孫悟空を思わせる申
*ユーモラスな表情に心和む藪内佐斗司作の十二支像
愛宕神社の出世の石段は、上りより下りの方が数倍恐ろしい。
下界へは愛宕トンネル脇へと通じているエレベーターを利用して下りました。
4ヶ月ぶりに青松寺へお参りし、愛宕ヒルズのMORIタワー裏手の散策路から愛宕山頂上の「望楼」を目指します。
途中で気づいたのだけれど、愛宕神社から直接(下山することなく)行けるルートがあったのかなぁ?
愛宕トンネル
愛宕グリーンヒルズ
左:愛宕トンネル向って左脇に見えるのがエレベーター。
総ガラス張りで景色がよく見えます。速度はかなりゆっくりめ。
右:住居棟「愛宕フォレストタワー」を超えると青松寺の山門が。
左手にはフォレストタワーを映したMORIタワーが見えます。
誕生童子と花祭り童子
おちりもキュート
大仏キューピーこと誕生童子&象さんに乗ったキモカワイイ花祭り童子たちにもご挨拶。
法輪大観音
坐禅堂の西側におわす観音菩薩様です。
法輪とは「仏の教え」のこと。世の中に仏教の教えが広く説かれるように、人々の心に届くようにとの願いが込められているそうです。
智正庵
愛宕MORIタワーの裏側からゆるい坂道を上って行くと、まだ新しい茶室が見えてきます。
ここが愛宕山の頂上「望楼」です。縁の下に1週間前の雪がまだ残っていました。
十二支の摩尼車が見えて来ました!
摩尼とは珠玉の総称で、宝珠・如意・離垢と漢訳し、正法の功徳にたとえられます。一回転させる事でお経を一回読誦(一回一誦)した事になると言われ、心を込めて回すとその回数のお経を読んだ事と同じ功徳がいただけるとされます。
また、一心に願いを祈りながら回すと必ず叶えられると信じられています。
子
丑
寅
卯
辰
巳
午
未
申
酉
戌
亥
薮内先生の彫刻といえば、ご自身にそっくりなお顔のちょっと不気味な(失礼!)童子シリーズが有名ですが、ここ「望楼」の摩尼車に取り付けられた十二支の動物たちは意外や大胆なデフォルメもなく、誰の目にもそれとわかる可愛らしいものばかり。
孫悟空みたいな申と、何故か人の頭に角が生えている丑が目立つくらい。
あまりに普通だったので少々拍子抜けしてしまいました。
〓おまけ〓
薮内佐斗司氏が最近手がけた仕事といえば、その強烈な容姿から、賛否両論を巻き起こしている奈良の「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクター。
今月の4日、フジの「めざましテレビ」でも取り上げられていました。
奈良市民の声や藪内氏のインタビューを紹介しながら、マスコットキャラへの反響をレポートしたところ、アンケート結果は「かわいくない」が68%、「かわいい」が20%、「その他」が12%。
なんでもミクシィ(mixi)などネット中心に「白紙撤回」を求める運動も起きているとか!
ううむ、やはり「キモカワ」系は一般受けしないのね。
でも番組キャスターの高島彩アナは「キモカワなところがハマってくる」と好意的だった。
※今回の騒動については薮内先生が
HP でコメントしています。