WEBやブログが普及して、それまで思いもしなかったような問題に直面することがある。たとえば、記事や画像に関わる著作権やマナーの問題もその一つだ。
「物語案内」のサイト(*)では、当初、取り上げた本の表紙やカバー写真などを載せる計画だった。しかし、表紙やカバー写真等の著作権の扱いが出版社によりまちまちであることを知り、断念した。画像には、「引用」という概念は存在しない。残念だったが、逆に何種類もの翻訳や縮訳などがある古典的名作などでは、特定の一冊にとらわれず、自由に説明することができるという長所もあった。また、本文の一部をそっくり引き写して終わることも、「引用」の範疇を逸脱することになる。そこで、物語を解説した短い文章も、全部自分で読み、自分で考えて掲載している。
本ブログにおいては、LPレコードやCDなどは、ジャケット等をそのまま複製し掲載することはしない方針を取っている。ジャケットは再販時に変更されることも多く、必ずしもその録音をイメージできるとは限らないからだ。画像を掲載するときは、必ず関連するものと組み合わせ、意図的に美的な要素を持ったオブジェとして写真撮影し、加工して取り扱うことにしている。
著作権は守られる必要がある。また、著作権に関するマナーも大切にされる必要があると思う。と同時に、著作権保護に名を借りた振り込め詐欺まがいの行為は許されないとも思う。著作権に関して、権利者の意見を尊重することは必要だが、何の権利も関わりもない者が、権利者の代行をしていると称して金銭や不当な要求をしたりすることは、社会的に許されるべきではないと思うが、いかがなものだろうか。
また、著作権法上の権利がすでに消滅している場合は、公共の財産として扱われることになる。すでに公共の財産となった著作物をどう生かしていくかもまた、私たちの大切な課題だといえるのではないか。
(*): 「物語案内」における著作権の考え方
「物語案内」のサイト(*)では、当初、取り上げた本の表紙やカバー写真などを載せる計画だった。しかし、表紙やカバー写真等の著作権の扱いが出版社によりまちまちであることを知り、断念した。画像には、「引用」という概念は存在しない。残念だったが、逆に何種類もの翻訳や縮訳などがある古典的名作などでは、特定の一冊にとらわれず、自由に説明することができるという長所もあった。また、本文の一部をそっくり引き写して終わることも、「引用」の範疇を逸脱することになる。そこで、物語を解説した短い文章も、全部自分で読み、自分で考えて掲載している。
本ブログにおいては、LPレコードやCDなどは、ジャケット等をそのまま複製し掲載することはしない方針を取っている。ジャケットは再販時に変更されることも多く、必ずしもその録音をイメージできるとは限らないからだ。画像を掲載するときは、必ず関連するものと組み合わせ、意図的に美的な要素を持ったオブジェとして写真撮影し、加工して取り扱うことにしている。
著作権は守られる必要がある。また、著作権に関するマナーも大切にされる必要があると思う。と同時に、著作権保護に名を借りた振り込め詐欺まがいの行為は許されないとも思う。著作権に関して、権利者の意見を尊重することは必要だが、何の権利も関わりもない者が、権利者の代行をしていると称して金銭や不当な要求をしたりすることは、社会的に許されるべきではないと思うが、いかがなものだろうか。
また、著作権法上の権利がすでに消滅している場合は、公共の財産として扱われることになる。すでに公共の財産となった著作物をどう生かしていくかもまた、私たちの大切な課題だといえるのではないか。
(*): 「物語案内」における著作権の考え方