図書館にいこう
図書館に行くと、予定していたよりも時間を使ってしまうことが多い。あらかじめお目当ての本が決まっていても、新着本を眺め、特集の紹介コーナーに目をうばわれ、地域誌を手に取って、と誘惑がたくさんあるからだ。そして何より私にとって図書館は大変落ち着く場所なのである。
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自分の初めての「図書館」体験は、実家近くの公共施設に設けられていた、「図書館」というより「図書室」のような場所であった。『怪人二十面相』を借りたような記憶はあるのだが、本当に読んだかは分からない。こぢんまりとしているのだが天井が高く、お城の隠し部屋のようだった(実際に建物の名前には「城」が入っていた)。市立図書館にもたびたび行っていたが、そこにいるだけで賢くなったような気がして嬉しくなった。
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本を買うことが多くなってからは、図書館からは足が遠のいていた。最近は物を減らす必要に迫られているため読みたい本を買おうか迷っていたが、図書館のHPで検索したら揃っていたので久しぶりに行ってみた。休日で人が多かったが、時折元気な子どもの声が聞こえる他は当然ながら静かである。マナーということもあるのだろうが、読書は私的というか、「個人的なこと」だから特に喋る必要がないのだよな、と改めて思う。こうやって、そこにいる人が「思い思いの一人の時間」を過ごしているところが好きなのかもしれない。
【波風氏談】画像は、腹ペコブログで使ったもの。ここ最近、ずうっとそうしているのは、コメさん一家とのことを思い出すことが多くなったから。懐かしいことが次々と浮かんでくる 今、珈琲を注文した。だいたい月に1度になってきた。