新潮文庫で、諸田玲子著『蛍の行方~お鳥見女房(2)」を読みました。前作からほぼ1ヶ月の間をおいて(*)の読了です。
ひたすら実直に、平穏無事に過ごして来た夫が、前作で、秘密の任務を帯びて沼津藩に潜入してから、ほぼ一年半が過ぎます。探索に出た次男と、居候の巨漢・源太夫の消息も途絶えがちです。前半はいたって日常的な風景が展開されますが、後半はぐっと大きな動きがあります。なんと、源太夫のことが心配で、多津さんまでが沼津へ。まあ、彼女はいざとなれば強いですので、心配はないのでしょうが、みなさんの現地主義は心強い限りです。父を守って切り結ぶ次男坊君、なかなかの勇姿です。それにしても、心に傷を負った夫君には、この先、どのような運命が待っているのか。続く第三作は心理的な展開と見ましたがいかに。
それにしても、夫君の筆跡の紙は、誰が投げ入れたのでしょう?いまだにわかりません。写真は、山全体を借景にした、某所・某家のお庭です。なかなか迫力です。
(*):諸田玲子『お鳥見女房』を読む
ひたすら実直に、平穏無事に過ごして来た夫が、前作で、秘密の任務を帯びて沼津藩に潜入してから、ほぼ一年半が過ぎます。探索に出た次男と、居候の巨漢・源太夫の消息も途絶えがちです。前半はいたって日常的な風景が展開されますが、後半はぐっと大きな動きがあります。なんと、源太夫のことが心配で、多津さんまでが沼津へ。まあ、彼女はいざとなれば強いですので、心配はないのでしょうが、みなさんの現地主義は心強い限りです。父を守って切り結ぶ次男坊君、なかなかの勇姿です。それにしても、心に傷を負った夫君には、この先、どのような運命が待っているのか。続く第三作は心理的な展開と見ましたがいかに。
それにしても、夫君の筆跡の紙は、誰が投げ入れたのでしょう?いまだにわかりません。写真は、山全体を借景にした、某所・某家のお庭です。なかなか迫力です。
(*):諸田玲子『お鳥見女房』を読む