電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

私家版「私の好きな曲」

2007年03月13日 06時32分43秒 | クラシック音楽
吉田秀和氏に『私の好きな曲』という立派な著作があります。この向こうを張って、私家版『私の好きな曲』に挑戦してみました。ただし、氏とちがって、曲についての解説をつけるような能力も見識もありませんので、単純にリストアップするだけにとどめたいと思います。基準は、作曲家1人について、1曲だけを選ぶこととします。

J.S.バッハ、ブランデンブルグ協奏曲、全6曲。
ハイドン、弦楽四重奏曲「ひばり」
モーツァルト、クラリネット協奏曲
ベートーヴェン、ピアノ協奏曲第1番
シューベルト、交響曲第9番「グレート」
メンデルスゾーン、無言歌集
R.シューマン、「謝肉祭」
ショパン、「練習曲」
ブラームス、ヴァイオリン協奏曲
スメタナ、「わが祖国」
ドヴォルザーク、チェロ協奏曲
ヴェルディ、歌劇「ドン・カルロ」
プッチーニ、歌劇「ボエーム」
チャイコフスキー、交響曲第4番
ボロディン、弦楽四重奏曲第2番
R.シュトラウス、「ドン・キホーテ」
マーラー、交響曲第4番
ラヴェル、弦楽四重奏曲
ガーシュイン、「パリのアメリカ人」
プロコフィエフ、ピアノ協奏曲第3番
バルトーク、管弦楽のための協奏曲

こんな感じでしょうか。

ヴェルディとプッチーニ、R.シュトラウスは、もうこれ以外に考えられない選択です。モーツァルト、シューベルト、ブラームスは、ちょっとだけ迷いましたが、一番好きな曲ということで、比較的すんなりと決定。

最後まで迷ったのは、ベートーヴェンとシューマン。ベートーヴェンは、ピアノソナタにしようか、「英雄」にしようかと、最後まで迷い、若々しくさっそうとしたピアノ協奏曲第1番が、なんだか漁夫の利を得た形。R.シューマンは、交響曲第3番「ライン」にしようか、歌曲集「詩人の恋」にしようか、それともピアノ協奏曲にしようかと、これも迷いに迷い、結局は一番聴く回数の多いものを選びました。

欠落している人もいますが、(例:ワーグナーなど)、あまりたびたび聴く訳ではないので、リストからは落としてあります。二番目に好きな曲、なんていうリストには、マーラーの第9番とか、ブルックナーの第7番とか、ワーグナーの「タンホイザー」とか、入ってくるかもしれない。

う~む。吉田秀和氏は「価値ある音楽が好き」という路線ですが、私の場合は基本的に「明快かつ情感も豊かな」音楽が好きみたい。こうして見ると、「毒のある音楽」にあまり手が伸びないのは理解できる、と自分で納得いたしました(^_^;)>poripori
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