勝海舟の父・勝小吉自伝『夢酔独言』を読み始める。子孫に対し「俺みたくなるな」の驚くような面白い話満載、生涯お役に付かず「不良少年、不良青年、不良老年」の「奇々怪々」の小吉。こういう男の奥さんの度量を思う。
小吉が武士の人妻を好きになり家に入れようとするのは不良の極致だが、それをよりによって小吉の女房が受け止め懐剣を秘め(自分は死ぬつもりで)出かけようとし、小吉が周囲に止められて果たせなかった逸話もある。世間の垢を纏わない初々しさもここまでいけば芸術の域。夫婦ともども、ことに及んではいつでも死ねる覚悟があったのだろう。息子が江戸城無血開城引き渡しを実現できたのはその血筋か。TVの女房役が沢口靖子、小吉が古田新太、息子が鈴木福。
辻村史朗氏(75歳)のことを昨日書いた。世に認められたのは『史朗の女房』がいたからだろう。氏の作品を見たことがないから実感できないが、飾らない美しさは画面の向こうから感じる。「小屋を造ることも、絵を描くことも、焼き物をすることも、自分にとっては同じ一つのこと」に人生の全てをかけている人たち。他と比べず自分が美しいと思うものを造ろうとしている人は心が初々しく、それが顔の表情にも所作にもにじみ出てくるようだ。
画像は氏の奥さん。夫の笑顔も素晴らしいが、奥さん(推定75歳)の笑顔もやっぱり仏像みたく神々しくて愛らしい。この飾らない美しさをブログに載せたくて、ビデオ画面を止めてスマホで写した。心して見て欲しい(笑)。
大学共通テストで国語現代文が流出したニュース。駄目じゃないか!そんなズルしては、自分で努力しなさいと波風氏はいつになく力強く糾弾するのであった(笑) 年賀状のイラストが良かったとお二人から手紙。やっぱり絵も描こう
定期通院で血糖値が予想を覆して良好、その変わり血圧が高かった。逃げていた体重・体温・血圧を毎日はからなくては