ある日本人女性が、日系オーストリア人の男性と結婚したそうです。何度目かの結婚記念日にケーキを焼こうとした若い奥さんが、誤ってお気に入りのガラス製ケーキ型を取り落とし、割ってしまったとか。大爆発(?!)する奥さんに、若い夫がとっさに言った言葉が、ドイツ語で
"Scherben bringen Glueck" (破片は幸せを導く)
だったそうです。
いい言葉です。子供に限らず、人はパニックに陥ることがあります。そのときにかけた不用意な言葉のおかげで、時として長くうらまれたりすることさえあるほどです。ガラスを壊したときに発する、ドイツ語に伝わる古い言い回しには、昔の人々の智恵が感じられます。
そういえば、古来日本でも言っていました。子供が転んで泣きだしたとき、
"痛いの、痛いの、飛んでけ~"
と歌うように言うあれも、実はパニックに陥った子供にかける魔法の言葉の一種なのでしょう。ある種の言葉の、不思議な力です。
"Scherben bringen Glueck" (破片は幸せを導く)
だったそうです。
いい言葉です。子供に限らず、人はパニックに陥ることがあります。そのときにかけた不用意な言葉のおかげで、時として長くうらまれたりすることさえあるほどです。ガラスを壊したときに発する、ドイツ語に伝わる古い言い回しには、昔の人々の智恵が感じられます。
そういえば、古来日本でも言っていました。子供が転んで泣きだしたとき、
"痛いの、痛いの、飛んでけ~"
と歌うように言うあれも、実はパニックに陥った子供にかける魔法の言葉の一種なのでしょう。ある種の言葉の、不思議な力です。