今読んでいる、デヴィッド・ヴァイス、マーク・マルシード著、田村理香訳、『Google誕生~ガレージで生まれたサーチ・モンスター』(イーストプレス)の続きです。
第9章、操縦士エリック・シュミットの参画
サン・マイクロシステムズでJAVAの開発を指揮した経歴を持つ、コンピュータ・サイエンティストでもあるエリック・シュミットがCEO(Chief Exective Officer)として加わり、Googleの三頭体制が成立しました。
第10章、AOLとの提携
当時、確かに「ポータルサイトを制するものがインターネットを制する」と言われておりました。Googleはインターネット接続の大手プロバイダAOL(America On Line)と提携しますが、検索結果が広告の有無によって影響を受けることを排除する原則を守ります。これは、アカデミズムではごく普通の、慣れ親しんだ精神でしょう。
第11章、グーグル経済圏
アスクジープスがGoogleと提携して再起します。広告機能を利用したのですね。
第12章、20パーセント・タイム・ルール
Googleには、大学の教授達が持っているような慣習がルール化されていたそうです。ソフトウェアのエンジニアは、どんなことでもいいから、自分が興味を持ったプロジェクトに、少なくとも勤務時間の20%を、もしくは一週間のうち一日を費すべし、という規則です。ボスのためではなく、自分自身が熱意を持っていることのために使う。先例は3Mが15%ルールでポストイットを生み出した例があるとのこと。
9.11がグーグル・ニュースを生みました。当初(2001-2)はストーリーランクに関する個人プロジェクトでしたが、エリック・シュミットにも認められ、正式にお金とスタッフがつきます。
第13章、全世界に広がるグーグル
使用可能言語は100近く。Googleの翻訳サービスを利用する人も多いとのこと。しかし、プライバシーの問題がありました。
第14章、Gメール
1GBの容量を持ち、時が経過しても消されないWEBメール。ただし右側にキーワードに関連した広告がつく。これもテキストマイニング技術です。問題は、メールはプライバシーに関わる問題だったこと。メールをスキャンすること自体が問題なのです。メールにおけるプライバシーとは、葉書き程度のものだ、という指摘は重要です。検索サービスとメールサービスを同じにするのは問題がある、と考える人は多いでしょう。
第15章、ポルノ・クッキー・ガイ
Googleの広告基準に関しての章。認めない広告と言うものもあるのですね。検索結果からポルノサイトを排除する努力と広告の基準に、ややアンバランスがあったのでしょう。
第16章、ウォール街を震撼させる株式公開
第17章、そしてついに株式公開
類例のない決算報告をひっさげた、挑戦的な株式公開が行われます。
第18章、グーグルは腹ペコだ!
これはいい話です。シェフのチャーリー・エアーズがやった仕事について。

iGoogleでパーソナライズの動きが加速しているGoogle、技術的には、ページランクとテキスト・マイニングが根幹なのですね。利用者側の認識が必要だと感じます。
第9章、操縦士エリック・シュミットの参画
サン・マイクロシステムズでJAVAの開発を指揮した経歴を持つ、コンピュータ・サイエンティストでもあるエリック・シュミットがCEO(Chief Exective Officer)として加わり、Googleの三頭体制が成立しました。
第10章、AOLとの提携
当時、確かに「ポータルサイトを制するものがインターネットを制する」と言われておりました。Googleはインターネット接続の大手プロバイダAOL(America On Line)と提携しますが、検索結果が広告の有無によって影響を受けることを排除する原則を守ります。これは、アカデミズムではごく普通の、慣れ親しんだ精神でしょう。
第11章、グーグル経済圏
アスクジープスがGoogleと提携して再起します。広告機能を利用したのですね。
第12章、20パーセント・タイム・ルール
Googleには、大学の教授達が持っているような慣習がルール化されていたそうです。ソフトウェアのエンジニアは、どんなことでもいいから、自分が興味を持ったプロジェクトに、少なくとも勤務時間の20%を、もしくは一週間のうち一日を費すべし、という規則です。ボスのためではなく、自分自身が熱意を持っていることのために使う。先例は3Mが15%ルールでポストイットを生み出した例があるとのこと。
9.11がグーグル・ニュースを生みました。当初(2001-2)はストーリーランクに関する個人プロジェクトでしたが、エリック・シュミットにも認められ、正式にお金とスタッフがつきます。
第13章、全世界に広がるグーグル
使用可能言語は100近く。Googleの翻訳サービスを利用する人も多いとのこと。しかし、プライバシーの問題がありました。
第14章、Gメール
1GBの容量を持ち、時が経過しても消されないWEBメール。ただし右側にキーワードに関連した広告がつく。これもテキストマイニング技術です。問題は、メールはプライバシーに関わる問題だったこと。メールをスキャンすること自体が問題なのです。メールにおけるプライバシーとは、葉書き程度のものだ、という指摘は重要です。検索サービスとメールサービスを同じにするのは問題がある、と考える人は多いでしょう。
第15章、ポルノ・クッキー・ガイ
Googleの広告基準に関しての章。認めない広告と言うものもあるのですね。検索結果からポルノサイトを排除する努力と広告の基準に、ややアンバランスがあったのでしょう。
第16章、ウォール街を震撼させる株式公開
第17章、そしてついに株式公開
類例のない決算報告をひっさげた、挑戦的な株式公開が行われます。
第18章、グーグルは腹ペコだ!
これはいい話です。シェフのチャーリー・エアーズがやった仕事について。

iGoogleでパーソナライズの動きが加速しているGoogle、技術的には、ページランクとテキスト・マイニングが根幹なのですね。利用者側の認識が必要だと感じます。