くりかえし
ふと谷川俊太郎の『くりかえす』という詩を思い出す。「くりかえす」というフレーズがひたすら続くこと以外覚えておらず、気になって調べた。作者のブログに子どもが生まれたばかりの頃の詩だとあり、やけに納得した。
小さな子どもがいると、ひたすら同じことの繰り返しで1日が過ぎる。ついさっき洗ったばかりの食器を洗い、昨日と同じ遊び場所で同じおもちゃで一緒に遊び、同じ時間に風呂に入り同じ時間に寝る。生きて行くことはくりかえす事なんだよと子どもに諭されているようだ。
相方さんの仕事が遠方で決まり、子どもの新しい保育所の「慣らし」が終わるまで、一週間だけ主夫として滞在した。同じ事をくりかえす主夫(婦)のしんどさを実感しつつ、くりかえす中で成長していく子どもと過ごすのが嬉しい一週間だった。