波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

イラスト(身辺の絵柄1)

2015年11月14日 | 図工・調理

 


 いつが旬か知らない果実、檸檬。野菜売り場に日本製のがあると時々思いつきで買う香辛料。秋収穫で秋の季語らしい。
 少し前、花屋で実のついた鉢植え買う。白い菊を買っていたママヨさんが、「画材ですね」と代金560円払ってくれた。葉と実の形が似ている、細い小枝に重い実が4つ。この頃は「私、間違いなく檸檬です」という感じで端が尖ってきた。いつものように4B、8Bの鉛筆とクレパスで。やっと描けるように、やっと描いてみようかな、という気持ちになってきた。平常な生活が少しづつ戻ってきたというか、新しい生活が始まる、というか。


喪中欠礼のハガキが毎日届く11月。親や兄姉を亡くされたというのが多い。年賀状をやりとりしている方々の多くが立男と同じぐらいの年代だから今後ますます多くなり減ることは無い。中に。20~50代のがあり胸痛む。立男は「こんなことも末期の準備をしていくきっかけなんだなあ」としみじみ思う初めて作った動画は、障子を開けると檸檬が顔を出すのだった。仕事半分、遊び半分、8年前。探したら、UPしたブログは停止中、自宅保存庫にも見つからなかった。

コメント

第80号/改名

2015年11月13日 | 【保管】腹ペコ日記

改名
 ここ最近は全身を使っての遊びに興味津々のまめた。そのせいか、新しい遊びを見つけたと報告するたびに、「新しい筋トレを開発しているとしか思えない」と相方さんに言われる。
                     ・・・
 感情表現も豊かになり、泣き声のバリエーションも増えた。カエルの歌をラップ調で歌うと大喜びするので、何回も歌っている。腹ペコは音痴なのだが、まめたにとって音程は関係ないらしい。
                     ・・・
 先日はじめて重めの風邪をひき、コンビをプチパニックに陥れた。これからたくさん病気をすることになるのだろう。親の気持ちはこういうものかと、またひとつ新しい感情に出会ってオロオロした。
                     ・・・
 すっかり元気になったまめただが、そろそろ「まめた」と呼ぶにはムチムチずっしりとボンレスハムのような身体になってきた。「はむた」に改名しようと思うのだが、本人はどう思うのだろうか。

コメント

「言葉の食卓」読む

2015年11月11日 | 読書

 「ことばの食卓」(武田百合子著:ちくま文庫)読んでいる。ゆっくり、じっくり読んでいる。読み終わるのが惜しい。「富士日記」読み終える前の「もう楽しみが無くなってしまうのか…」を思い出す。野見山暁治さんや高峰秀子さんのエッセーもそんなだが、日常生活に対する純粋無垢の感覚と言語表現に驚く。「上手」と思わせるようなら未だ未だと教えてくれるす凄さだ。 ※読書カテゴリーに、野見山さんと高峰さんの記事有ります。
                ● ● ●
 『琵琶』『牛乳』『キャラメル』『お弁当』と続き、題名も「~の食卓」だから、食べ物エッセーと思って読み始める。池波正太郎さんのエッセーみたいなのかと思ったら違った。食物が題名だが料理なんか出てこない。普通の食い物なわけで、子供はこんなふうに味を感じていて、それを武田さんはこんな言葉で表すのかと感嘆する。こういうのは夢に近い。幸せな夢見ている時はたいていこんな感じだ。飛ぶ夢の時も、秘密の入り口見つけた時も。立男はこんな感覚のエッセ-が好きだ。内田百けんさんのエッセーが好きなのもそのせいだ。エッセーの醍醐味はここらにあると立男は断言する。
                 ● ● ●
 昨日『お弁当』まで読み、今日から『雛祭りの頃』。もう90頁(全143頁
)しか残ってない。「富士日記」は人に読ませる予定もなく、ちゃちな分別を蹴飛ばす日記だが、このエッセーはそれを濃縮している。時間をかけて煮詰めるとこんな絶妙な味わいがうまれるのだ。その分、読み終わるのが前よりも惜しくて堪らない。「この夢、覚めませんように」と思って夢を楽しむことがある。読書途中の今、そんな感じ。


 武田さんの「日々雑記」、未だ読まずに手元に。それ読んだら「犬が星見た ロシア旅行」と「遊覧日記」だが、その次が無い 新しい道徳」(北野武著:幻冬舎)読む。作者も出版社も今ひとつ信用できないのだがナカナカ。この批判精神は買い。「道徳と良心は別」「道徳がどうのこうのという人間は信用しちゃいけない」「道徳とは自分がどう生きるかという原則」、面白い。舞台でできないんだね。「みんなで渡れば…」にならないようにされているんだろうね。 

コメント

【その237】 チラシ

2015年11月08日 | 【保管】一寸凡師コラム
                                 チラシ
 来週、職場で行われる講演会。講師の先生は大分県から。今回も本当に楽しみ。昨年に引き続き、講師のお出迎えからお見送りまでを任せてもらうことに。講演会の前後を含めると、凡師は3日間も研修機会を得たことになる。役得の極み。本当に感謝。今回は講演会のPRとして、チラシを作成した。チラシに手作りPOPをプラスして、少し変化を。最近読んだ『手作りPOP』の本が役に立った。「自分にこんな才能があるとは!」と制作者本人に抱かせるあたり、最近の手作り本は素晴らしい。さて、今度はどんなPOPを活かそうか。
コメント

第79号/チョークの重み

2015年11月08日 | 【保管】腹ペコ日記

 チョークの重み

   中国映画「あの子を探して」(チャン・イ-モウ監督 1999年ベネチア映画祭グランプリ受賞)をやっと見ることができた。教えるとは、学びたいと思う者がいてはじめて成り立つ。考えてみれば当たり前のことなのだけれど、そんなことを思った。
                ・・・
   この映画は、ミンジが「ウェイ先生」になっていく物語。子どもたちとのやり取りを通じて、学ぶこと、教えることの意味をミンジが理解していく。その様子をみた子どもたちが、少しずつミンジを自分たちの先生として認めていく。そのように読み取れた。
                            ・・・
   学ぶことの重みが、映画の中ではチョークにスポットをあてることで描き出されていく。そのチョークで子どもたちが黒板に書いた最後の言葉がとても印象的だ。教える立場になってから見れたことが、自分にとってとても良かったと思った。


 映画「あの子を探して」は、波風立男もこのブログでだいぶ前に記事にした。今日書いたコメントと一緒に読んでいただけると嬉しい → 定点観測【映画】。今回「あの子を探して」と「初恋の来た道」のDVD購入。その安さに驚いた。両方ともユーチューブで日本版予告編見られる。(共有不可)

コメント (1)