っぽいシャウト系の曲は、繊細なジュリーの曲を歌うよりも ずーっと田島さんに合っている。田島さんもこの番組で知りました、番組のお陰で仕事が増えたそうです。
チェッカーズの「哀しくてジェラシー」を歌った、グループ魂の阿部サダヲさんは、歌が思った以上に上手かった。こちらは声も意識してモノマネぽくはなっていましたが。
北王子欣也さんが歌を歌うなんて、思わなかった。良い声で歌うプレスリー、想像よりずっとお上手でした。
番組の7年間のセレクションですが、選曲が良いのと、歌う人の個性がうまく噛み合って、面白かったです(^-^) この番組は、始まった時からジュリーのカバーを何人もの歌手が歌い、7年前にブログに書いたのが始まりでした。そう思うと長い事続いています、この番組も、うちも。
始まった当初は、ジュリーと真面目に比べてしまい、ついついケナしてしまいました。でも歌い手はジュリーと声も違えば、持ち味も違う。モノマネ番組じゃないんだから、ジュリーと同じに歌う必要は無いわけで、歌う人が気持ちよく歌えるのが一番、自分らしく歌ったらいいのだ。と、私もオトナになりました(^^ゞ
MCのリリー・フランキーさんですが、日曜日の3時過ぎに阪神淡路の慰霊から帰ってきてTVを付けたら、ジュリーの「危険なふたり」のイントロが流れてきた。
何々??と思ったら、リリーさん演じる夫が妻から離婚を突きつけられる「離婚なふたり」の再放送でした。何だかよく理由の分からない理由で、離婚したいという妻を小林聡美さんが演じていて、そういえば、一昨年くらい話題になったドラマやね。2週にわたり放送されるので、来週も見ます。