電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

庄司紗矢香さんのブラームスVn協奏曲を聞く

2005年12月24日 20時44分59秒 | -協奏曲
クリスマス・イブの夜、あたたかい室内で先日録画したビデオを楽しんだ。今日は前半だけ。アラン・ギルバート指揮北ドイツ放送交響楽団、2005年12月11日の演奏会である。前半は子供向けの小品をいくつか。後半は庄司紗矢香さんのヴァイオリンソロで、ブラームスのヴァイオリン協奏曲だった。インタビューの様子を見ると、22歳のお嬢さんらしからぬ緊張ぶりだったが、ステージでの演奏はひたむきで堂々たるものだ。
北ドイツ放送交響楽団、ブラームスの冒頭から中低音が豊かで、思わず引き込まれる。第1楽章、庄司紗矢香さんのコバルトブルーのドレスが右に左に揺れ、全身を使った演奏表現。思いきりのいい重音がピタリと決まる。やや口を半開きにして、ブラームスの満たされない思いをいっぱいにぶつけるように、弾ききった弓を高くあげてにっこりする。うわー、かっこいい!
大好きな第2楽章、はじめの木管楽器の奏でる調べに、思わずうっとり。そこからゆるやかにヴァイオリンが歌い出し、オーケストラとゆったりと優しく対話します。
見せ場の第3楽章、テンポはややゆっくりめでしょうか、ひたむきに技巧を駆使して、流れは軽快というわけにはいきませんが、音楽は大きく豊かです。
演奏家の体は小柄だが、精神的スタミナはたっぷり、表現は大きい。お母さんが日本人だという指揮者のアラン・ギルバートも、ソリストとオーケストラと互いに触発されて、振幅の大きな充実した演奏でした。
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除雪機を購入していて良かった!

2005年12月24日 10時24分24秒 | 週末農業・定年農業
12月の大雪は、2000年以来か。家族総出で除雪に追われたが、人力では限界があると感じた。あれにすっかり懲りて、翌年第一優先で除雪機を買った。45万円。現在四回目のシーズンに入っており、今年のような大雪には本当に助かる。
除雪機は季節商品なので、夏のうちに見込で製造して流通に回す。販売店も、夏から秋にかけて見込で発注しておく。したがって、大雪になってからだと現物が手に入りにくい。2000年の大雪の際も、除雪機を購入しようとしたが、どこの販売店でも「モノがありません」と断られた。今年は暖冬の予想だったので、たぶんメーカー側も除雪機の製造台数は少ないのではないか。
除雪機のメーカーはヤマハやホンダなどが有名だが、我が家の除雪機はシバウラ製。エンジンはホンダのものを使っているようだ。道路から裏の畑まで、きれいに除雪しておくと、日常生活が本当に助かる。同じ単機能機でも、田植え機や稲刈り機よりも生活への貢献度ははるかに大きい。
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