スラッシュドット・ジャパンの記事で、WWWの創始者ティム・バーナーズ=リーがWeblogを始めたことを紹介(*)している。
(*):スラッシュドット・ジャパンの紹介記事
ティム・バーナーズ=リーのブログ(英文)は、
So I have a blog
というものだ。ここで注目したのは次の一節である。(下手な訳ですみません。)
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In 1989 one of the main objectives of the WWW was to be a space for sharing information. It seemed evident that it should be a space in which anyone could be creative, to which anyone could contribute. The first browser was actually a browser/editor, which allowed one to edit any page, and save it back to the web if one had access rights.
1989年におけるWWWの主な目的の一つは、情報を共有するスペースとなることであった。誰もが創造的であり、貢献しうる空間たるべきことは明白だった。最初のブラウザは、実際にブラウザ兼エディタであり、どんなページでも編集が許され、またアクセス権限があるならば、それを保存することもできた。
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ブラウザ戦争(*3)を経て利用者が手にしたものは、閲覧するだけのブラウザの進化だった。ホームページエディタでページを作成し、FTPツールでサーバに転送し、それをブラウザで閲覧する。一つ一つのツールの機能は進化し高度になった。だが、WWW創始者の目はもっと高いところにあったのだ。
(*3):ウェブブラウザ小史
書き込みや編集もできたWWWブラウザ兼エディタ。FTPなどを意識しなくとも、利用することができたネットワーク・アプリケーション。この方向性は、HomepageBuilder や Netscape Communicator などとベクトルは共通だろう。だが、方向は 編集機能を持たない InternetExplorer によって決定づけられてしまった。
その後、閲覧するだけでなく情報を共有する試みは Wiki や SNS あるいは Weblog など様々な形で探られてきたと言って良い。WWW創始者がブログを始めたからと言って、現在のブログが十全なものだという意味ではなかろう。事実、このgooブログでは、LaTeXソースさえ、エスケープ文字が使えないために正しく表示することができない。むしろ、サーバーサイドに基本的な機能をおき、利用者はブラウザでその機能を利用すると言う解に注目したというべきだろう。
(*):スラッシュドット・ジャパンの紹介記事
ティム・バーナーズ=リーのブログ(英文)は、
So I have a blog
というものだ。ここで注目したのは次の一節である。(下手な訳ですみません。)
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In 1989 one of the main objectives of the WWW was to be a space for sharing information. It seemed evident that it should be a space in which anyone could be creative, to which anyone could contribute. The first browser was actually a browser/editor, which allowed one to edit any page, and save it back to the web if one had access rights.
1989年におけるWWWの主な目的の一つは、情報を共有するスペースとなることであった。誰もが創造的であり、貢献しうる空間たるべきことは明白だった。最初のブラウザは、実際にブラウザ兼エディタであり、どんなページでも編集が許され、またアクセス権限があるならば、それを保存することもできた。
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ブラウザ戦争(*3)を経て利用者が手にしたものは、閲覧するだけのブラウザの進化だった。ホームページエディタでページを作成し、FTPツールでサーバに転送し、それをブラウザで閲覧する。一つ一つのツールの機能は進化し高度になった。だが、WWW創始者の目はもっと高いところにあったのだ。
(*3):ウェブブラウザ小史
書き込みや編集もできたWWWブラウザ兼エディタ。FTPなどを意識しなくとも、利用することができたネットワーク・アプリケーション。この方向性は、HomepageBuilder や Netscape Communicator などとベクトルは共通だろう。だが、方向は 編集機能を持たない InternetExplorer によって決定づけられてしまった。
その後、閲覧するだけでなく情報を共有する試みは Wiki や SNS あるいは Weblog など様々な形で探られてきたと言って良い。WWW創始者がブログを始めたからと言って、現在のブログが十全なものだという意味ではなかろう。事実、このgooブログでは、LaTeXソースさえ、エスケープ文字が使えないために正しく表示することができない。むしろ、サーバーサイドに基本的な機能をおき、利用者はブラウザでその機能を利用すると言う解に注目したというべきだろう。